昨日、小さな成功体験があった。
朝、あれこれとやっていた為に、走る時間がなかった。そこで、初めて仕事後、夕方に走ってみようと思いついた。(結構固い決意だった)
しかし、実際に家に帰ると、①疲れた ②仕事したんだ ③ゆっくりしたい ④朝、残した家事がある・・と、次々とやりたくない心境に支配されてくる。なんぼでも出て来る。「走ろう」と思う気持ちがどんどん端に追いやられていく。
そこからどうやって立ち直ったかは定かではないが・・私は、山あり谷ありコース6キロを走った。走った後は、本当にすっきりとした、爽やかな成功体験を味わうことができた。その体験は今朝も続いていたのか、今日は先週よりは距離を1キロ伸ばして走れた。まだまだ、一番練習していた頃の半分も走れてはいないが、0からリ・スタートをしたことを考えると、まあまあ頑張っている。
アドラー心理学は、「所有の心理学」ではなく「使用の心理学」であるらしい。昨日、私の中に広がっていった走りたくない気持ち。これは「所有の心理学」でいうと、私の心は「走りたくない気持ちを所有していいた」ということになる。
では、「使用の心理学」ではどうなるかというと、私は、心に浮かぶ様々な気持ちを使用して、何かを成し遂げようとしていた となる。つまり、走りたくない、走らなくてもいいよ ということが目的となる。
自分の中で起こる、葛藤を意識する、これだけでアドラーは実践することが可能になるという。もし、自分が不安になったら、なんのために自分は不安な気持ちになるのか・・・その先の、自分の目的を意識すれば、ただ闇雲に不安になることはないという。
心の中の琴線バランスってあるよな~と思う。