新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月14日 その4 続「長野県高山村で松川館が災難に遭った」

2024-08-14 13:40:48 | コラム
アメリカの性悪説を見習うべき時ではないか:

思うに、松川館が被った災難は、何処の国の者とも知れぬ悪者に「我が国で信奉している性善説」に付け込まれたのだと思っている。

何度が取り上げてきたアメリカの性悪説に基づいたとしか思えない小売業の商店やホテル等では、これでもかと言いたいほどの性悪説信奉者振りなのだ。

例えば、ホテルでは我々異国人には先ずパスポートの提供が求められる。次はクレデイットカードの提示である。リセプションでは係員がそのカードの番号を帳票にインプリントして無銭宿泊出来ないように封じ込めるのだ。

ところが、中にはクレデイットカードを持っていないお客もいる。ホテル側は「銀行から信用されていないような経済的に信用がない人物」とみて、直ちに宿泊日数を超える分の宿泊代金相当の現金を預かる手続きに入るのだ。見事なほどの性悪説信奉振りではないか。

もう、所謂シテイホテル(例えば帝国ホテルやホテルオークラ)に泊まる機会などなくなったが、我が国では真っ先にカードの提示を求められた記憶はない。一流の世界に知れ渡ったこれらのホテルでもこういう状態だから、地方の旅館にまで「性悪説」が行き渡っていなくても不思議ではない。

政府もインバウンド政策を推進し続けるのであれば、この程度の世界の潮流を読んで、地方の宿泊業者に対策を立てるよう、周知徹底させておくべきではないか。異国の性悪の者どもに何時までも「性善説」に付け込まれない良いように。

長野県高山村で松川館が災難に遭った

2024-08-14 08:36:21 | コラム
「外国人客2名が止まり逃げた」他:

昨日のテレ朝のニュースだったかで、外国人客が57,000円の宿泊代を払わずに出て行ったと報じられていた。その松川館の涌井貞朋さんはあくまでも善意からだったのだろう、次のように語って災難に遭ったことを締めておられた。

「ホテルさんと旅館は別物だ。日本の伝統産業、伝統文化なんだってことで、旅館っていうのはもうちょっと意識を高くこれから持って、インバウンドの誘客に情報を発信していかなくちゃいけないなと」

私は問題ではないかと思った点があった。それは、その2名は部屋に荷物を残していて、警察が捜査に入っていたそうだが、彼等の国籍も氏名も明らかにされていなかったのは「もしかしてパスポートを提示させていなかったのでは」という疑問。パスポートの提示を求めるのは必須ではなかったか。

地方の旅館業者たちにパスポートの提示を徹底させておくべきではなかったか。上記の談話が示すように涌井氏は純粋に外国人に日本の旅館の良さを味あわせて上げたいとの一心で歓待されたのだろうが、性悪の異邦人は怪しからん事に地方に行けば外国人との対応に不慣れな点までを読んで、そこに付け込んだのだろう。

インバウンド客推進策の裏側:
何度か指摘してきたことで、日本にやってきて下さるインバウンド様たちの質は「玉石混交」であるのは間違いないところだ。現に、ここ新宿区百人町界隈には、嘗ては尊いインバウンド様の一員だったはずと推測できるモズレムたちが巣喰っているのだ。彼等が就労許可を取ってやってきたとは思えないが、堂々とハラルフードの店を張って彼等の中で稼ぎまくっている。私は彼等が「玉」ではあり得ず「石」だと見ている。

「石」どもは故郷等に「こっちの水は甘いよ」と知らせるのだろうから、数多の石たちが続々とやってくるのだ。だが、観光ヴィザで入国されるのを防止する手立てはないのではと懸念している。彼等はヴィザの問題を心得ているようで、少なくとも数名の店番をしていたバングラデシュ人が店頭から消えたのを私でも確認できている。無事に稼げた後は帰って行き、交代要員の出番なのだろう。

政府は「石」の跳梁跋扈を防ぐ方法を考えねばならぬ時が来たのではないのか。さもないと、質の悪い輩がやってきて刑事的な犯罪をする傾向を止めようがなくなると懸念している。一例を挙げておけば、頻発した太陽光発電の施設から銅線を大量に切って盗んだのが、東南アジアのK国人だったではないか。何事にも「コインの裏側がある」のを忘れてはなるまい。

パリ2024余話

2024-08-14 07:22:09 | コラム
独自の視点から話題を拾ってみた:

獲得したメダルの数:
ご存じの向きは多いと思うが、今回は総計で45に達してアメリカとチャイナに次いで第3位。内訳は金20、銀12、銅13でマスコミ風に言えば「国外の大会では最多」となる。この言い方はおかしいと思ってしまう。何故ならば21年に繰り延べされた東京でも第3位の58で、内訳は上から29、14、17だったのだから。素直に「今回は史上第2位の獲得数で、目覚ましい成果を挙げて選手たちを讃えたいと言えば良いのに」と言いたくなる。マスコミに一言だ。

トラックの種目以外を英語で表記すると:
ここは単なる個人の好みから取り上げるので、北口榛花さんの「やり投げ」が「槍」の意味で使われている“spear”ではなくて“javelin”だったのに誘われて調べてみた次第。順序不同で行こう。

砲丸投げ   the shot put、
円盤投げ  discus throw、
ハンマー投げ hammer throw、
走り幅跳び  long jump、
走高跳          high jump、
棒高跳び   pole vault、
三段跳び   the triple jump または the hop, step and jump、

ざっとこんな所だが、「投げ」が必ずしもthrowだけではないのが少しだけ面白かったし、棒高跳びでもjumpではなくvaultだったのも「へー」だった。余話の中の余談だが、高校の体育の教師に戦時中の種目だった「手榴弾投げ」の確か日本記録保持者がいた。この教師は三段跳びを「ホスジャン」と呼んでいたのを未だに覚えている。

さらに零れ話だが、この教師・細谷真澄先生は東京体専の出身だったが、この師範学校が東京文理大に合併されたので文理大出身になったと喜んでおられた。だが、文理大は東京教育大学になり、今では筑波大学なのである。

メダル獲得者だけが総理官邸を表敬訪問:
私の持論では「彼等だけを賞賛する形が宜しいとは思えない」なのである。岸田総理も無邪気に阿部一二三から署名入りのジャケット(?)を貰って喜色満面だったのも「どうなのかな」と受け止めていた。確かに言わば世界選手権で堂々と3位以内どころか優勝したことは、いくら讃えても足りない程立派で優れた成績である。だが、私は「不運にも不幸にも、獲得できなかった者たちは賞賛に値しないのか」と疑問に思っている。

今回言うなれば予選落ちにも似たグループリーグを突破できなかった男女のサッカーと男女のバスケットボール、バレーボールでは男子が準々決勝で敗退し女子はグループリーグで敗退という結果だったが、彼等は国内予選ではなく地域の激烈な予選を突破してオリンピックの出場権を獲得していたのだ。私はこの時点でメダルとやらを獲得したのと、少なくとも同等の成績を残したのだと認識している。

前回ホーバス監督の指導宜しきを得てアメリカと優勝を争った女子のバスケットボールなどは、その最高の技である3ポイントシュートが封じ込められたほど他国に研究し尽くされていた感が濃厚だった。他国のスカウティングの標的にされたこと自体がメダル級の成果だと思うが、何方かとマスコミはそうは見ていないようで残念だ。

それでも無冠に終わった為に帰国時に空港で脚光を浴びていなかったし、総理大臣とお辞儀して握手する機会を与えられなかった。「不公平なんじゃないかな」と思ってしまうのは当方の誤認識か。何処かに「2番じゃ駄目なんですか」と言った議員がいたが、私は「参加(出場)しただけでは駄目なんですか」と何方かに尋ねてみたい。

あのような「差別的」とでも言いたい衝動に駆られる待遇というか処理を、誰が決めるのか。JOCなのか、それとも何とか言う委員会なのか。あの大会は「メダル獲得競争だったのか」と尋ねたくなる。メダルを取ってこなくても、出場するまでの大変な努力と辛い練習を積んできた彼等に敬意を表して終わる。