ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久穂町にある双子池から亀甲池、天祥寺原を通って大河原峠に戻りました

2011年10月04日 | 旅行
 長野県佐久穂町側の双子池(ふたごいけ)の雄池(おいけ)も雌池(めいけ)は深山にひっそりと潜む、とてもきれいな池でした。

 昨日お伝えした双子山(ふたごやま)から双子池に下る山道はとても急でした。その急な山道を登る気にはなりませんでした。このため、双子山と横岳(よこだけ、通称は“北横岳”、標高は2472メートル)の山間部を抜けて亀甲池(きっこういけ)に出る山道を選びました。

 雌池からの山道はまず小さな峠に向かいます。短時間ですが、かなりきつい傾きの山道を登ります。この山道は倒木が多く、湿度が高いので山道に突出している石などにコケ類がついています。「この山道もきついな」と思いながら、小さな峠を越すと、今度は傾きのきつい下り道です。やはり倒木が多く、コケ類が目立ちます。下り道はコケ類で滑りそうです。

 たどり着いた亀甲池はかなりの水量がありました。湖面に周囲の森が映っています。



 大きな石が池の端に並んでいます。雨量が少ないと、水量が大きく減り、水深が浅くなるそうです。

 コンパスも地図も持たないお気楽トレッキングなので、太陽の方向で方位(東西南北)を判断するしかないのですが、実は大まかにしか分かりませんでした。このため、すぐ目の前にそびえる名前が分からない山の山頂部に正午近くの上からの太陽光が当たって、森が深い様子が読み取れました。





 亀甲池から天祥寺原(てんしょうじはら)までは比較的なだらかなピクニックコースです。天祥寺原は滝ノ湯川の上流部で水無し川でした。川の部分に白い丸い石が並んでいました。しかし、ここを水が流れている時は「渡る際に足元が少し濡れるぐらいの水量だ」そうです。この辺が山の怖さです。

 天祥寺原から大河原峠に向かう途中で、名前の分からない山の山頂部に、落葉樹がかなり紅葉している部分が見えました。



 ここだけは紅葉が始まっています。他の部分は針葉樹の森です。

 蓼科山(たてしなやま)と双子山の山間部をだらだらと登っていくと、大河原峠に出ました。途中は、夏には高山植物が咲くと思われる、きれいな草原でした。

 双子池から大河原峠までは、予想した以上に長い山道で疲れました。お気楽なピクニックコースではなく、しっかりとした装備が必要なトレッキングコースでした。すれ違うトレッキングの方々は、しっかりした登山装備を身に付けていました。時々、すれ違うトレッキングの方々は、この辺は歩き慣れたという雰囲気を漂わせていました。春、夏、秋ばかりでなく、冬にもトレッキングしてる強者もいるのだそうです。訓練をした者だけが冬景色を見ることができます。