家族がフィギュア好きなので、
たまたま、中国での大会をみていた。
女子のフリーは、
優勝したトゥクタミシェワに魅了された。
さて、男子のフリー、
羽生結弦選手は、やっぱりダントツだけれど、
昨日の、フィギュアらしからぬ衣装のエンカン選手や、
表情豊かでコミカルな演技のニューエン選手も楽しみ。
と、気軽に見ていたのに、
まさかの、直前練習での事故、
フィギュアではたまにあることらしいけれど、
しばらく立ち上がれなかった羽生選手、
リンクの外で倒れこんだエンカン選手、
当然、棄権すると思ったのに、最後まで滑りきった。
日本のマスコミなので、
エンカン選手は、殆ど映されなかったけれど、
何回も、クローズアップされる、羽生選手の、
凄まじいとさえ思える目の力に、圧倒された。
止められても、絶対に滑るという意思が伝わってきた。
そして、最後まで滑りきった。
・・・
感動しなかったとはいえない。
さすがだと思った。
だけど、悲劇のヒーロー扱いは、いけない。
あの容姿にあの気迫は、ものすごく魅力的だけれど、
同時に、ものすごく、危険なものを秘めていると思う。
無理をしても頑張ることを、美徳にしてはいけない。
・・・
だってねぇ、若才能が減ったら、ほんと、もったいないから。
でも、
包帯巻いていても、羽生選手ってほんと、きれいだった・・・。