新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月8日 その3 監督は常に最高で最善の判断が出来ないと

2024-09-08 13:58:56 | コラム
三浦大輔監督の読みと判断の甘さを衝く:

昨日のジャイアンツ戦の8回に佐野恵太のレフト方向へのヒットで2対1のリードとなった局面での、ベイスターズ三浦大輔監督の「試合の先行きの読みの甘さ」が敗因になったと決めつけたい。要点は佐野が抜け目なく走って2塁に行っていたという状況。次打者は当たっているオーステインだった。

あの場面では三浦監督の力量では、その先に如何なる展開になるかが読めていなかったようで、関根如きを代走に使って0.279で打撃トップ10の10位にいる佐野を引っ込めてしまった。もしかして1点差で逃げ切れると読んだのかもしれないが、後攻のジャイアンツは8と9回の2回の攻撃の機会を残しているし、延長戦だってあり得るので、佐野の打力は必要になるかもしれないのだ。

三浦大輔が監督として、佐野の勝ち越し打が出た瞬間に、このくらいの先行きを読んで、その場合に取るべき作戦が数件は浮かんでこなければ、監督としては失格だろうと、私は決めつけたくなる。これだけではなくて、残っている投手たちの力量というか調子も勘案せねばなるまい。

今からでも遅くはないから、三浦監督は藤井聡太7冠にでも弟子入りして「先の読み方」の教えを乞うと良いのでは。選手名鑑を見ても監督にはヘッドコーチと言うか、作戦コーチのような者が置かれていないように見えるのも気になる。

私は40年ほど前に某大学のフットボール部の後援会長として「試合には練習の時のような平常心で臨めるよう、満足で十分な練習を積んでおくこと。さらに、ここぞというチャンスに思い浮かぶだろう数本のプレーの中から、瞬時に閃いたプレーが最高で最善の選択になるよう訓練を積んでおいてからリーグ戦に入って行くこと」と一席ぶち上げたのだった。

かくあらねばならないと経験からも言えるし、そういう信念を持っている。ところが、囲碁の名誉名人・趙治勲氏が既にこれとほぼ同じことを言っていたのには参った。そんな先例があったとは露知らずに、咄嗟に思い浮かんだことを語っただけのこと。当方は国際ビジネスの交渉の場では、頻繁に咄嗟に非常に難しい判断を求められてきた経験があったからこそ言えるのだ。あらためて、この教訓というか言葉を三浦監督に捧げたい。

9月8日 その2 監督の采配に疑問が

2024-09-08 07:48:16 | コラム
NPBの監督についての疑問を語れば:

昨日のジャイアンツ対ベイスターズ戦では、三浦大輔監督の非常に残念な采配の誤りがあった。この監督については熱心なベイスターズの支持者である元商社マンは夙に監督交代を訴えていたし、私も同感だった。

昨日の過ちは8回の表に佐野恵太が高度な技術を見せてレフト方向に流し打ちをして1点のリードとなり、佐野自身が本塁送球(「バックホーム」は和製用語)の間に2塁まで走っていた。ところが監督は代走に関根を出してしまったのだ。「何を考えているのか」と嘆いた。もう、この試合では佐野に再度打席が回ってこないだろうし、次打者のオーステインが打てば関根の足ならもう一点とでも、浅はかに考えたのだろうが、愚策だった。

延長戦に入ってからの絶好のチャンスに何と関根に打順が回って為すところなく凡退したのだから。それだけなら未だ許せる。三浦監督の失敗は三塁手の宮﨑敏郎を知らぬ間に引っ込めて柴田を出していたのだ。この柴田が9回の裏にこれで試合は終わったと思わせた普通の三塁ゴロを捕ってから何と一塁にショートバウンドの送球。それをオーステインが取り損ない、その後の二軍から上がってきたばかりの中山如きにヒットを打たれて同点という体たらく。

駄目な監督はやたらに一寸足が遅いだけの好打者を早めに引っ込めて、守備固めをするか、代走者の脚力に期待する傾向があるのだ。これは滅多に成功しない、WBCでの周東の「サヨナラ」快走を除いては。そこに、守備固めだったはずの柴田の悪送球ときては、ベイスターズは監督の采配の拙さで、みすみすジャイアンツ奴に一勝を無償提供したのだった。

私が問題にしたい点は「監督が一手か二手の先を読めていないこと」と「常時試合に出していない脚力だけ(柴田のように守備力)が取り柄の選手を使うと試合の『カン』が働かない問題が生じる」ことである。今年のタイガースの岡田監督が屡々植田海(等という日銀総裁の親戚のような者)等を代走に使って牽制アウトや盗塁アウトになってしまっている辺りが、昨年と顔ぶれが変わらずとも3位にぶら下がっている体たらくの一因だろうと読んでいる。

ベイスターズの場合はそれでなくても12球団中でも最も優れた打者を備えていても、大洋ホエールズ時代からの特徴である「雑な野球」から抜け切れていない。そこに加えて監督の采配がもう一つでは、中々タイガースに追いつけない訳だと評価している。

尚、不振のティームの監督はやたらに「リクエスト」とやらをする傾向がある。あれでは審判に対する不信感を露骨に示しているようで、私は得策なのかと疑問に思うのだが。ドラゴンズの立浪監督も「リクエスト」依存派で、スワローズと最下位を争っている。

因みに、アナウンサーたちは「リクエスト」と言うが「あれはヴィデオによる審議を要求」なのだが、実態は「判定に対する異議申し立て」即ち「チャレンジ」なのである。専門語は正しく使うべきであるし、「リクエストです」では何事も明確にしていないと思う。

疑問に感じていることがある

2024-09-08 06:36:16 | コラム
私は何故そうするのかと疑問に感じている:

それは立憲民主党代表選立候補者4名と自由民主党の出馬者と予定者に記者会見が必要なのかということなのである。

昨日だったか、泉、枝野、野田、吉田(五十音順)が揃って記者会見をして政見を発表していた。また、自由民主党総裁選に出ると表明した人たちもしきりにテレビに出ては政見を語っている。

私は政界の仕来りやマスコミの慣習も知らないが、これらの放映には違和感を覚える。何故ならば、一般の視聴者が投票するのではないし、それに動かされる事があれば、世論調査とやらに誰が良いかと答えられる資料になる程度のことだから。

立憲民主党の4人も、何れは10人前後になるだろう自由民主党総裁選の候補者たちも、一般人である有権者に語りかけるのではなく、全国津々浦々を回って支部の党員に政見と抱負を語ることに時間をかけて、支持の確保を狙うのが本筋ではないのか。

さらに、彼等に「何故20名の支持者以外の残る自党内の国会議員に対しても党内の公開の場を設けて、政見と抱負を披露することを優先しないのか」とも尋ねたくなる。マスコミも立候補者たちも何か勘違いしているのではと、疑問に感じている。

また、マスメデイアなどはしきりに小泉進次郎は未熟で不勉強であるとか、石破茂がケチであるとか等々のゴシップを流すが、それらの欠陥(?)と政治の能力とどのように結びつくかは言わない。彼等は未だ立憲民主党の4人の揚げ足を取ってはいないが、是非とも聞かせて欲しいものだと期待している。マスコミがこの程度だから、自由民主党も劣化してしまったのだろうかと感じている今日この頃だ。