そもそも、
どうかしてたんだ。
おはようございます。
2024年の始まりは、胡蝶蘭の狂い咲きから始まった。
2月に満開になった。
「こんなの可笑しいよね。」
そう言って笑っていられたのは、序章に過ぎなかった。
春はかずこが大荒れで、初夏はマアコで大慌て。
かずこ、マアコのテレコで、
「もう訳分からん!」
そう言って天を仰ぐ私は、
こんな漢字を発明していた。
そして、こんなんを捕獲していた。
ぷっちゃんと乙女くん。
今は、2匹揃って大家族の一員となり、腕白作業に勤しんでいるらしい。
夏真っ盛りでは、
どんどん腹が大きくなっていくマアコの人馴れに集中していた。
「いや、あんな警戒心の強い子、馴れる訳ないじゃん?」
そう言って諦めようかと思った。
でも本音は、
「馴れちゃったら、捕まえれちゃうじゃん?」だった。
捕まったら堕胎するべきなのか?
私は答えを出さないまま、マアコにじゃんじゃん奮発したご飯を運んでいた。
「元気な子を産むんだよ」
気付けば、私はマアコを応援していた。
「いい頃合いにね、子猫らを私に託してね。
あのね、騙したり無理に奪ったりはしない。絶対。
マアコがいいよっていう子だけ、私に託してね。約束よ。」
「やれやれ、秋か」
そう言って溜息をつく代わりに、
ふわっと、これを拾い上げた。
まめと福。
今は、ライチとなんだっけ?
新たな名前で、2匹とも里親さんのお家で、猫っ可愛がりされているらしい。
続いて、
この、有り得ない可愛さのお茶目ガール達を連れてきた。
もうほんと、有り得ない可愛さだった。
この子らは1か月、我が家で育ち、
今は、猫を飼うために設計されたお家で、何不自由なく幸せに暮らしている。
それに伴い、
我が家の猫らは頑張った一年だった。
画像には、おたまが無いが、
おたまも、今回は血反吐はきながら、めちゃくちゃ頑張ってくれた。
寒さが厳しくなった頃、
かずこではなく、父さんがおかしくなった。
今も、あの潔癖症が髭も剃らない。
私は、そんな父に酷く苛立っている。
現状を受け入れられずにいるのだ。
父にではなく、きっと自分に苛立っているのだ。
今年は、本当に大変な年だった。
苦しいの一言だ。
自分なりに頑張っても、思うような結果が出せた訳じゃない。
今も、寒空でマアコと最後の子猫は頑張っている。
それを受け入れるのも難しい。
ただ、私はある日、気が付いてしまったんだ。
「あれ?夢・・・叶ってる。」
私の長年の夢が、実は叶っていた。
物心ついた頃から生きたいと思って生きてきたことのない私が、
「あぁぁ、神様仏様、今私を連れていかんといてよぉ。
あたしゃ、今ね、死ぬわけにはいかねいんだから!」
そう言っていて、気が付いてしまったのだ。
「生きたい」と思えるような人生を生きてみたい。
それが私の夢だった。
「生きたい」って言ってるじゃん、あたし。
あんなに死にたい死にたいって言ってたくせに、
死ぬわけにはいかねぇって言いながら、ベソかいて駆けずり回っているじゃないか。
夢が叶うって、こういうこと?
あれ?
こんな感じなの?
ならいらんわい!
夢いらん!!
そんな訳で、壮大な夢が叶った今年は、暮れる。
来年は、もう夢は持たないと心に誓い、
しかし今、
あの狂い咲きした胡蝶蘭に、まーた花芽が付いていることに戦慄を覚えている。
今年も、お騒がせ致しまして、申し訳ありませんでした。
皆様には、お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
来年も、たぶん、こんな感じですが、
とりあえずは・・・よいお年をお迎えください。