うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

レイディオの音が流れる中、小さなベッドで

2016年10月09日 | 日記

今日は、朝から土砂降りで、

テレビの音さえ、かき消されてしまう。

 

おはようございます。

でも、そんな時こそレイディオだろ?

先日、私は、とある店のポイントを使って、

シンプルなレイディオを貰った。

なんと、CDも聴けるという、優れものだ。

しかも、乾電池で動く。コードフリーだ。

 

ラジオ番組を聴くのは、本当に久しぶりで、なんだか学生気分な私は、

胸をときめかせながら、ダイアルを回してチャンネルを合わせてみる。

 

まずは、FMを。

ジジジジー

ザザザザー

ガサゴソー

 

気を取り直して、AMだ。

ジジジジー

ザザザザー

ガサゴソー

 

うん、全然聴けない。

どうしよう・・・どうしてだろう・・・

しばし考えて、思い出したのだ。

数年前、近くの線路が高架になって以来、

とかく電波障害が起こるようになった、このマンション。

時には、携帯電話すら圏外になった事もある。

レイディオの電波もか?

このご時世で?

 

とはいえ、悩んでいても仕方がない。

とにかく、このレイディオを無駄にする訳にはいかないのだ。

ポイントで貰える商品は、無数にあったんだ。

米とか、美顔器とか、

フライパンだってあったんだ、ティファールの。

我が家のフライパンなんて、お焦げ製造器と化していて、

そろそろ買い替えなければと思っていたのだ。

そんな時、ポイントで貰えばいいじゃんと閃いた。

このポイント数なら、ティファールのが貰えるじゃんと。

なのに、私は、その貴重なポイントをすべて使って、

レイディオを貰ったのだ、なぜだか。

だから、だから、

だから私は、どうやってでも、このレイディオから流れる

ラジオ番組を聴いて充実感を味わわなければならないのだ。

 

そう決意した私は、祈りながら部屋中を彷徨った。

レイディオのダイヤルを回しながら。

お願い、電波をキャッチして、お願い神様!

 

どれ程の時を、彷徨っただろうか。

そんな混沌とした時を超えて、ついに来た、電波来た。

ここ!ここ来てる!

この窓際で、唯一、雑音無くクリアーに聴けた番組。その名も、

NHK名古屋第2放送「音の風景・上海の街の音」というアナウンス。

ひたすら道路を車が走っているのかな?

ずっと、こうなのかな?

 

次に「音の風景・黄河」というアナウンス。

流れてるね、川が流れてるね。

 

次に・・・もういい!

 

そんな我が家、新しく購入したネコ用ベットは、大活躍だ。

うんこ「そこ、どいてよ」

 

うんこ「ぶつぞ」

もう、ぶってるよ。やめたまえ。

 

別の日

おたま「それは、オラのだぞ」

やめたまえ、君達。

 

無理くり、シェアすることにしたのかい?

 

おたま、お前、咬んでるよな。やめたまえ。

 

もう、やめたまえ。

見苦しいぞ!


覚書

2016年10月09日 | 真面目な日記

いつも通る道沿いには、

大きなお屋敷があり、その庭には、沢山の木々が根付いていた。

この木々は、ずっと、その土地で生きてきた。

鳥達は集い、その中のいくつかの木には、花や実が生った。

私には、植物の名前など一つも分からないが、

この木々が生きているという事は感じていた。

 

ある日、お屋敷は、大きな重機によって、あっという間に取り壊された。

その翌日、その木々も根こそぎ掘り起こされて、がれきと共に捨てられた。

 

植物は、痛みを感じないそうだが、本当だろうか。

そう疑いながら、様子を見ていた私の中の、

どこかは分からない深い部分が、痛くなって、動けなくなった。

 

捨てられていく木々を見ていたら、

私が、虫を踏みながら、歩いてきた事、

私が、草の根を抜き、暮らしてきた事、

私が、沢山の命を頂いて、生きてきた事、

そんな事をいくつか、思い出した。

 

そうしていたら、段々と重くなってきた。

この身体が、まるで地面に根が生えたように重くなってきたんだ。