母さん。
母さん?
ねぇ、母さん。
おはようございます。
最近、片目だけが充血していた母さんだが、
眼科に診てもらったらしい。
今年で、たしか、79歳くらいになるだろうか、たぶん。
何が起こってもおかしくない年齢だが、
今でも病院にだって、自分で車を運転して行く。
元気なのは、有難いのだが・・・
「眼の検査したらよ、視力1以上あったんや」
すげーな!
「この充血もよ、心配いらんらしいぞ」
そっか、良かったな。
「ところでよ、お前は、白目が無いのは、どうしてじゃ?」
白目が無い訳なかろーが、母さん!
「だって、全然、白目が見えんぞ」
なにを、言ってんだい、母さんったら!
んな訳なかろーが、んな訳・・・
ほんとやーん!
眼が細いからやーん!
お前は、万が一、充血しても気づかんなって
指さして笑うのやめて、母さん!!
そんな、細い目の娘を生み出した母さんは、
まだ続々と、編み物作品を生み出している。
冬から続いている、母さんの「編み物フィーバー」によって、
我が家は、母さんのニット作品だらけなんだ。
寒い冬、炬燵に転がる時に
うってつけのマットを編んでくれた母さんが、
先日、夏用にと、またマットを編んでくれた。
それが、またことのほか温かいもんだから、
ようやく炬燵だけでもしまう決意が出来たんだ。
母さんのおかげだ。
よねさんや。
君の巣イコール炬燵を、片付けていいかい?
母さんのマットに座っているだけで、ことのほか温かいんだ。
さらに炬燵布団が目の前にあるのが、きついんだ。
いいかい?
よね「いいよ~」
いいのかい?
よね「いいよ~」
そうかい、いいのかい?
よね「にっ!」
ありがとうな。
という訳で、ようやく炬燵布団が片付きました。
おたま「ばーちゃの匂いがするぞ~」