日本を正常な状態に戻して下さい:
先月の28日から二泊三日で、神奈川県下の静かな温泉町で穏やかな湯治の時を過ごしていた。そこにはG7以外の国から来た異邦人も見かけなかったし、ハラルフードの売店もなかったし、UBER EATSの無数の自転車も走っていなければ、ヘルメットを着用せずにレンタルの電動キックボードに乗った若者が疾走している風景もなかった。この街には良き時代の日本が未だ残っていると痛感した。
「インバウンド様歓迎せず派」の一人である当方は、我が国の現状は「国際化」などという良く訳が分かっていない事柄を無定見に推進すればどうなるかの予測も認識もできていなかった為政者の失態だと思うのだ。だから、異邦人どもに「ここ新宿区の一画や埼玉県の川口市のような、最早取り返しがつかないとしか見えない乱され方をされてしまったのだ」と思っている。
この期に及んでも、未だに「スパイ防止法」ですら制定されていない無防備状態であれば、無数のLD(何を意味するかはご想像に任せるが)国からの合法/非合法の者どもの流入を許してしまっているのだ。そんな状態であるから、外国人に無制限に不動産を買い漁られてしまっても、立法で対抗できていないのだ。
極端な例を挙げて政府の失態を指摘しておけば、菅内閣が太陽光発電を推進した事自体が間違いだとまでは言わないが、不良外国人は無防備の発電所に着目して銅線を切っては盗んでいき、それを買い取る組織まで出来上がっているのだ。今朝の新聞では外国人による組織的な風営法違反の記事があった。私はこれこそが「性善説信奉」の我が国の甘さを衝かれた現象だと嘆いている。
主張したい事は「石破首相の海外での失態を責めるのも、野党とマスコミの重要な仕事」かも知れないし、「国民民主党が推進する103万円の壁の打破」も重要な政治課題であり、国民生活の為になる事案だと思う。だが、その一方では軍備の面ではなく、経済的且つ法律的に国を守る手立てを可及的速やかに講じておくべきだと思うのだ。
余所の国に勝手に入ってきて、その国の法規の不備と甘さに付け込んで、やりたい放題をされても規制できる手段を持たない国になっているのは、許されざる失態であると思うのだ。事ここに及んで漸く川口市のKurd人(正確な発音は「カード」で「クルド」ではないのだが)の問題を取り上げて、トルコ大使に弁明させていたのでは遅くないか。新宿区の惨状などは何カ国もの大使を巻き込まねばなるまい。
先ほども国際法学者のTY先生とも語り合ったのだが、為政者にその意図などなかったにしても、かき乱された我が国の現状を外国に慣れた当方が見れば「君、国売り給う事勿れ」と心の底から叫びたいほど芳しくない状態なのである。インバウンド様が7~9兆円の財源になると喜んでいて良い時かと言いたい。
トランプ次期大統領は「MAGA」を標語にしておられたが、私は「日本を正常な状態に戻して下さい」(強いて訳せばMake Japan Normal Again)で「MJNA」と声高く唱えて終わる。