新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

7月4日 その2 酷暑を顧みずに

2017-07-04 11:07:42 | コラム
多忙だった:

3日は予定が多かった為に早朝6時半からブログの更新の着手して、7時20分過ぎには完了し頂門の一針への投稿も終えた。そこから着替えて8時19分のバスで高田馬場駅前のジムに向かった。そして、ストレッチを20分、1周100 mのインドアトラックを平均100 mを70秒の速度で20周してからマッサージチェアに15分かかっった。それからシャワーを浴びて11時37分のバスで帰宅。

そこから身支度を調えて、恒例となっているW社時代の最大の顧客のグループ会社の社長さんだった方々との昼食会に、新大久保駅横のタイ/ベトナム料理の「ソムオー」に向かった。全員が約束の11時半前に集まって、皆が驚く改装中の駅前の喧噪の中を歩き出した。そこで夏向きでタイ人のウエイトレスは「辛くない」と言う辛い料理を楽しんだ。昼食を終えてから6年前の3月11日に激震に襲われた懐かしき風月堂の2階に席を移して更に語り合った。

非常に広範囲の話題が出てきたが、特に目立ったものだけ採り上げてみよう。矢張り都議会議員選挙における自民党の大敗が出てきた。あれは自滅であろうという声は当然上がったが、何と言ってもあの「はげー」を連日テレビが報じたことと、稲田防衛大臣の失言(なのだろうが)決定的な敗因だっただろうという程度で直ぐに話題が切り替わった。

それ以外で印象的だったのは、この昼食会に最後に加入された元の海外本部長さんが最近聞かれた講演会で「トランプ大統領はあのCNN叩きに使われた動画?が示すように、かなり精神的な不安定さが見えるので云々」という辺りだった。以前に、デーブ・スペクターはペンス大統領は既に後継となった場合に備えて「私がアメリカ大統領のスペンスです」というスピーチの練習を開始したと言っていたが、何となくその辺りに関連性があるようである。

3時間が過ぎた辺りで次回を約束して別れ、私は自宅に戻り当日二度目ブログ更新に取りかかった。それが終わって時計を見れば早くも午後4時過ぎだった。そこで、アメリカの元の仕事仲間にトランプ大統領の精神的な健康状態の噂の有無を照会するメールを送って、語り、食べ且つ打つという忙しい一日がどうやら終わった。と思えば、既に夕食の時間だった。

多忙だった日は早寝にすれば翌朝早く目が覚めるので、何とか頑張って遅くまで?起きていた。そこで10時になって偶然にチャンネルを合わせたMXで、例の「ニュース女子」に出会った。何時もつまらない番組ばかりの日には適当にチャンネルをいじっていて出くわすのが、この「ニュース女子」で、昨夜も中々面白かった。

昨夜は藤井厳喜という国際問題アナリスト、未来学者、評論家。専門は国際政治。拓殖大学日本文化研究所客員教授、警察大学校専門講師というこの番組の花形とでも言いたい論客が「トランプ大統領は大丈夫か」というテーマで、言うなれば彼を礼賛する論陣を張り孤軍奮闘で「8年間大統領を続ける」と言い切った。何故かと言えば「我が国のマスコミ報道はアメリカの反トランプ陣営のメディアが報じていることのみを伝えているからで、彼は決して間違ったことをしていないのだ」と強調した。

確かに真実を伝えていると思うが、物事は見る角度と視点の違いではこうなるという良い例であろう。即ち、私が主張する「真実は一つではなく、出来事が一つであり、人それぞれの見方が異なってくるものだということ。

他の論客、末延東海大教授や須田慎一郎は4年の任期を全うすることに対しても懐疑的だった。他の出席者には百田尚樹がいて、マスコミが挙って一橋大学で極端な組織が彼の講演を拒否した経緯をスルーしたことを怒って見せたのも一興だった。私はその件は週刊誌で読んで知っていたが。

昨夜は放っておけば室温が25度を超える熱帯夜で、適宜に空調と扇風機を使って(タイマーをかけていう意味だが)何とか眠ることが出来たようだった。

参考資料:Wikipedia


都民ファーストの会を考える

2017-07-04 08:06:47 | コラム
未だ一回生未満の集団である:

結論めいたことを先に言えば、私は都民ファーストの会に何かを期待するのは時期尚早であると思っている。

東京都議会議員選挙は小池都知事が率いていた?都民ファーストの会の圧勝に終わり、55議席だったかを獲得した。マスコミとは面白い人たちの集まりで、あれほど小池都知事を礼賛するかの如き報道をしたかと思えば、素人集団同様な都民ファーストの会の第一党としての来たるべき都議会での振る舞いに疑念というか、懸念を表す記事を載せている。

当選してきた顔触れの簡単な学歴と職歴を新聞で見れば、流石に国立一期校の出身者も海外の大学での修士号を持つ者もいれば、大卒ではない面々もいるという具合に多彩である。この集団をあらためて7月3日に小池前代表から引き継ぐことになったのが43歳の野田数氏(「数」をカズサと読むらしい)である。小池都知事の側近中の側近とある。小池さんは「野田」と呼び捨てにしていた。

私は都民ファーストの会が如何に都議会を運営していくかなどを現時点で論じる意義は余りないと思う。それは、彼らの中に他党から小池氏を慕って?転向してきた議員経験者もいるが、未経験者たちがどれほど議員という仕事を如何に早く覚えてこなしていけるかなどは予測しようもないと思うからだ。

先頃、「指導者の心構え」を論じて「指導者に驕りか気の緩みが出てくれば云々」と述べたが、野田氏も彼ら新議員たちは「驕りや気の緩み」を生じるまでの段階を経ることなく、いきなり第一党の議員になってしまったのだから、驕ることは案外容易に出来るかも知れないが、気を緩める暇などがあるはずもあるまいと思う。他党からの転向者は新人に何かを教える経験、見識と技量があるのか。

要するに、彼らに先ずは一度都議会を経験させてみないことには、何事も起きてこないと思うのだ。自民党には「魔の二回生」が100名以上もいて既に色々と問題を起こしている。だが、都民ファーストの会の大半は未だ一回目で議会すら経験していないのだ。しかも、何らの苦難の時期を経ずしていきなりの第一党なのである。よほど彼ら自身が自覚して自らを引き締めて行動しないことには、いつ何時烏合の衆になってしまうかの予測も出来ないだろう。

不肖私はW社で10年以上もの間、日本市場台のシェアーホールダーを追いかけて、偉そうに言えば、辛酸をなめてきた。その苦しさの向こうにあったのが首位の座だった。その経験と比較した場合に言えることは「彼らに第1位であることの自覚と、如何にして矜持を保つか」を教え込むことが必要だと思う。彼らに「自分の力で第一党になれた訳ではなく、小池百合子マジックのお陰だ」と言い聞かせることだろうか。

何れにせよ、何の議員経験もなかった彼らの中には「ドン」もいないままに、これから4年間勤めるのだ。故に、私は何らの期待を持たずに、東京都議会をどのように変えられるのかを、遙か遠くの新宿区百人町の一角から見ていこうかと考えている。