自分なんて、
どうなったっていい。
そんな風に思った事は、きっと一度も無い。
おはようございます。
良いも悪いも、そう思った事はない気がする。
私なんて滅茶苦茶になってしまえという寸前で、
私の事はいいからあなただけでも、という寸前で、
私は踏みとどまってきた気がする。
中途半端だ。
私なんてという振りをして、
私の事よりもという顔をして、
本当は、自分の事ばかりを考えているという事だ。
自分を捨てる事は出来はしない。
ただ、瞬間的に、私は自分を捨てる事が出来るような気がする。
一瞬にして湧きあがる、熱い衝動。
私は、それを愛と呼んでいる。
そして、その湧きあがる衝動が無くならない限り、
私は、私を捨てる事はできないのだ。
あやは、我が家の太陽であり、台風だ。
エナジーが半端ない。
ただ、残念なことにフリーエネルギーではない。
すごい食べる。
毎朝、うるさいくらい鳴くから、
「うるせーなぁ」と言いながら、腹を揉んでやる。
揉んでるうちは、鳴かないのだが、その代わりに、
あやは嬉しくなると興奮して、尻の臭腺から匂いを発する。
あやの朝は、うるさいか臭いかの繰り返しだ。
そしてそれは、夜もだ。
幸せそうに微笑んでいる私を思い浮かべないで欲しい。
無の表情で、それらを行っている。
いやもはや、自分を捨てた表情でといっても過言ではない。
しかし、それは愛ではない。
諦めだ。
私は、何度か猫を拾った経験があるが、
その時は、衝動的に手を伸ばした。
川に落ちていた、あやの時も、衝動的に飛び込んだ。
浅かったけど。
掴んで顔を見た時、「変な顔だなぁ」と残念に思った。
白黒のカマキリみたいだったから。
残念な感じの子猫だったから、私が飼う事にしたのだ。
湧きあがる衝動と、捨てられない自分の意思が、
あやとの暮らしに繋がっているという訳だ。
だったら、仕方ないなぁ。
やるか!
あや「つーかまーえたー」
おい、おたま!
お前も衝動的にやってみろ!
こういう時も、熱い衝動が湧きあがるんだわ~。