うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

折れそうになった、バカな私

2024年07月06日 | マアコのこと

やっとこさ、

辿り着いた、土曜日!

 

おはようございます。

とはいえ、今日も若干忙しい。

なんなら、明日もちょこっと忙しい。

それでも、平日と比べれば、心の余裕に雲泥の差を感じる。

私は、良い意味で言えば、今、

「余裕のよっちゃんだぜ」と思うと、

そこに辿り着くまでの困難を全部忘れてしまう。

言い方を替えれば、バカだ。

 

母の介護は、相変わらず頼りない綱をゆらゆら渡っている道すがらだ。

その合間に、それとは別に難題はやってくる。

 

私の暮らすマンションの自治会は、順番制で回って来るが、

ここ数年はトラブル続きだ。

そもそも管理会社が入っていないから、役員の負担は計り知れない。

築50年を超えるマンションの住人も高齢者が多くなってきて、

自治会は、もはや崩壊寸前だ。

そんな中、

今期、会計を担うこととなったのは、綺麗な鳥を飼う美人さんだ。

このマンションでは若手の部類だが、ある日、

綺麗な鳥を連れて、夜逃げした。

崩壊寸前の自治会を維持させんと、

順番でもないのに、事務局としてほとんどの業務を担う妖怪Hは・・・

あっ、この妖怪Hとは、

「見た目は50代、生きる歴史は500年の不老不死の妖怪。」

と、私が勝手に、こそっと呼んでいる実年齢80代の女性だ。

その妖怪Hから、私に連絡が来た。

「ちょっと聞いてよ、会計逃げちゃったわ。

私の言い方が悪かったのか知らないけど、引っ越すまでして逃げるなんて、

もう私、疲れちゃうわぁ。

そんな訳で、おかっぱちゃん、会計やってくんない?」

私は反射的に、

「はい。もちろんやります!」

と受けてしまった。

相手が妖怪Hでは逆らえない。

「逆らったら、最悪生き血を全部抜かれちゃう・・・」

ちなみに、妖怪Hのエネルギー源は生娘の生き血だが、

悪い人間を懲らしめる時は、その生き血を抜いてドブに捨てるのだ。

と私が勝手に妄想している。

「こんな時に、無駄死にするわけにはいかんのだ。

ママちゃん親子のこともあるし、かずこを置いては行けない。」

 

あっ、そうだ。

ここで皆様にお伝えいたします。

保護された、ぷっちゃんと白黒ちゃんは、

めでたく里親さんが決まりました。

2匹とも、預かりボランティアさんのお家の子になりました。

可愛くって、もう手放す意味が分からなくなった模様です。

本当に、有難い。

 

という訳で、

妖怪Hから、帳簿やら通帳やら資料やらをどさっと受け取った。

「えっと。どれがどれだか、分からんです。」

混乱しながらも、自分の出来ることはやろうと心に決めた、

そのすぐ後、

父さんはろっ骨を折り、その影響でかずこの情緒は大荒れだ。

今年に入り、父が負傷したのは2度目になる。

3月には右肩の腱板断裂を負った。

どちらも、89歳の高齢だからという、加齢の問題じゃないのが問題だ。

酔っぱらって悪態ついて、すっ転んだ。

今回の肋骨骨折も、経緯は同様だ。

「そんなん、自業自得じゃん?」

それでも父は、

怪我を理解できないほど進行している認知症かずこに、

無理な家事を指図したり、痛いからと八つ当たりする始末だ。

私は、もう知らんっと言いたくなった。

 

その反面、

ママちゃん親子のことは、何かしたいのにできない。

「私が、ぐずぐずしてたから・・・」

ママちゃんの子猫は、あっという間に1匹に減っていた。

一番小さなキジトラの子猫だ。

私は闇雲に餌付けを試みていた。

本当に闇雲だ。

バカな私は、ノープランのまま、闇雲だった。

「今、腹が減ってるなら、食べさせなくちゃ」

今が良いならそれでいいという、バカな論理だ。

それでも動かなければ、子猫の命は消える確率が高まる。

そのくせ、子猫の保護には躊躇いがあった。

捕獲機を登場させなければ捕まえられない。

けれど、捕獲機を知り尽くすママちゃんを騙せない。

危険と察知されれば、ママちゃん親子は姿を消してしまう。

そうなれば、さらに子猫の生存確率は下がる。

「ママちゃん親子の助けをしたいのに、何をすれば助けになるのか分かんない。」

そんな中、

餌付けさえ定着させられないまま、子猫の消息が分からなくなった。

 

もうあかん・・・心が折れそうだ。

そんな時、妖怪Hにばったり会った。

「あれ、おかっぱちゃん、この時間、仕事じゃないの?」

父が無理な家事をかずこに強いないよう、出来る限りの家事をするべく、

仕事の合間も縫って通うことにしていた。

私は、妖怪Hの問いかけに、自分で驚くほど大きな声で、

「うちの父さんが肋骨折っちゃって。もうやだ~。」

と妖怪Hに縋りついた。

この際、私の生き血を全部抜いてドブに捨てて欲しかったのだ。

ところが、妖怪Hと一緒にいた人間のお友達から、

「分かる分かる。私も親2人見送るまでは本当に大変だったもん。

分かるよ~。

おかっぱちゃん、体には気を付けて~。」

と背中をバシッと叩かれた。

その日は、会社に戻って仕事を続けていると、

ブログを読んでくれている友人からも励ましのメールが届いた。

 

「あれ?あたしって、幸せ者じゃない?!」

 

どれもこれも、自業自得は父のみならずだ。

私も自分で勝手にやると決めたことに、四苦八苦しているだけだ。

それなのに、猫ボラのSさんや預かりさんに子猫2匹を救ってもらい、

妖怪に生き血をドブに捨てられるどころか、背中に気合を入れてもらい、

友人にも励まされている。

 

「これのどこに、折れる要素があるんだ?」

 

父の肋骨が折れているからって、なんだってーの?

私は、すっかり、何に四苦八苦しているのか分からなくなった。

ああ、バカで良かった!

 

ご心配頂き、誠に申し訳ありません。

ブログは、ぼちぼちと再開しようと思います。

 

君らは、それ苦しくないの?

おたま「余裕のよっちゃんだ!」

 

のん太は?

のん太「余裕ってなんら?」

余裕っぽいけど、暑いよね~。