大韓民国は簡単に外部から理解出来ない国のようで:
先ほど、何気なく見ていたTBSのニュースショーで報じていたソウルの国会議事堂前は、人っ子一人いない静かな状態。10万人とかと報じられたデモ隊は一夜にして撤退した模様。超後期高齢者の当方等は「あれほどあの場所に人が集まっては、簡易トイレの100台くらい準備されていたのか」という方を心配する。
1971年72年と短期間に2度も輸入の話で戒厳令下のソウルに出張していた私は、ある中小財閥のオウナー社長とも昵懇の間柄になっていた。さらに、1990年代には観光旅行も兼ねて3度も訪韓して社長(後に会長になっておられた)とも海外の事情等を語り合う機会もあったので、それなりに韓国の事情通の端くれの、そのまた下っ端くらいにはなったかと錯覚していた。
だから、今回のあの尹大統領支持派と弾劾派の猛烈なデモ合戦を見ていると「俺は韓国民の思考体系などまるで解っていなかったようだ」と勝手に恥じ入っている。少しだけ解っていた事は「韓国の人たちは熱しやすいのではなく、激しやすく冷めやすいのかな」と見える辺りか。だが、その激高振りも一夜にして終わって、国会前は後片付けの人たちだけだそうで。
我が国で「石破首相を批判する者が大勢いても、国会議事堂前に10万人も蝋燭を掲げて『辞めろ』と騒ぎ立てるか」という話。こういう違いは民族性の違いなのか、民度に違いがあるのかなどは、全く推測など不能だ。ただ感じるのは「あれほどの熱量で自国の大統領を非難/批判する勢いがあるのだから、一旦反日で凝り固まれば「恨」となって、エネルギーが長続きするのかな」と考えている。
野党は何度でも弾劾案を出すそうだから、何れは与党が後継候補を固めて尹大統領を辞職させて大統領選挙に持ち込むと、TBSの支局長は予測していた。そうなった場合に、反日に首魁である野党の李在明代表は裁判を抱えていても出てくるだろうし、勝ってしまう気配が濃厚のようだ。そうなれば、岸田政権下で風向きを変えた日韓関係が「元の木阿弥」になってしまいそうで大変だ。
私はそうなってしまった時にも、石破内閣が健在であるようなカンがしているので、石破首相には新大統領に「貴方様の史観と施政方針は誤認識と誤解と理解不足で誤っている。56年の条約で全てが決まっている。感情と恨だけに支配された対日政策を改めて、アメリカと日本との同盟関係を最重要視してDPRK、中国、ロシアから自国と日本とアメリカを守る姿勢に転換すべきだ」と真っ向から説いて聞かせることを期待しようと思っている。