6日の日曜日、今年最初のバレエ鑑賞として赴いたのは東京文化会館。
吉田都さん出演で話題の「コッペリア」とともに2003年の新作「美女と野獣」を引っさげての1995年以来13年ぶりの来日公演、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/23/e8d5c4608e4a29423363a2b15662f5a6.jpg)
遡れば第2次世界大戦前、イギリスにバレエ団がなかった時代にニネット・ド・ヴァロワが設立した、ロイヤル・バレエ団とは姉妹のような関係にある”サドラーズ・ウェルズ”が1990年に改称したもの。
都さんがロイヤルに移籍する前に活躍し、今でも日本人ダンサーが多く活躍しており、古典に加え、芸術監督のデヴィット・ビントリーの魅力ある新作を有する気鋭のバレエ団として知られています。
この日の演目「美女と野獣」もビントリーが2003年に振付けた新作。
古くはジャン・マレー主演の耽美的なコクトーの映画、最近ではディズニーアニメでも知られているお話。
意地悪な2人のコミカルなシーンは「シンデレラ」、野獣の姿を脱ぎ捨てて最後に美しい王子が主人公と踊るGPDDなどは「くるみわり人形」と、古典バレエを髣髴をさせる場面のつなぎ合わせ・・・と言えなくはないのですが、ストーリーをしっかりととらえた演劇性の高さと解釈で、見ごたえのある舞台作品として楽しめました。
配役は以下の通り
音楽: グレン・ビュアー
振付: デヴィッド・ビントリー
装置・衣裳: フィリップ・プロウズ
照明: マーク・ジョナサン
ベル: 佐久間奈緒
野獣: イアン・マッケイ
ベルの父親(商人): デヴィッド・モース
ベルの姉 フィエール: ヴィクトリア・マール
ベルの姉 ヴァニテ: シルヴィア・ヒメネス
ムッシュー・コション: ドミニク・アントヌッチ
ワイルド・ガール: アンブラ・ヴァッロ
雌狐: 平田桃子
カラス: 山本康介
木こり: ジョナサン・ペイン
差し押さえ執行官: ジェームズ・グランディ
収税吏: ジョナサン・ペイン
祖母: マリオン・テイト
狩人、鳥、城の獣たち、結婚式の招待客: 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
指揮: バリー・ワーズワース
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ベルはエリシャ・ウィリスで見たかったのですが、足の怪我で降板。
佐久間さんははっきりとした顔立ちの演技力のあるダンサーで、強靭な脚をもつ安定したテクニックの持ち主。
わたくしのイメージの中のベルは読書好きの夢想家なのでもっとフワフワした雰囲気のダンサーで観たかったのですが、佐久間さんもとても良かったです。
続きは今夜・・・
吉田都さん出演で話題の「コッペリア」とともに2003年の新作「美女と野獣」を引っさげての1995年以来13年ぶりの来日公演、バーミンガム・ロイヤル・バレエ団です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/23/e8d5c4608e4a29423363a2b15662f5a6.jpg)
遡れば第2次世界大戦前、イギリスにバレエ団がなかった時代にニネット・ド・ヴァロワが設立した、ロイヤル・バレエ団とは姉妹のような関係にある”サドラーズ・ウェルズ”が1990年に改称したもの。
都さんがロイヤルに移籍する前に活躍し、今でも日本人ダンサーが多く活躍しており、古典に加え、芸術監督のデヴィット・ビントリーの魅力ある新作を有する気鋭のバレエ団として知られています。
この日の演目「美女と野獣」もビントリーが2003年に振付けた新作。
古くはジャン・マレー主演の耽美的なコクトーの映画、最近ではディズニーアニメでも知られているお話。
意地悪な2人のコミカルなシーンは「シンデレラ」、野獣の姿を脱ぎ捨てて最後に美しい王子が主人公と踊るGPDDなどは「くるみわり人形」と、古典バレエを髣髴をさせる場面のつなぎ合わせ・・・と言えなくはないのですが、ストーリーをしっかりととらえた演劇性の高さと解釈で、見ごたえのある舞台作品として楽しめました。
配役は以下の通り
音楽: グレン・ビュアー
振付: デヴィッド・ビントリー
装置・衣裳: フィリップ・プロウズ
照明: マーク・ジョナサン
ベル: 佐久間奈緒
野獣: イアン・マッケイ
ベルの父親(商人): デヴィッド・モース
ベルの姉 フィエール: ヴィクトリア・マール
ベルの姉 ヴァニテ: シルヴィア・ヒメネス
ムッシュー・コション: ドミニク・アントヌッチ
ワイルド・ガール: アンブラ・ヴァッロ
雌狐: 平田桃子
カラス: 山本康介
木こり: ジョナサン・ペイン
差し押さえ執行官: ジェームズ・グランディ
収税吏: ジョナサン・ペイン
祖母: マリオン・テイト
狩人、鳥、城の獣たち、結婚式の招待客: 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
指揮: バリー・ワーズワース
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ベルはエリシャ・ウィリスで見たかったのですが、足の怪我で降板。
佐久間さんははっきりとした顔立ちの演技力のあるダンサーで、強靭な脚をもつ安定したテクニックの持ち主。
わたくしのイメージの中のベルは読書好きの夢想家なのでもっとフワフワした雰囲気のダンサーで観たかったのですが、佐久間さんもとても良かったです。
続きは今夜・・・