落ち葉を集めたクヌギの土手に、毎年大きなヤマユリが咲いています。
数本の太い茎が枯れて残っていて、ばあちゃんが今年は掘ると言っていました。
このままにして置くと、茎が平らになって絶えてしまうと言うのです。
掘ると言っても他の植物の根がからんでいるので、簡単ではありません。
のこぎりで根を切ったりしながら、やっと掘れました。
土はかなりの粘土質だったので、これだけ生長するには何年かかったことでしょう。
ユリ根を栽培して収穫するまでには、6年かかるという情報を見ました。
多分このユリ根は、確実にもっと年数がかかっていると思います。
厳しい環境でも毎年きれいな花を咲かせ、株を大きくし、最後は貴重品の食用になる。
人間にとって都合のいい花ですが、人間の為にそうしている訳ではありません。
ユリ根はでんぷん質なので、掘ってから少し置いた方が美味しくなるようです。