マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

世界遺産 ”姫路城の桜”

2008-04-10 06:58:34 | 父の日。母の日。結婚記念日。
   天を舞う白鷺のように見える、別名『白鷺城』の姫路城 にかかる満開の桜です。

姫路城は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての建築技術の粋を極めた傑作として、1993年12月、法隆寺とともに、日本で初の世界文化遺産に指定されました。
姫路城は、徳川家康の次女督姫を妻とする池田輝政により建てられたもので、関ヶ原の戦いの翌年にあたる慶長6年(1601年)から、8年の歳月が費やされました。
それまでの羽柴秀吉が20年前に建てた三層の姫路城を取り壊し、現在の5層7階の天守となりました。 秀吉と徳川の歴史を背負った城です。

美しい白鷺城の白と、美しい桜の花のピンクのコントラストは、春ならではの美しさです。
人間の技術の粋を集めた人間の創造物の美しさと、神の業の自然の美しさが、しっくりと混じり合う姫路城です。
姫路城に重なる桜をめでる、春ならではの楽しさを満喫する、人・人・人であふれています。

ちょっと残念なことは、美しい白鷺城の白と、世界遺産白鷺城前公園をおおいつくすビニールシートの水色のコントラストのミスマッチでした。
世界遺産の城の前公園は、友人と訪れた午後2時には、すでに夜の花見宴会の席取りの水色のシートでおおわれていました。
城前のビニールシートの水色の景色は、、日本の世界遺産という景色を荘厳さを欠くものにしてしまっているように思われ、何故か、とても寂しく残念な気がしました。

世界遺産の良さは、人々が遺産を、心おきなく楽しむ姿にもあるのかと、考え直してみました。
純粋に、城の美しさを楽しみ、桜を楽しむことが、大事なことなのでしょう。

大学入学手続き

2008-04-03 23:23:10 | 父の日。母の日。結婚記念日。
    40年ぶりの、『学生証』 を手にしました。

神戸大学文学部は、校舎を建て替え、最後の仕上げをしている、美しい校舎でした。
次々と手続きに来る若い青年や、外人の青年と共に、手続きを済ませました。
年配の私を、先生と間違えたのか(!?)、深々と私に挨拶してくれる青年も数人いました。
神戸大学文学部哲学科の学生証と時間割を渡されました。学生証の私の写真が笑っています。
教室を見に行きました。 机も椅子も部屋も新しくなった、2階の角部屋でした。
大きな教室を思っていたのですが、少人数クラスの小さめの、先生と生徒がお互いを見渡せ交流の深まるサイズの教室でした。

少人数クラスでは、互いがよく分かるので、緊張します。
頑張って、予習復習をしなくてはと、覚悟しました。

文学部校舎の前の満開に咲く美しい桜は、小学、中学、高校、大学と入学の度に私が抱いた、晴れやかで緊張した心を、思い出させてくれました。
さ~て、久しぶりの学校での勉強、頑張るぞ!!!

京都のアフターヌーンティーは漬け物!

2008-04-03 22:49:52 | 父の日。母の日。結婚記念日。
京都は漬け物の街です。  京つけものの『西利』に、寄りました。

『京漬け物寿司』 が大好きですが、『つけものアフターヌーンティー』 を初注文しました。
『アフタヌーンティー』といえば、二段重ねの皿に、スコーンやスイーツやサンドイッチがのってサービスされるものですよね。

京つけものアフターンーンティーは、京漬け物をはさんだサンドイッチと漬け物の冷製パスタと甘めの漬け物のヨーグルト和えが、日本茶と出されました。
とても上品なお味でおいしく、お腹に優しく、新鮮な美味しさでした。

京都桜見物

2008-04-03 22:15:13 | 父の日。母の日。結婚記念日。
    『京都の桜満開』

高瀬川・・瑞泉寺・・平安神宮・・岡崎疎水・・知恩院・・円山公園と、全コース4時間歩いて回りました。

美しい桜が水面近くまでしだれる高瀬川は、悲しみの満ちた瑞泉寺へと続きます。・・秀吉が自分の養子秀次を高野山で自害させ、更に秀次の0歳児の幼児から妻妾まで、秀次の家族39名を殺し、その亡きがらを葬った瑞泉寺の桜は、悲しみの薄いピンク色をしていました。

平安神宮の美しい庭園をおおいつくすしだれ桜は、まだ2部咲きでしたが、濃い赤色の蕾の匂いかぐわしく、凛とした美しい姿を見せていました。

岡崎疎水の周りの、大きな枝に満開の桜を咲かせる木々と、疎水の桜をめでるための屋形船の景色は、正に京都の絵巻物でした。

知恩院の元祖法然上人の教えは、厳しい修行を経た者や財力のあるものだけが救われるという教えが主流であった当時の仏教諸宗とは全く違ったものでした。  「南無阿弥陀仏」と唱えればみな平等に救われる・・・。800年を経た今日もそのおしえはひとびとの「心のよりどころ」となっているのです。   そんな知恩院は、徳川家が関わっているだけあり荘厳ですが、そこの桜は、法然の心を写すように、人を包むような優しい大きな桜でした。

円山公園の桜の木々は、正に満開の桜を咲き誇る大木ばかりで、さすが”お見事”の一言です。 樹齢数百年の名桜の”しだれ桜”は、その姿を終わろうとしていました。
午後3時に、宴会の場所取りのシートで埋め尽くされていました!!

肌寒さの残る京都の街々に咲く満開の桜は、私に美しさを刷り込んでくれました。


娘の『博士学位授与』

2008-04-01 22:59:02 | 父の日。母の日。結婚記念日。
娘が、博士学位を授与されました。

授与式の、学長の言葉の一部です。
「自分が一番知っておられることだと思いますが、大変な努力研鑽を続けてこられた結果と思い、心から拍手を送ります。
特に、博士となられた人は、長い地道な努力を続けて来られた結果と思う。
苦労して学び、苦労して知識を生み出した経験をもとにして、これが終わりではなく、更に新しい分野での知識を深めて行くことの始まりである。
未知の世界を切り開いていく、未来への戦闘の始まりと思って、研鑽を続けて行かれるよう祈ります。
家族の皆様が、今まで支えてこられてきたことを、心から感謝申し上げます。
一つ:学位とは何か?
学位とは、新しい知識、つまり、これまで誰も成し得なかった知識を生み出したことであることを、第一にお伝えしたい。
知識を生み出したことを、皆さんは、誇りにして欲しい。叉未知の世界に進むための、力と勇気の証明書を手にしたことでもある。
二つ:知識とは何か?
プラトンは「知識とは、正当化された真なる信念である」と述べている。
三つ:皆さんの生み出した知識とはどのようなものであるか?
どんなに知識を生み出し、どんなに知識を学んだとしても、事実としての知識を超える『徳』がなければならないということ。
ソクラテスは、「知とは、自分が知っている唯一のことは、自分は何も知らないと知っていること。」 と述べます。
「無知の知」。その『知』を元にして、良く生きることにより、徳が生まれる。
新しい自からの生み出した知識により、誇りを持つと同時に、その知識をもとにして、『徳』を積んで頂きたい。

誇りと自信を持って、ひけらかすことなく、胸の中に秘め、傲慢になることなく、人をうらやむことなく、卑下することなく、独立自尊の精神で、大きな夢と志に向かって、新たな道を進んで欲しい。」
娘は、先生から学位を授与される時に、自分の娘を抱いて、壇上に上がりました。
娘は、結婚以来最愛の夫と切磋琢磨して来て、11年目の年に娘を授かり自分の博士号も授かり、その充実感を「娘を抱いて壇上に上がる」という姿で表したのではないかと、涙を持って眺めました。

大学の創立者の福沢諭吉の立ち姿の前で写真を撮る娘と孫に、賛美と拍手を送ります。


””一生勉強!一生青春!””

2008-04-01 20:14:38 | 父の日。母の日。結婚記念日。
  『走る哲学者』・・・マラソンランナーの別名です!

走る作業は、誰の助けも得られず、だだ一人で向かい、こなす作業です。
一人で走る毎日の練習の途中で、疲れも消え、意識も空白になり、「違う世界」に踏み入れたような感じになる時が、多々あります。
それは、どこか哲学的な、宗教的な感じで、自分の内省を強いる時でもあります。
この『時』が私に最後にもたらす『諦観』の気持ち、言い換えれば『全てありのままで良し』と、全てを受け入れる気持ちになれること、が大好きです。
この『時』を、「ランナーズ・ハイ」 と呼ぶのでしょうか?
この内省の『時』の喜びが、私を走りに駆り立てます。

これがランナーを称して、『走る哲学者』と呼ばせる理由でしょう。

元々哲学的思考が好きだった私は、マラソンの延長線上に、「哲学」の勉強を持ってきました。
意を決して、大学の哲学科入学を実行することにし、大学から、入学許可が届きました。
更に、走りに研鑽を積み、内省を深め、哲学的意味を探ってみたいと思います。
””一生勉強!!一生青春!””で、62才の人生に新たな分野を切り開いてみます。 
頑張ってみます!

娘夫婦よりの入学祝いの「電子辞書」は、私の学びの片腕となってくれますことでしょう!  
有難うね!  そして応援もよろしくお願い致します。