驚愕させられたニュースだった:
「だから、無制限に外国人を入国させるのは考え物だと言ったじゃないか」と叫んでしまった。何となく流していたテレビで「今年中の太陽光発電の施設からの電線の盗難の件数が4,000件半ばに達し、昨年の5千数百件に迫っており、逮捕した窃盗犯の6割がカンボジア人だった。当局は中古品買い入れ業者に無闇に買い取らないように厳重な注意を促した」と聞こえてきた。それほどの件数だとは、大袈裟に言えばそれこそ「驚愕的」だった。
テレビのニュースで知らされたことだけから言えば、近頃頻発している高級車やトヨタ等の大型のワンボックスカー(自動車には疎いがAlphardとかか?)の窃盗が多いのも、監視カメラ等に残った記録(音声も?)から、犯人が外国人の場合が多いとかだ。この場合も「だから言ったじゃないか」なのだ。
何も今になって始まったことではないのだが、我が国を取り巻く諸国から「日本では容易に窃盗が出来る」と知らされてやってくる連中が多かったのだった。それに加えるに、今や我が国では「観光客訪日推進政策」で「インバウンド様たちの支出が9兆円にも達する勢いで、財政難で嘆く折から貴重な財源になる」という時代になっている。
我が国の近隣の諸国から来日する観光ヴィザの者たちの中には、期限が切れても居残ってしまうとか、パック旅行できても団体から脱出して何処かに消えてしまう傾向が止まったと聞いた記憶もない。時の政権の政策を批判する意図はないが、当方の持論である何事でも「コインには裏があること」を承知の上で取りかかるべきなのだ。技能習得の名目で入国して貰っても、悪質な雇用主もいるので脱走者が出ると言うではないか。
監視カメラ等の対策は講じられるだろうが、何度か外から見る機会があった大規模な太陽光発電施設などには何百個、何千個のカメラを設置せねばならないのではと感じた。また設置したとしても、窃盗犯の侵入を見て通報があってから逮捕に向かって間に合うのかと思ってしまう。
我が国のような「性善説の国」にあっては「不逞の輩は現れない」という前提があるところに、近隣かどうか知らないが外国人が付け込む余地があるのではないのか。果樹園でも頻繁に窃盗事件が起きているのも、性善説の悪用ではないのか。
つい先日取り上げた事で「アメリカのデパートの靴売り場には片方しか展示されていない」のである。徹底した性悪説の表現である。大袈裟に言えば「客を見たら万引きをすると疑え」なのだが、我が国でも残念ながら「信用しても良いのは日本人」だったのだが、近年ではそうではなくなって特殊詐欺が何時まで経っても横行している。内憂外患ではないか。困難な時代になったものだ。