NEWS:
●今週のお休みは8月27日です。
____________________
ここのところ、少し涼しくなってきたような?
気のせいでしょうか。
早実野球部ばかりが報道されて、もっと苫小牧の方も報道してくれても良いじゃぁないですか?
彼らはそんなこと望んでいませんか。
ところで、苫小牧の校歌、いいですねぇ。
旃檀林(せんだんりん) 旃檀林♪♪
時代は正(ただ)しく飛躍し来れり♪~
作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰
作詞、作曲ともにすごい人物なんですねぇ。
____________________
さて、本題。
画像のピストンはMAHLE製ではありません。
2001年に、FISCOで行われているチャンピオンシリーズのNA1600クラス参戦用に作ったエンジンで使ったスペシャル品です。
去年、今年とNA1600クラスには参戦しておりませんが、非常にレベルが高く、とてもやりがいのあるクラスです。
B6エンジンで、ボアxストロークの変更は不可。ドライサンプ不可。キャブレター装着。
これらが主なレギュレーション。
後は自由。
カムからクランクまで、フルスペックで作り上げて、パワーを搾り出すのです。
1600CCのB6エンジンのキャブレター仕様で210PSくらいまで馬力を発揮させ、1万回転近くの回転数でバトルを広げるレースです。
当時は当時なりに、できることは何でもやって・・と意気込んでエンジンを作ったものですが、今ならあそこはもう少し・・・なんて箇所も多々あります。
毎回、レースが終わると分解して各部をチェックし、O/Hしてまた組上げる。
そんな手順を繰り返し行う時に最も注意する一つが、ピストンの当たり方。
ピストンスカートの当たりは勿論のこと、ピストントップまで、全体的な当たりを確認するのです。
画像の赤丸ポイントは1STランドとかトップランドと言います。
この部分に溝を幾つか掘り下げて、グルービングを行うものと、行わないものがあります。
画像のピストンはグルービングあり。
メーカーでは、これをコンタクト・リダクション・ポイントと称しています。
トップランドとシリンダー壁との当たりを和らげる事が目的で処理される加工です。
面より、線で接触が当たりを和らげて、抵抗も抑えることができる・・とされています。
画像からでは分かり難いですが、トップランドの当たり具合がわずかに確認でます。
一方、MAHLEではこのようなトップランドのグルービングは行いません。
適切なプロフィールで設計を行えば、トップランドの当たりは抑えられると考えているからです。
各メーカーにより、考え方があり、技術があり、とても興味深いものです。
マルハでは、様々なメーカーにピストンを依頼してきました。
それぞでのメーカーの考えや、技術を目にして、今日の最高クオリティのMAHLE製ピストンを販売しております。
少しずつにはなりますが、今後もピストンのポイントをブログなどで分かりやすい解説をしていきたいと思います。
●今週のお休みは8月27日です。
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ここのところ、少し涼しくなってきたような?
気のせいでしょうか。
早実野球部ばかりが報道されて、もっと苫小牧の方も報道してくれても良いじゃぁないですか?
彼らはそんなこと望んでいませんか。
ところで、苫小牧の校歌、いいですねぇ。
旃檀林(せんだんりん) 旃檀林♪♪
時代は正(ただ)しく飛躍し来れり♪~
作詞:北原白秋 作曲:山田耕筰
作詞、作曲ともにすごい人物なんですねぇ。
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さて、本題。
画像のピストンはMAHLE製ではありません。
2001年に、FISCOで行われているチャンピオンシリーズのNA1600クラス参戦用に作ったエンジンで使ったスペシャル品です。
去年、今年とNA1600クラスには参戦しておりませんが、非常にレベルが高く、とてもやりがいのあるクラスです。
B6エンジンで、ボアxストロークの変更は不可。ドライサンプ不可。キャブレター装着。
これらが主なレギュレーション。
後は自由。
カムからクランクまで、フルスペックで作り上げて、パワーを搾り出すのです。
1600CCのB6エンジンのキャブレター仕様で210PSくらいまで馬力を発揮させ、1万回転近くの回転数でバトルを広げるレースです。
当時は当時なりに、できることは何でもやって・・と意気込んでエンジンを作ったものですが、今ならあそこはもう少し・・・なんて箇所も多々あります。
毎回、レースが終わると分解して各部をチェックし、O/Hしてまた組上げる。
そんな手順を繰り返し行う時に最も注意する一つが、ピストンの当たり方。
ピストンスカートの当たりは勿論のこと、ピストントップまで、全体的な当たりを確認するのです。
画像の赤丸ポイントは1STランドとかトップランドと言います。
この部分に溝を幾つか掘り下げて、グルービングを行うものと、行わないものがあります。
画像のピストンはグルービングあり。
メーカーでは、これをコンタクト・リダクション・ポイントと称しています。
トップランドとシリンダー壁との当たりを和らげる事が目的で処理される加工です。
面より、線で接触が当たりを和らげて、抵抗も抑えることができる・・とされています。
画像からでは分かり難いですが、トップランドの当たり具合がわずかに確認でます。
一方、MAHLEではこのようなトップランドのグルービングは行いません。
適切なプロフィールで設計を行えば、トップランドの当たりは抑えられると考えているからです。
各メーカーにより、考え方があり、技術があり、とても興味深いものです。
マルハでは、様々なメーカーにピストンを依頼してきました。
それぞでのメーカーの考えや、技術を目にして、今日の最高クオリティのMAHLE製ピストンを販売しております。
少しずつにはなりますが、今後もピストンのポイントをブログなどで分かりやすい解説をしていきたいと思います。