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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

原宿お着物やさん巡り♪③

2006-10-01 22:48:17 | きもの
時刻は5時40分。秋の新作を楽しみに千駄ヶ谷の「kosode」さんへ。
ここはMyFavoriteでもあるのですが、MINXのお着物仲間でもファンの方の多いお店。
いそじんさんの今日のテーマ、「昭和きものをいかに平成の着姿にするか」を助けるアイテム、帯締めと帯止めをお選びに・・・。


ライトグレーにオレンジ、グリーン、金糸などで細いながらも存在感充分な三分紐にブルーアゲートの楕円の帯止めをお選びに・・・。
いそじんさんはご自分のワードローブを「紬」「柔らかモノ」「帯」のA4サイズ3枚にプリントアウトして持ち歩いていらっしゃるので、お店の方も、わたくしたちも、それを見ながらあーでもないこうかしらと横から楽しく茶々!

そして。。。わたくしまたもや出会ってしまった着尺が・・・。


野蚕紬。光沢のあるアイボリーベージュにネップと薄いグレーのインクルージョンによる自然の横段が、「光沢感」「ニュアンスモノ」にヨワイわたくしを直撃。白に近い華やかアイボリーとちょっと落ち着いたベージュと濃淡2色展開。
杉浦さんには、淡いほうが華やかで似合う、といわれ、まずは単衣で仕立ててそのあと袷にしたら?とのアドバイス。

ふと時計を見ると7:20!!
きゃー、7:30銀座の「ドナステラ・クチーナ・オオサコ」でDinnerの待ち合わせなのに~!

TAXI飛ばして10分の遅刻、でございました。
その後、miwaさんといそじんさんは、本日の総括お食事会をなさった模様・・・。
あぁ、体が二つあるといいのに!と切望するのはこんなときですわね
お二方、また宜しくお願い致しまーす


原宿お着物やさん巡り♪②

2006-10-01 22:25:48 | きもの
次にお邪魔したのは「花詩歌」さん。miwaさんが最近発見されたというInternetのお着物やさんのアンテナショップ。プレタ着物と証紙付の紬などプレタきものと同程度の価格帯のリサイクルきもののお店。小紋はいかにも企画モノのプレタきもの、と言う感じであまり感心しませんでしたが、紬の訪問着に一つ気になるものを発見!深いこげ茶色のさらりとした紬で、袖の袂と裾模様として斜めに3段のダークな芥子から茶系のグラデーションになるような分割模様がさりげなく入っていて、上質なスーツ感覚の着物。着心地も良く、プレタのLサイズでぴったり。裄も68cmでしたが、これなら許せる程度かしら。
先程のお召しがきりりとしながらも粋なお姐さん風味だったのに比べ、こちらはスーツを着た男性に混じってレセプションなどで目立たずに上質感を漂わせるキャリア風、とでも申しましょうか。

ここでちょっとお茶をすることに
miwaさんが見つけてくださったLOHASなCafe「kurukku」にて。



今まで見てきた着物や帯に思いを馳せながら、自分の着物コレクションの分析、お着物やさん情報、お洋服のことなどなど、おしゃべりタイム!


いただいたのは、はちみつ柚子茶にオーガニックな豆菓子やフィナンシェ。
左上に写っているのは、いそじんさんがお持ちくださったご本「日本の女性風俗史」切畑健(紫紅社文庫)。以前ブログで取り上げていらしたときに興味をしめしたところ、買う前にどんな感じか見たほうが良いと思って・・・とお持ちくださったというご親切。
図版が多く面白いのですが、かなり学術的に精密さを追求しているので、女性の着姿は美しい着物写真を見慣れている眼にはリアルすぎる(?)かも・・。取り寄せてみようと思います


原宿キモノやさん巡り♪

2006-10-01 21:49:20 | きもの
30日の土曜日は単衣を着る最後の土曜日にぴったりのちょっと蒸し暑さの戻ってきた晴天。

この日はMINXのお着物友達のmiwaさんいそじんさんと3人で、原宿お着物やさん巡り!
まずは名物「¥1000市」で賑わうアンティーク&オリジナルキモノの「くるり」へ。

グレーのぜんまい紬に紺ベースにマドラスチェックのような格子の名古屋帯のmiwaさんと、薄葡萄色の紬に手作りベージュ白の大きなギンガムチェックの手作り帯、バラの半衿が可愛らしいいそじんさんが「もう、何にも残っていないわよ~」
2:00の待ち合わせだったのですが、10:00STARTで14個あったダンボールはほぼ一時間で全滅に近い状況になったとか・・・(^^;)
お店の外のスペースでなにやら古着が広げられていましたが、残っているのは汚れていたり状態のかなりよろしくないものばかりだそうで、見るのも断念。
店内で新作をチェックすることに・・・。
新作GIZAチャコールのダンガリーデニム着物を羽織ってみます。


チャコールとグレイッシュブラウン。落ち着いた紬に見えますね。店内で既にお召しのお客様をお見かけしましたが落ち着いた大人の正統派の着こなしをしていらしてとても良い紬に見えました。くるりとしてはPOPにカジュアルに着こなすベース、というつもりのようですが、かなり幅広い着こなしができそう。
着物自体にもっとクセが欲しいわたくしとしては今ひとつ。
隣のヴィンテージきものSHOP「AGARU」へ・・・。
いきなり出合った白地の塩瀬の名古屋。薄墨で白い芙蓉?椿?の花が描かれ、一つのお花に花芯は薄ピンク、全体は白のグラデで上品に刺繍が載せてあり、シミ一つない状態の良さ!
きゃー、すぐに売れてしまいそうなのになぜ君はここにいるのだい?と思わず語りかけるわたくし
心はずませながらお着物のコーナーに・・・。先日のポニア以来、「お召し」というものに興味津々のわたくし、見つけましたよ!濃い紫で端々に効果的に白抜きに短冊状の柄が抜かれた粋なお召しを。
羽織ってみると裄も8寸あり、これは運命でしょう!と興奮。白地の花帯を合わせてみると・・・なんともいえない大人の女性風味。
いきなり真剣に検品。ところどころに白いシミ。でも、小さいから許す。あら?裾にゲソ落ちが・・・。
直すには八掛を全取替えする必要があるかも~とのこと。うーん。残念!素敵なお洒落着物なので、ご愛用なさったのね~と。ヴィンテージものの難しさに直面しちょっと凹むも、次に

ちなみにわたくし、ブルーの単衣と紫の葡萄帯かな・・・などと夢想していたのですけど、この日予定がダブルで荷物が多いこともあってキモノは断念。洋服姿で参加でした