私の目は、細い。
そして、小さい。
おはようございます。
目頭と目尻を切開しようったって、
そもそも眼窩の穴が現状で、目一杯なんだ。
それに比べ、ほくろたれ蔵の目は大きい。
きっと眼窩も大きいんだ。
人間の私より、大きいと思うんだ。
そんな、たれ蔵は、誰とも仲良くしたい平和主義者だ。
しかし、おたまとあやに避けられる。
この原因は、うんこと似ている気がする。
早い時期から人間に育てられると、
どうしても、猫としてのお作法が身に付かない。
我が家のように多頭の中で育っても、
子猫のお手本は、やっぱり母親になるのだろう。
母親が人間だと、それを手本に、人間みたいな猫になる。
相手との距離や、視線が他の猫とは違うんだ。
たれ蔵は、誰とも距離を取らない。
近いんだ。
そして、ずっと相手の目を見てしまう。
これは、猫にとっては不作法だ。
もちろん、個体差はあると思う。
だって、のん太は、お作法が出来ているんだもん。
親(私)に従順ではなかったことが、功を奏したという訳か?
たれ蔵は、主に私とうんこに見守られて育った。
人間と人間みたいな猫を手本にしちゃったんだ。
素直な子だしね。
あんな大きな瞳で、じーっと見つめられたら、
母ちゃんは、メロメロだ。
しかし、おたまやあやは、
「なんだよぉ!喧嘩売ってんのか?」となる。
たれ蔵は、そんな様子に
「どうしたの?大丈夫?」と、さらに近付こうとする。
そんなことをしたら、もれなく「シャーー」って言われちゃうんだ。
そこで、トレーニングだ。
たれ蔵!っと呼んで、ゆっくり瞬きをしてみせる。
何度も何度も、繰り返す。
これは、うんこともやっていた。
ただ・・・ただですよ。
母の目が細くて小さいから、伝わりにくい。
瞼を思いっきり、両脇ちぎれそうになるくらい見開いて、
いーってなるくらい、閉じる。
眼輪筋のトレーニングにすり替わっている訳だ。
目の奥が、痛いです!
さて、出来るようになったかな?
たれ蔵!
た~れちゃん!
うん、出来ているんです。
目を閉じちゃうと、なんも見えねぇけども。
では、実践!
たれ蔵、ずっと見ちゃってるじゃん?
まだまだ、これからだな。
大丈夫、そろそろ、おたまもあやも、
そんなお前に、慣れてきてるからさ~