この際ご理解願っておきたいことがあります:
私は今回アメリカで最も尊敬してきた女性のアメリカにおける人種差別に対する抗議のデモンストレーションについての見解を聞かせて頂きたいと依頼しました。私が特に知りたかったことは「あのデモに何故多くの白人が参加してニューヨークでは店舗のショーウインドウを破壊して略奪行為までしていたか」でした。私はこのことが理解出来ず、この点を少し強調して質問した次第でした。ご承知のようにアメリかでは人種差別とは微妙な問題なのです。私は22年間のアメリカの会社勤務の間に、当然のことながら一度も上司や同僚ともこの件で語り合ったことなどありませんでした。
そして、女性からの返信には「私の個人の考えであり、アメリカ人の総意ではないから、友人か知人に公開するのならばその点を弁えた上にして下さい」と釘を刺されていました。そこで「敢えて公開」と断った上で紹介した次第です。実は、お馴染みかと思う元の同僚にL氏にも同じ事を質問していました。L氏からは先ほど答えのEmailを受信したところですが、私が推定していたことと似たような内容だったので、ホッと安堵しております。
彼からの返信で特徴的だったことがありました。それは何時でもズバリと物を言う彼が「私は専門の大学教授ではないが」と断っていた点でした。彼は「デモに参加している白人たちは、白人の優位性(元の言葉は「白人至上主義」と同じでしたが)を示そうとしているのでは」という見解を示していました。この辺りにこの微妙な話題に触れる際には十分な注意が必要なことを表していると解釈しました。
彼は同時に彼の見解を私が他者に公開するときには、それ相応の配慮をして欲しいと言っているとも理解しました。あの女性と同じに微妙な問題に触れることの危険性を考慮していると思うのです。それにも拘わらず、この二人は答えてくれました。私はこのことを誇りに思っているので、敢えて公開しようとしているのです。
更に敢えて述べておきたいことがあります。それは、私はアメリカの会社に転進してから「彼等の中に自分の居場所を築き上げ、同時に彼等との人脈を築かねば」と痛感させられたので、何とかせねばなるまいと懸命に努力をしました。その成果というか結果で、管理職以上に数多くいるアッパーミドルの人たちの輪の中ににどうやら受け入れられたと自負しております。即ち、彼等と思うように意思の疎通が可能になったという意味です。そして、ウエアーハウザーをリタイア後に26年を経た今でも、会社の内外に交信している人たちがいます。そして、彼等にこの人種問題に関するような微妙な意見を求めても答えて貰えたのは無上の光栄だと思っております。
やや自慢話めいて恐縮ですが「アメリカの私が勝手に定義した支配階層にある人たちと交信して、意見交換が出来る元ビジネスマンやジャーナリストがどれほどいるのかな」などと言えるかななどと愚かにも考えています。元より私はジャーナリストではありませんが「彼等と意見交換の場がある事を楽しんでいる」のです。
以前に紹介したことがありましたが、畏友YM氏が言うには「スタンフォード大学、プリンストン大学等々には著名な経済学者が数多くいる。だが、そのような教授たちに我が国の専門家やマスコミの人がアポイントを取って取材に来たという話を聞いたことがない。また、アポイントを取ろうと思っても、先ず無理だと認識している。第一に、そういう教授たちと会って英語で意見交換をするとか取材できる人がどれほどいるだろうか」なのだそうです。
告白しますが、かく申す私はワシントン州の短大で「日米企業社会の文化比較論」の講座を持たないかという身に余るお話を頂いたこともありました。だが、在職中で物理的にも無理なので残念ながら辞退したのでした。私は今回は友人・知人・元同僚たちが質問に応じてくれるかが不安でした。先ほどL氏からも返信のメールが来ていました。要するに、私は名も顔も売れている専門家でもジャーナリストでもないアメリカのビジネスの世界にいた人たちの見解を、嬉々として敢えて紹介した次第です。彼ら乃見解をそういう視点から受け入れて頂きたいのです。
私のお願いはこのような私的なと言うか、個人的な付き合いのネットワークを維持できていることを、ご理解願いたいのだと言う点です。そういう個人的(personalとなるでしょうが)の間での意見交換の場を、今後とも維持していこうと思っています。宜しくご理解とご支持のほどを改めてお願いします。
私は今回アメリカで最も尊敬してきた女性のアメリカにおける人種差別に対する抗議のデモンストレーションについての見解を聞かせて頂きたいと依頼しました。私が特に知りたかったことは「あのデモに何故多くの白人が参加してニューヨークでは店舗のショーウインドウを破壊して略奪行為までしていたか」でした。私はこのことが理解出来ず、この点を少し強調して質問した次第でした。ご承知のようにアメリかでは人種差別とは微妙な問題なのです。私は22年間のアメリカの会社勤務の間に、当然のことながら一度も上司や同僚ともこの件で語り合ったことなどありませんでした。
そして、女性からの返信には「私の個人の考えであり、アメリカ人の総意ではないから、友人か知人に公開するのならばその点を弁えた上にして下さい」と釘を刺されていました。そこで「敢えて公開」と断った上で紹介した次第です。実は、お馴染みかと思う元の同僚にL氏にも同じ事を質問していました。L氏からは先ほど答えのEmailを受信したところですが、私が推定していたことと似たような内容だったので、ホッと安堵しております。
彼からの返信で特徴的だったことがありました。それは何時でもズバリと物を言う彼が「私は専門の大学教授ではないが」と断っていた点でした。彼は「デモに参加している白人たちは、白人の優位性(元の言葉は「白人至上主義」と同じでしたが)を示そうとしているのでは」という見解を示していました。この辺りにこの微妙な話題に触れる際には十分な注意が必要なことを表していると解釈しました。
彼は同時に彼の見解を私が他者に公開するときには、それ相応の配慮をして欲しいと言っているとも理解しました。あの女性と同じに微妙な問題に触れることの危険性を考慮していると思うのです。それにも拘わらず、この二人は答えてくれました。私はこのことを誇りに思っているので、敢えて公開しようとしているのです。
更に敢えて述べておきたいことがあります。それは、私はアメリカの会社に転進してから「彼等の中に自分の居場所を築き上げ、同時に彼等との人脈を築かねば」と痛感させられたので、何とかせねばなるまいと懸命に努力をしました。その成果というか結果で、管理職以上に数多くいるアッパーミドルの人たちの輪の中ににどうやら受け入れられたと自負しております。即ち、彼等と思うように意思の疎通が可能になったという意味です。そして、ウエアーハウザーをリタイア後に26年を経た今でも、会社の内外に交信している人たちがいます。そして、彼等にこの人種問題に関するような微妙な意見を求めても答えて貰えたのは無上の光栄だと思っております。
やや自慢話めいて恐縮ですが「アメリカの私が勝手に定義した支配階層にある人たちと交信して、意見交換が出来る元ビジネスマンやジャーナリストがどれほどいるのかな」などと言えるかななどと愚かにも考えています。元より私はジャーナリストではありませんが「彼等と意見交換の場がある事を楽しんでいる」のです。
以前に紹介したことがありましたが、畏友YM氏が言うには「スタンフォード大学、プリンストン大学等々には著名な経済学者が数多くいる。だが、そのような教授たちに我が国の専門家やマスコミの人がアポイントを取って取材に来たという話を聞いたことがない。また、アポイントを取ろうと思っても、先ず無理だと認識している。第一に、そういう教授たちと会って英語で意見交換をするとか取材できる人がどれほどいるだろうか」なのだそうです。
告白しますが、かく申す私はワシントン州の短大で「日米企業社会の文化比較論」の講座を持たないかという身に余るお話を頂いたこともありました。だが、在職中で物理的にも無理なので残念ながら辞退したのでした。私は今回は友人・知人・元同僚たちが質問に応じてくれるかが不安でした。先ほどL氏からも返信のメールが来ていました。要するに、私は名も顔も売れている専門家でもジャーナリストでもないアメリカのビジネスの世界にいた人たちの見解を、嬉々として敢えて紹介した次第です。彼ら乃見解をそういう視点から受け入れて頂きたいのです。
私のお願いはこのような私的なと言うか、個人的な付き合いのネットワークを維持できていることを、ご理解願いたいのだと言う点です。そういう個人的(personalとなるでしょうが)の間での意見交換の場を、今後とも維持していこうと思っています。宜しくご理解とご支持のほどを改めてお願いします。
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