新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月22日 その3 個人的に関心があった話題を紹介すれば

2024-08-22 09:21:18 | コラム
関東甲信越の高校生が選んだブランドとして選んだ大学;

リクルート進学総研の最近の調査結果が入ってきた。それによれば関東甲信越の高校生が選ぶブランドは下記のようになっていた。案外な結果だと思わせられた点は、国立大学が千葉大学のみで、四大私立大学から2校が入っていなかった辺り。

進学ブランド力調査2024地域別ランキング<関東甲信越>
【全体】
1位「明治大学」
2位「早稲田大学」
3位「立教大学」
4位「東洋大学」「法政大学」
6位「中央大学」「日本大学」
8位「青山学院大学」
9位「千葉大学」
 10位「慶應義塾大学」
【男子】
1位「明治大学」
2位「早稲田大学」
3位「中央大学」
4位「法政大学」
5位「日本大学」
6位「東洋大学」
7位「立教大学」
8位「青山学院大学」
9位「千葉大学」
 10位「慶應義塾大学」
【女子】
1位「立教大学」
2位「明治大学」
3位「早稲田大学」
4位「東洋大学」
5位「法政大学」
6位「青山学院大学」
7位「日本大学」
8位「千葉大学」
9位「中央大学」
 10位「慶應義塾大学」

筆者注:「続・続アメリカ合衆国では」は構想中なのです。

8月22日 その2 真夏の甲子園野球とその応援団の問題

2024-08-22 08:28:39 | コラム
輸送業界の24年問題と甲子園の夏の野球:

この件を読売新聞がオンラインで報じていた。実は、当方は大谷君の出身校である岩手県の花巻東高校が登場した日に、偶々輸送業界の関係者から応援団の輸送についての問題点を聞く機会があった。

その関係者は「現在では、バスであれほどの応援団を送り込むのは大変に難しい事業であり、いっそのこと新幹線を利用すればと勧める」と言うのだった。それは「岩手県からバスでは先ず東京都内までで、現行法でバスを切り替えねばならないだろうし、ドライバーも最低でも2名が乗っていなければならない。東京から兵庫県までは止まらずに走り続けても8時間以上を要するのだから、岩手県からと同じ体勢を採って、トイレ休憩と食事の時間を含めれば10時間以上の長丁場になり、輸送費の総計は半端じゃなくなるだろうからだ」との説明だった。

話はここまでで終わりではなく、「あれほどの人数が、もしティームが勝ち上がれば、兵庫県内か近県に宿泊するとなれば、それだけでも膨大な投資となるだろう。しかも、バスは甲子園まで輸送したところで待機するのではなく帰ってしまうはずだから、帰路の輸送の手配が必要になるので、そこまで配慮も必須だ」と補足した。

それとは別な件であるが「あの炎熱下の甲子園で何時間も声をからして応援すれば熱中症の危険もあるのではないか」と言うのだった。マスコミの心配はと見れば、専らグラウンドに出て一所懸命に野球をする高校生の健康状態に重きを置いている。片手落ちではないのか。

だが、応援にくる地元の人たちと、不幸にして20名の枠には入れずに炎天下の甲子園の古き椅子を利用して、メガホンを振り回して懸命に応援の歌を歌っている者たちへの配慮はないようだ。あの野球部員たちに熱中症の危険はないのか。私は如何に郷党の名誉を担っているからと言って、何故県代表の野球にあれほど熱中するのかは未だに理解できていない。

甲子園側はスタンド全体を覆う屋根をつけると言っているようだが、問題はそんなところにあるのではなく、温暖化対策に焦点を絞るべきだと思えてならない。と言えば、アメリカでは一般的ではなくなりつつあるドーム式競技場の新設の話になってしまう。最早温暖化を人力で阻止できないのだろうから、日本高野連も朝日新聞社も真剣に本気であの野球大会の在り方を再考すべき時が来ているという認識はあるのだろうかと言いたくなる。

24年問題からは論点が離れるが、念のために付記しておくと「私は高校のスポーツの全国大会廃止論者」なのである。さらに、筆者からもう一言申し上げておくと「続・続アメリカ合衆国では」は「本日中に構想を練っておきます」なのであります。

岸田文雄総理に贈るべき言葉

2024-08-22 06:35:01 | コラム
岸田文雄総理「お疲れ様でした、有り難う御座いました」:

先ず、「当方が展開する政治に関係した事柄は全てマスコミ報道と論調に基づいている」と申し上げておく。

私は岸田文雄という政治家を確たる理由も展開できる理論も何もなく好きになれなかった。日本の会社時代の課長の言い方を借りれば「生理的に嫌い」なだけである。

岸田文雄総理の業績については、飯島勲氏は繰り返して「多くの誇りに出来る成果を挙げてこられた」と指摘して、岸田総理を貶すような論調のマスコミ報道を批判し続けてこられた。

その点では本日の産経新聞で宮閒邦彦氏が外交面と安全保障面での実績を讃えておられた。そう聞かされて、改めて遅まきながら「その通りだった」と再確認した次第。申し上げるべきは「岸田文雄総理。お疲れ様でした。有り難う御座いました」だった。今になって言うとは汗顔の至りと反省。

だが、一方では「増税メガネ」だの何のと、岸田政治を揶揄するが如き報道もまた多かった。思うに、飯島勲氏が指摘されたような業績はテレビのニュースでは流されていなかっただろうし、宮閒邦彦氏の指摘のような事柄は産経新聞以外の新聞が大きく載せる事はないだろうと思う。だから、「民意の支持を得ていない(支持率が低い)岸田さんでは選挙の顔になり得ないから代わって貰おうという党内の雰囲気」が報じられるのだと考えている。

「防衛費を増額する為に増税の止むなし」と報じられれば、安全保障態勢の強化を歓迎する声よりも、眼前に迫る増税を嫌う声が高くなってしまうのだし、不人気率が高くなってきたのではないだろうか。「悪政だ」とまでは報じられていなかっただけで、岸田総理を賞賛する頃が高まったという「お知らせ」もなかった。

故高坂正堯京大教授は「万人の気に入られることをやるのが政治ではない。嫌な事をするのが政治」とその著書の中で指摘されたと聞いている。岸田総理は飯島勲氏の指摘のように実績を残されたが、増税のような「嫌な事」をされたので、民意を得ずに嫌われたのかなと思っている。では後継者は減税をして、円高にして、安全保障と外交を二の次三の次にして人気を得れば、良い総理と尊敬されるのだろうか。

総裁選挙で誰が出るのでないのとか、推薦人が集まるのかどうのと囃し立てていても良い時期なのだろうか。我が国が当面している国の内外の情勢は浮かれている事を許さないほど難しくなっている気がするのは私だけか。