うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

メインクーンとメイクイーン

2018年08月28日 | うめの事

この前の日曜日だったかな。

動物番組が再放送されていた。

メインクーンという、猫種の特集だったんだ。

 

おはようございます。

このブログのタイトルでもある、うめは、そのメインクーンだった。

今から20年ほど前に出会った事になるのだろうか。

メインクーンのうめと暮らすようになって以来、

おかげさまで、ジャガイモの品種であるメイクイーンという言葉が、

言えなくなった。

スーパーに並ぶメイクイーンは、

どうやってもメインクーンとしか発音できなくなったのだ。

今でもだ!

もちろん、これを書いている、この今も、一度ではメイクイーンと表記できない。

いったんメインクーンと打ち間違えてから

メイクイーンと打ち直しながら書き進めている次第です。

いかがですか?

そろそろ、皆さんも、ごちゃごちゃになってきたでしょう?

 

番組では、メインクーンの魅力を余すところ無く放送されていて、

はじめは笑いながら観ていたはずが、いつの間にか、涙が流れていた。

私は、まだ、うめが恋しいのだと気付いた。

 

うめは、メインクーンにしては小柄だったが、心は大きな猫だった。

生前、うめが迎え入れた猫は、保護猫を加えて、8匹だ。

うめは、どの猫も例外なく、歓迎し世話をしてくれた。

そして、来客に対しても、どんな人にも人見知りなく迎え入れてくれたものだ。

特に、若い男は大好きだった。

さらに、イケメンとなると、目の色が変わった。

ちなみに、我が家のおじさんには、冷静だった。

 

そんな猫だったから、我が家の猫達は、

みんな、うめが大好きだった。

猫嫌いなきくも、うめへの信頼は並ではなかったし、

まだ眼も見えない乳飲み子で保護された、うんこに至っては、

人の私と、猫のうめが、うんこにとっては母さんだった。

 

うめが腎不全を患い、闘病の最中でも、

うんこは、うめに甘えていた。

うめは、自身の体調が思わしくなかっただろう時でも、

うんこが頭を擦り付けてくれば、必ず舐めてやっていた。

 

しかし、うめの最期が、いよいよ近付いてきた数日間、

うめは、もう何も分からなくなっていた。

ただウロウロと徘徊するばかりで、その眼には意思が無くなっていた。

うんこは、ただ猛進してくる、うめに、酷く怯え威嚇をした。

私が知る限り、うんこがうめに威嚇をしたのは、あの時が初めてだった。

うんこは、酷く混乱し戸惑い、あれ以来、二度とうめに近づくことは無くなった。

 

今、我が家は、よねが闘病をしている。

去年までは、きくの事で何かと、うんこは後回しだった。

当のうんこは、最近、やきもちを焼くようになり、

よねと私の間に入っては、ドスンと座る事が多い。

「うんこ、今よねのご飯食べさせてるだろ?退いて」と言うと、

なんと、私にシャーっと威嚇をしてみせるのだ。

それでも、ムスッとした顔で座り続ける。

 

うめが居た頃は、うんこはやきもちなんて焼かなかった。

私が子猫の世話をしていようと、きくにばかり気を取られていようと、

テレビ観て屁をこいていようと、

うんこはやきもちなんて焼いたことはなかったんだ。

ごめんな、うんこ。

 

私だけ、恋しい恋しいって、泣いてる場合じゃないな。

かあさんはさ・・・うんこ?

うんこ?

 

聞いてるの?うんこ?

まあ、いいっか!

 

うんこの記憶の中には、今も、

うめさんが、強くて優しい母さんであり続けていて欲しい。

それだけだ。

という話でした。