2020年も2月の半ばにも拘らず、実はこれが今年最初のブログとなります。
恐るべき怠慢更新ペースなのですが、まずは実務優先。どうかご理解ください。
さて、1月もアッという間で、2月になってからの所信声明的な内容で非常に恐縮でもありますが、今一度基本に返った作業を志したいと思います。
というのも、今までのNA/NBは遊ぶ車としてチューニングを主体に作業の依頼が多かったのですが、今は基本的な価値観を優先されるケースがとても多い。 つまりしっかりと手直しを望まれるユーザーが多いのです。
最たるアイテムが、このサスボルトセット。
これから組み込むこのアームセットと一緒にボルトセットが使われます。
非常にオーダー率の高いアイテムで、錆びたボルトを嫌われる証です。
つまり、基本に返って丁寧に仕事をすることを年々求められているということです。
サスボルトセットに含まれるアーム位置を調整する返信ボルトとそのカムプレートも交換対象。
矢印の楔(くさび)はNA用に比べるとしっかりとした”掛かり”になっています。
これは、アライメントの調整に非常に重要なポイントになりますので、単なる錆だけの問題ではありません。
積極的に交換をするべき箇所です。
弊社の倉庫部は丁寧に梱包をします。
マルハの通販をご利用いただいた方は誰でもご理解頂けると思いますが、梱包の確かさはピカイチです。
それだけではなく、 誤出荷をしないようにと、その点も非常に気を配っています。
この表は梱包時に添付されるもので、1点毎にチェックが入ります。
ボルトは、組み込む際にすべてモリブデン特殊スプレーを塗布されてから組み込まれます。
かじりを防止し、そして長期にわたり錆も防止します。
ブッシュ交換やBCサスシリーズの依頼はとても多いです。
ボルトに拘るということは、その交換の意味合いに拘り、ピックアップ(梱包)に拘り、組付け時拘り、そして仕上がりに拘るのです。
しっかりとホーニングされ、塗装をされたサスアーム(曲がり検品後に)、定評のあるBCストリートの一コマがこの画像になりますが、実はここまで至る工程にもかなり拘りがあります。
結果、拘りのサスブッシュ作業と言えます。
このような基本を大事にした作業を今年も丁寧に提供をして行きたいと思います。