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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

ベジャールの「くるみ割り人形」 ①

2008-11-08 06:24:49 | BALLET
11月7日(金)の19:00から、東京文化会館で東京バレエ団の公演、
「くるみ割り人形」を観て参りました。



クリスマスの一夜の冒険・・・がテーマのバレエ「くるみわり人形」が劇場にかかりだすと、あぁクリスマスシーズンだなぁと季節を感じる風物詩となっていますが、ベジャール版の「くるみ」は一味違った大人風味。
主人公は少女クララではなく、少年ビム。
幼い頃に家をでて帰らなかった美しい母親へのオマージュ、そして少年とバレエ、芸術との出会い、というテーマを軸に曲目、ディベルティスマンはそのままプティパのラインを踏襲しています。
物語を紡ぐのはM、というクールで圧倒的な存在、(M,はマリウス・プティパであり、モーリス・ベジャールであり、メフィストであり・・・・)彼がバレエの世界への、そしてもっと広く、哲学・芸術への導き手として、飼い猫のフェリックスとともにビムの周りに出没します。
美しい母は、ビムを温かく包み込みつつ、いつしかその姿を無垢な少女に変えて、ビムとともにバレエのディベルティスマンを楽しみ・・・ビムの夢の世界は「くるみ」の定石どおり、クリスマスツリーのもとでプレゼントをもらうところから始まり、同じシーンに戻って幕を閉じます。

シーンごとに非常に個性的な登場人物が場面を彩るのですが、そこはソリストの個性の見せどころ、見所でもあり、今日のキャストは当り役が多くとても楽しめました。

ちなみに配役は

第一幕

ビム: 高橋竜太
母:  吉岡美佳
猫のフェリックス: 松下裕次
M...: 首藤康之
妹のクロード、プチ・ファウスト: 高村順子
光の天使: 高岸直樹、野辺誠治
妖精: 井脇幸江、西村真由美
マジック・キューピー: 飯田宗孝

第2幕

スペイン・闘牛士: 氷室友、小笠原亮、宮本祐宣
中国・バトン:  佐伯知香
アラブ:  西村真由美-首藤康之
ソ連:  田中結子-長瀬直義
フェリックスと仲間たち: 松下裕次
パリ:  高木綾-平野玲
グラン・パ・ド・ドゥ:  小出領子-木村和夫

第1幕19:00-19:55 休憩20分 第2幕20:15-21:15
 





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