介護のしんどさは、「先が見えない」につきると思った。
誰だって、親の最後を看取ってあげたいと思っている。それが、義理の親子であれ、そうしたいと思っていると私は思う。
優しくしてあげたい。いたわってあげたい。
それが、でも、何年も続くとしたら・・・・苦しみに変わたってしまう。
介護される本人も、すさまじい怖さと直面している。何歳でおあろうと、死に直面することは、たとえようもない怖さがあるだろう。
その不安をぶつけてくる場合もある。私の場合がそうだった。言葉にするのもツライ時間だった。
逃げたいと思った。自分を取り戻したいとも思った。
容態の悪い父を前に、逃げ出したいと思う娘。
義母を介護しているテニスの仲間は、ついに自分がストレスで吐き気をもよおし、点滴になってしまった。
なんで、こんなつらいことになるのだろう・・・か。
介護には、気持ちや、お金の余裕が必要です。