新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

5月10日 その3 見なきゃ良かったTBS

2018-05-10 13:38:28 | コラム
柳瀬氏の答弁について:

迂闊にも反安倍内閣の有力会員であるTBSのヒルオビを見てしまった。時事の田崎氏、元三重県知事で早稲田大学名誉教授の北川正泰氏、TBSの今市政治部長といった顔触れ。司会者が私が最も軽佻浮薄と軽蔑すする恵某。アホかと思うほど柳瀬氏が詭弁を弄して責任逃れをして総理を守ろうとしていると議論へと誘導していたと解釈した。

中でも馬鹿げていると思ったことは柳瀬氏は3度だかの加計の人と会った7ヶ月後に退職し、その後1年半以上を経て総理が昨年の2月だったかに初めて加計が獣医学部を作ると知ったと言われるまでには間があったと言われた。それにも拘わらず、2年も加計との面談を総理に報告しなかったのはおかしいと、この番組の中でも言っていたこと。国会でも長妻も今井も無反応だった。

その恵が「愛媛県の職員が柳瀬秘書官(当時)と大勢で面会できた時に名刺交換くらい出来たのではないか」と仕掛けると、田崎も北川もできるだろうと言った。私はそんな畏れ多いことはしないだろうと思っている。

そう言う根拠は「我が同期会の会長は1960年代後半には大蔵省の課長か課長代理だったこと」がある。その頃に同期会が催された。中に藤沢市役所の係長がいた。皆が親しく会長と語り合っても、係長君は近寄らなかった。「暫くだね」くれば言いに行っても良いじゃないかと言えば、「とんでもない、同期生だろうと何だろうと大蔵本省の管理職に地方の市役所の係長如きが挨拶だろうと何だろうと行くべきではない身分の違いがある」と挨拶することすら否定したのだった。

これを愛媛県庁の職員に当て嵌めれば、「地方の県庁職員が中央官庁から出向した総理秘書官に名刺交換して下さいと言いに行けるのか」となるのではないか。実は、私は日本の会社時代に某中央官庁の入札担当だった時期があった。入札資格会社に指名される為には何年間の黒字決算を続けているか等々の厳重な資格審査がある。係官に「今回担当させて頂くことになりました」とご挨拶して名刺を出しても「あー。そう」と言われるだけと引き継ぎを受けて参上したが、その通りでお名刺は頂戴できなかった。

彼らゲスト解説者にはこういう知識も経験もなかったのだろうか。恵は論外だが、田崎氏はマスコミ、北川氏は以前は衆議院議員だったのだ。だから知らないかも知れない。見なけりゃ良かったと悔いている番組だった。腹立たしくなるだけだと事前に分かっていたのだから。



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