私が欲しているからなのか、偶然からなのか、はたまた、友人の思いやりなのか・・・・最近友人が貸してくれる、CDであったりTV番組であったりの、トーク番組の話の内容が面白く、感動もし、考えさせられることが多い。高田さんという脳の研究をされている先生の話は、まさに脳に関係する話だった。最近多い、うつ病とかの対処法、克服法にも触れられている。
面白かったのは感情にかんするもの。氏がおっしゃるには、感情は物事の事象に人間が無意識に反応するような感があるが(私の意訳かも・・・)実は、それは人間が持っている情報、知識をもとに、人間の脳が反応するという、無意識のものではなく、意識的なものだということ。リストラされる、収入がなくなる、その後の生活をどうやるか・・・不安になる。ところが、リストラされても、次に自分ができるものがある、たとえば著名な賞をとって作家業に専念すことが出来るなら、リストラ、イコール不安という図式はでて来ない。脳は恐ろしく早く回転し、まるで意識していないかのように錯覚させるが、実は自分のもっている、価値観、知識、情報を総動員して、自分自身が結果を予測し、その作業の結果、それが不安要因になったりするらしい。
感情というものはどこか、自分ではなかなかにコントロールできないものだと思っていたけれど、もしかして違う知識を持っていたりすると、それだけで違った感情が出てくるのだとしたら面白い。打たれづよいとか、弱いとかいう言葉があるけれど、それは性格でもあるのかもしれないが、根本的に元になる材料の、情報とか知識が違う内容なのだと思うと面白いし、克服できない先天的なものではないと、理解も出来る。
次に、それを自分に当てはめる作業をしなくてはいけない。