昨日、排水溝が詰まりまして、
開通させるべく、汗だくで必死に頑張る、
我が家のおじさんの後ろで、
ついうっかり、鼻をほじってボーっとしているのを、
おじさんに見つかってしまいました。
おはようございます。
年々、緊張感を失ってきたなぁと思っていた矢先、
私は、掛かってきた1本の電話により、震えるほど緊張した。
「おかっぱちゃん、元気に頑張っていますか?
久し振りに、一緒にご飯でも行きませんか?」
その声の主とは、
離婚後、独りでコンクリートジャングルで彷徨っていた私を、
当時バイトとして雇ってくれた社長であり、
いわば、恩人なのだ。
年中多忙にも関わらず、
いつも上質なスーツをパシッと着こなし、
立ち振る舞いは、どこまでも紳士な恩人。
その恩人と、久しぶりに都会で再会する事となった私は、
ものすごく焦ったんだ。
恩人に恥をかかせてはいかん。
精一杯、身なりを整えなければと思うと、
身が引き締まった。
なのに私は、約束の当日までなんの準備もしていなかった。
いつにも増して、ぼーっとしていた。
そうこうして、ついに当日。
ノープランの私は、
咄嗟にホットカーラーを髪に巻いた。
10年以上前に、薬局のポイントで貰ったホットカーラーセットを
多分、初めて使ってみたんだ。
頭に沢山のカーラーを付けた私は、
服を入念に選び、必要以上に化粧を施した。
その頃には、もうとっくにタイムリミットを迎えていた。
焦って、カーラーをむしり取り、
最終チェックとして鏡を見た。
一瞬にして、すべてが無となった・・・
マジか!
ウソだろ?
とにかく、焦って、なんとかしようと思っても、
こうなるし、
遅刻なんてできんし、
急いで3枚撮影して、家を飛び出したんだ。
お洒落で紳士な恩人は、正直な人でもあった。
再会し、恩人は開口一番こう言った。
「おかっぱちゃん・・・なんか・・・すごいね。」
すごいでしょ?ねっすごいでしょ?
だから、もう放っておいてください。
そう心の中で叫ぶ私を、
恩人は、とっても洒落たお店へと
連れて行ってくれたのでした。
きくさん、おばちゃん疲れたよ。
もう立ち直れないよ。
きく:「はぁ~い カーラー・メス豚さん!」
せめて、こんな私を慰めておくれよ、きくさん。
きく:「あれは ないわぁ。ひっひっひっひ」
笑うな~~!!
そんな私も、今年になり、今のところ一番笑えたのは、
「おかっぱ、ホットカーラー大失敗の巻」である。