我が家のおたまさんは、
私が勤めている昼の間はジジババ保育園(近所の実家)に預けられています。
子ネコだからという理由なのですが、そろそろ卒園が近付いております。
おたまは、このジジー(父)とババー(母)が大好きで、大変甘やかされています。
父は元々動物好きで、扱いにも慣れたもの。
母は自称、大のネコ嫌い。
私がおたまを拾って実家に見せに行った時も、勘当を言い渡されました。
母にホイッと抱かせたら、勘当を解かれました。
それ以来母は、おたま命です。
この母、ちょっとおかしな女性です。
私が幼い頃、叱る時の決まり文句が
「お前みたいなヤツは外国に売り飛ばされたらええんや!」でした。
電車に乗って出かける時も
「外国に売り飛ばされたらどーするんや!」と心配してもらったものです。
おかげで、長い間、外国=悪だと信じて生きてきました。
小3の頃、子供会主催のスキー合宿に参加したときに
母が持たせてくれたスキーウェアが、ペラッペラの黄色いカッパとのびのび手袋でした。
寒さのあまり滑った記憶は飛んでいますが、おかげで、雪山の怖さは教えられました。
困難に悩み苦しみ母に相談したときは
「わしは、崖から突き落して這い上がってきた者しか助けてやらん。寅年の女は厳しいんや!」と
励まされました。
おそらく獅子を用いたことわざだと思いますが、
獅子はトラではない事には気づいていないでしょうし、
自分で這い上がれたら、もうすでに助けは要らないのでしょうけど、
これ以上関わるのもどうかと思って納得しました。
私実はバツ1なのですが、離婚直後実家に戻っていいかを母に頼った時は、
「お前は、もう少し都会で暮らしたほうが向いとるわ。
こっちに戻ると世間体がアレやから・・・。」とアドバイスをもらいました。
全然ぼやかしになっていませんね。
「アレ」を使ってぼやかすなら、世間体の部分からぼやかすべきだと思いますが、
ぼやかす努力に免じて都会で暮らしていました。
先日も「まずいっ!これ、おまえ食え」って言ってました。こうなると閉口です。
そんな母とおたまさんの日常
ほのぼのしていますね。
あと20年、母が生きる保障があるなら(現在77歳)、
おたまを実家に婿入りさせてもいいのですが
そういうわけにもいかないでしょうから、そろそろ卒園です。
おたま「ばーちゃん いきるかもよ」
い・・・いいじゃない、よ・・・喜ばしい事じゃない、か・・・かかってこい!
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