「今は昔、京に都ありけり。」・・時のはかなさ。
「満開の桜、命は3~5日。」・・・桜のはかなさ。 京の街に桜が似合います。
『桜守のはなし』 佐野籐右衛門 箸
『はかなさを支える営み』
京都で16代続く造園業の当主で桜守(さくらもり)の佐野藤右衛門さんは、解説する。
『私たちが桜を眺めるのは1年のうち、満開の3~5日程度だろうか。
しかし、
残りの360日が、桜にとってはたいせつなんです。』
『円山公園しだれ桜』 佐野藤右衛門の造園業が、長年にわたり、世話を続けます。
最後の美しさ、はかなさを見せていました。 王者の貫禄です。
そして・・
佐野藤右衛門の言葉。
『桜は、300以上の品種がある。
そのうち
種から育つのは、山桜、大島桜、彼岸桜 の3種のみ。
その他は
人間が「接(つ)ぎ木」をしなければならない。
この接ぎ木の作業は簡単なことではなく、花が咲くかどうか分かるまでに約20年かかる。』 とも。
『京都府庁中庭のしだれ桜』 円山公園の初代枝垂桜の実生木を植えたもの。
繊細で妖艶な遺伝子を受け継いでいるそうです。 樹齢を重ね、新芽を育てる。世代が続きます。 美しいです
更に・・
佐野籐右衛門は続けます。
『桜は、1年中、守りをする必要がある。
日本各地には、樹齢数百年、千年以上という長寿の桜も残っているが、それらは地域の人たちの支えがあって生きてきたのだ。』
世界遺産:『仁和寺の桜』 こちらも、長年、佐野藤右衛門の造園業が、世話を続けます。
圧倒される美しさ。 桜と五重の塔。
含蓄ある言葉を綴る 桜守の佐野藤右衛門
桜守りの佐野藤右衛門さんを知り・・尋ねたくなり・・尋ねて来ました。 嵐山渡月橋からバス。山深く。
何代も造園業を続ける、桜守の佐野藤右衛門のお宅。 茅葺き屋根。
手入れの行き届いた、簡素なお宅。 今も薪でご飯を炊くとか・・・。
手入れの行き届いた入り口あたり。
広大な広さの敷地に、何百種の桜の木々が育ちます。 自由に拝見できました。
『さまざまな桜の諸相』
何百種の桜。 その一部です。 お見せしたくて・・お付き合い下さい
『有明』 と 『関東曙』
同じ白い花びら2種: 真っ白の花びら。 そして 先がほんのりピンク色。
『胡蝶』 と 『楊貴妃』
美人の象徴のような名前の桜2種。 『楊貴妃』は花びらの先がしぼり状。 どちらがお好みですか?
『林影金』
薄い緑色がなんとも上品です。
達筆な字で花札に書かれた桜の名前。
どなたが・・どんな時に・・どんな理由で・・命名なさったのでしょう? ロマンチックに想像してみたり・・。
私には、読みにくい達筆。 私が判読した名前。間違っているかもしれません。お許しの程を
『日吉』 そして 『御住』
なんとも上品で美しい。 かくありなんと・・。
『雨宿』 と 『太白』
再び・・白桜の饗宴です。 『太白』はファンが多いそうです。 私はどれも好き
『永源寺』 と 『佐野』
同じような・・花びらの開き方。 佐野藤右衛門さんのお名前と同じ『佐野』 ご自分で命名? 美しいです
『十六夜』 そして 『南殿』
美しく、可憐で、芯があり、 そして はかない桜。
佐野藤右衛門さんは、述べます。
『桜は1年中「守リ」をする必要があるが、過保護ではまたいけない。』 とも。 桜も人も同じですね。
桜の花に一生をかける・・・。
そこまで出来れば素敵です。 幸せです。
人の一生って何なのか? とても考えさせられました。桜は二の次で・・桜守の佐野藤右衛門の人生に魅かれます。
皆様!
沢山の桜の種類でした。 お楽しみいただけましたでしょうか?
今日も、ご訪問ありがとうございました
私も!
桜を愛でて、そして人生のいろいろを学ぶ、匠の佐野藤右衛門さん宅訪問でした。 ありがたいことでした
「満開の桜、命は3~5日。」・・・桜のはかなさ。 京の街に桜が似合います。
『桜守のはなし』 佐野籐右衛門 箸
『はかなさを支える営み』
京都で16代続く造園業の当主で桜守(さくらもり)の佐野藤右衛門さんは、解説する。
『私たちが桜を眺めるのは1年のうち、満開の3~5日程度だろうか。
しかし、
残りの360日が、桜にとってはたいせつなんです。』
『円山公園しだれ桜』 佐野藤右衛門の造園業が、長年にわたり、世話を続けます。
最後の美しさ、はかなさを見せていました。 王者の貫禄です。
そして・・
佐野藤右衛門の言葉。
『桜は、300以上の品種がある。
そのうち
種から育つのは、山桜、大島桜、彼岸桜 の3種のみ。
その他は
人間が「接(つ)ぎ木」をしなければならない。
この接ぎ木の作業は簡単なことではなく、花が咲くかどうか分かるまでに約20年かかる。』 とも。
『京都府庁中庭のしだれ桜』 円山公園の初代枝垂桜の実生木を植えたもの。
繊細で妖艶な遺伝子を受け継いでいるそうです。 樹齢を重ね、新芽を育てる。世代が続きます。 美しいです
更に・・
佐野籐右衛門は続けます。
『桜は、1年中、守りをする必要がある。
日本各地には、樹齢数百年、千年以上という長寿の桜も残っているが、それらは地域の人たちの支えがあって生きてきたのだ。』
世界遺産:『仁和寺の桜』 こちらも、長年、佐野藤右衛門の造園業が、世話を続けます。
圧倒される美しさ。 桜と五重の塔。
含蓄ある言葉を綴る 桜守の佐野藤右衛門
桜守りの佐野藤右衛門さんを知り・・尋ねたくなり・・尋ねて来ました。 嵐山渡月橋からバス。山深く。
何代も造園業を続ける、桜守の佐野藤右衛門のお宅。 茅葺き屋根。
手入れの行き届いた、簡素なお宅。 今も薪でご飯を炊くとか・・・。
手入れの行き届いた入り口あたり。
広大な広さの敷地に、何百種の桜の木々が育ちます。 自由に拝見できました。
『さまざまな桜の諸相』
何百種の桜。 その一部です。 お見せしたくて・・お付き合い下さい
『有明』 と 『関東曙』
同じ白い花びら2種: 真っ白の花びら。 そして 先がほんのりピンク色。
『胡蝶』 と 『楊貴妃』
美人の象徴のような名前の桜2種。 『楊貴妃』は花びらの先がしぼり状。 どちらがお好みですか?
『林影金』
薄い緑色がなんとも上品です。
達筆な字で花札に書かれた桜の名前。
どなたが・・どんな時に・・どんな理由で・・命名なさったのでしょう? ロマンチックに想像してみたり・・。
私には、読みにくい達筆。 私が判読した名前。間違っているかもしれません。お許しの程を
『日吉』 そして 『御住』
なんとも上品で美しい。 かくありなんと・・。
『雨宿』 と 『太白』
再び・・白桜の饗宴です。 『太白』はファンが多いそうです。 私はどれも好き
『永源寺』 と 『佐野』
同じような・・花びらの開き方。 佐野藤右衛門さんのお名前と同じ『佐野』 ご自分で命名? 美しいです
『十六夜』 そして 『南殿』
美しく、可憐で、芯があり、 そして はかない桜。
佐野藤右衛門さんは、述べます。
『桜は1年中「守リ」をする必要があるが、過保護ではまたいけない。』 とも。 桜も人も同じですね。
桜の花に一生をかける・・・。
そこまで出来れば素敵です。 幸せです。
人の一生って何なのか? とても考えさせられました。桜は二の次で・・桜守の佐野藤右衛門の人生に魅かれます。
皆様!
沢山の桜の種類でした。 お楽しみいただけましたでしょうか?
今日も、ご訪問ありがとうございました
私も!
桜を愛でて、そして人生のいろいろを学ぶ、匠の佐野藤右衛門さん宅訪問でした。 ありがたいことでした