最近、
おじさんの帰りが遅いのだ。
おはようございます。
異動した人の仕事を引き継いだらしく、
それに手こずっていて、遅くなるらしい。
そりゃ、大変だな~と思いつつ、
私は毎晩、ご飯を作って、待っているんだ。
寝ながら・・・。
真面目に待ってる、電気も消してすっかり熟睡状態で。
「帰ったら、起こしてね」というラインを送って。
すると、厄介なことが、ほぼ毎晩起こるらしい。
「ただいま。おかっぱちゃん、帰りましたよ」
と、おじさんは約束通り、私を起こすのだが、
子供の頃から、寝言寝相、寝ぼけが酷い私は、
がばっと上体を起こし、言い放ったらしい。
「今ねぇ、やしきたかじんと呑んでるの。」
この日、おじさんは咄嗟に、「あかん」と思い、
起き上がった私の両肩を抑えて、炬燵に沈めたらしい。
「寝てください。寝てください。」と唱えながら祈るように。
また、別の日は、
私は炬燵にすっぽり入って横たわったまま、
「片足が、ヒヤッとする。あのね、超常現象。これ、超常現象。
片足の先っちょがヒヤッとする。これね、超常現象。」
と、延々訴えていたらしい。
その際、おじさんは、すかさず
炬燵からちょろっと出ていた、片足の先っちょを炬燵にそっと納め、
「寝てください。寝てください。」と、やはり祈るように唱えたとのことだ。
そりゃ、大変だな~・・・
うんこさんも、
毎晩、私の代わりにおじさんのお出迎え、大変だな。
おじさんは言う。
「うんこさんも、毎晩、寝て待っていてくれてますよ」
「いびきをかいて、寝ています」
そりゃ、大変だな~