ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙の「ROCKジャケットアート 十選」を読んだ話の続きです

2015年04月04日 | 日記
 日本経済新聞紙の最終面である「文化欄」右上の小コラム「ROCKジャケットアート 十選」を愛読している話の続きです。

 2015年3月31日の朝刊に掲載された「ROCKジャケットアート 十選」の第5回目は、キング・キリムゾン(King Crimson)のレコード「キリムゾン・キングの宮廷」(In The Court Of The Crimson King)でした。



 筆者の宇野亜喜良さんが解説しているように「一度見たら忘れられないインパクト十分のジャケット」でした。



 この絵を描いたのは、画家のバリー・ゴッドバーさんです。

 キング・キリムゾンは、ロックにクラシックやジャズなどの要素を取り入れた音楽を提示し、ロックの音楽の幅を広げたグループです。

 このレコードが有名になったのは「ザ・ビートルズ(The Beatles)のレコード『アビイ・ロード』(Abbey Road)をUKチャート第1位から蹴落とした、当時の無名グループのアルバム」として紹介されたことです。この噂は、英国の音楽誌「DISC」誌1969年11月8日号のデヴィッド・シューズの記事「遂にデビューアルバムが『アビイ・ロード』をトップから引きずり降ろした」を紹介したものが起源といわれているそうです。

 実際には、UKチャートでは最高5位(全米ビルボードのチャートでは28位)というのが通説になっているのだそうです。どうも、レコード販売の販売促進の作戦だったようです。

 このレコードの売り文句に乗せられて、このレコードを購入し、好きになりました。購入したレコード「キング・キリムゾンの宮廷」を何回も聴きました。この影響で、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer) のレコード「展覧会の絵」なども聴くようになりました。



 この「展覧会の絵」によって、シンセサイザーという楽器のすごさを知りました。

 話は戻って、引き合いに出たザ・ビートルズのレコード「アビイ・ロード」は、これまでに聴いたレコードの中でも上位に入るお気に入り品です。



 特に、B面のHere Comes the Sun からラストのThe end・Her Majestyまで続くメドレー風の部分はその構成力と完成度の高さが,気にいっています。

 英国のロンドン市に行くことができたら、この画像にある交差点に行ってみたいです。

 最近の若者は、レコードを知らず、このA面、B面という意味を知りません。CD(コンパクト・ディスク)以降しか知らないので(レコードを販売している店・コーナーが少ないので)仕方がありません。

 こうしてみると、音楽を楽しむオーディオ系の技術はずいぶん変化したものです。記録メディアもかなり変わったものです。特にアナログ技術からデジタル技術への転換は衝撃的でした。

 また、ロック音楽が商業的に成功した1970年代は、円とドルが変動相場制に移行し、輸入盤のレコードが安くなるという現象から、通貨変動を意識させられた時代でした。1973年に1ドルが360円という固定相場から、日欧米の先進国は変動相場制に移行するというニクソンショックが起こりました。

 日本が成長期に入ったころでした。格安の輸入盤が売られるようになり、驚いた時期でした。