うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

あやの日

2024年07月08日 | あやの事

今朝のパソコンは、

凄まじく動きが遅いけれど、

あやは今朝も、素晴らしく早い!

 

おはようございます。

昨日は七夕だったけれど、

我が家にとって昨日は、あやの日イブだ。

7月8日は、あやが我が家にやってきた日だ。

 

12年前の7月7日の夜、

お転婆な織姫が七夕にはしゃいで、天の川に落ちてしまった。

その翌朝、私は織姫を川から拾った。

我が家の織姫は、彦星と会うために天の川を渡ろうとしたのではなく、

母親を追い掛けていて、ついうっかり川に落ちてしまったのだろう。

寸でのところで命拾いした織姫は、それでも一向に嬉しそうにはしなかった。

しょんぼりした小さな織姫だった。

私は、

「体が弱っているのかもしれない。

早く名前を付けて、この世に命の根っこを生やしてやりたい。」

と思い、

「織姫だから、オリコでいいな」

と名付けようとしたところ、我が家のおじさんが、

「アヤメのように美しい子になるように、あやにしましょう。」

と名付けた。

その夜、あやは生き別れたままの母親と再会することが叶った。

「川の付近で母猫があやを探してる。

そうだ、会わせてやろう。元気になるかもしれないから。」

私は、あやを抱いて外へ出た。

野良猫の母猫は、私に驚いて逃げようとしたが、

あやを見つけて立ち止まった。

それを見て、私はあやを地面に置いてやった。

すると、しょんぼりしていたあやは、

離した瞬間、勢いよく母猫に駆け寄った。

母親もまた、駆け寄るあやの体を瞬間的に舐めまわしている。

「ああ、そうか。やっぱり母猫がいいよな。」

そのまま、母猫が連れて行ってしまうだろうと思いきや、

母猫はあやを置いて、まるで瞬間移動したかのごとく消えてしまった。

ポツンと立ち尽くす、小さなあやの後ろ姿を、私は今も鮮明に覚えている。

 

そして、それ以上に強烈に覚えているのが、

再び連れ帰った時のあやだ。

まるで猫が変わったように元気になったあやは、

家中の猫らを蹴散らかしながら、

「あたし、あやってーの。そこ退いて!」

と鳴いて、勝手に皿からご飯を食べ、

「ちょっと、そこの大きいの、退きなさいよ!」

と鳴きながら、勝手に猫トイレで用を足し、

我が家のボス猫の玉座に乗って、

「あたし、あやってーの。どんなもんだい!」

と鳴いて、にやりと笑った。

その時から、静かだった我が家が激変したのだった。

これが、あや生後2か月の初めましての物語だ。

あの時、母猫は、

あやが元気になる魔法を掛けてくれたのかもしれない。

その母の魔法は、今もあやを守っているに違いない。

 

その後、あやは誰とも上手く付き合える、

素晴らしく元気で、素晴らしく素直なまま成長していった。

ボス猫うめさんが寝てるのに、チョッカイを掛け・・・

 

うめとよねの憩いの時間を打ち破る寸前の緊張感を作り・・・

 

我が家の武闘派きくとのも、無邪気に遊ぼうとチョッカイを掛けまくり・・・

 

そのくせ、1.5センチ以上の虫が出ると

うんこの影に隠れ・・・

 

大体いつも、こんな感じだった。

 

夜にひっそり輝く織姫どころか、

あやは、我が家のギラギラの太陽だ。

これからも、元気でいておくれ。

あやさん、聞いてる?

 

あや「獲ったど。おばちゃん、またやって!」

おばちゃん、もう腕がもげそうだけど、まだやるの?

 

おたま「あや姉、それ、おらにくれだ?」

 

あや「やだ!」

 

あやったら・・・

なんという、あやらしい顔だい?!