「顔に自信がないからマスクをします」:
今朝ほどTBSのニュースだったか、街頭インタービューで「マスクを外すかつけるか」と尋ねられた女子高生が「顔に自信がないから続けます」と答えたのが印象的だった。うら若い女性にとっては「なるほど。ウイルスに感染する危険性よりも、他人の目を気にしているということか」と解釈した。他局の駅頭での調査でも、マスク無しの人は10%にも達していなかった。
実は、13日には「個人の判断」と岸田総理が表明されたことなどスッカリ忘れて、マスクをしてジムに出かけていた。そんな調子だったから、入り口にマスク着用について何らかの掲示があったかどうかなどは、全く気にもかけていなかった。ジムの中でマスクをしていない人はいなかったし、知り合いに言われるまでマスクの件は綺麗に失念していた。帰り道にバスの停留所で観察してみたが、マスクをしていない人は歩いていなかった。
自分のことを言えば「複数の基礎疾患を抱える超後期高齢者としては、身の安全を最優先して着用を続けるつもり」である。それは、譬えマスクが防御の効果が薄いと承知していても、一昨年の秋に車でしか移動していなかった愚息が感染した危険な先例があるので、外すわけには行くまいと考えているから。東京都医師会長さんも安全策を推奨しておられた。
本音を言えば、東京都では明らかに第8波が収束に向かっているのだから、この際岸田総理のご意向を帯してマスクを外して爽快な気分で街を歩いてみたいのはやまやまだ。だが、見えざる敵の新型コロナウイルス奴は何時どのように変異して、我々に向かってくるかは知り得ようがないのだ。そう考えれば、着用し続けるとは言ったが時と場合によっては、自主的に判断して外しても良いと思っている。本日は国立国際医療研究センター病院に出かけるが、当然マスク着用となる。
昨日は無用に国際化された大久保通りに出かけたが、マスク無しで歩いていたのは明らかに観光目的でやってきたと見える白人たち数名だけだった。この街に巣くうイスラム教徒たちやその他のアジア系と見える連中はチャンとマスク着用だった。彼らも「ウイルスの怖さ」を認識しているのか、同調圧力に屈したのかなどと考えながら、民営のPCR検査所の「月3回まで無料」のポスターを横目に見て帰宅した。