前回の国連安全保障理事会会議も実りのないまま終わった。まさにそれ故にロシア政府は、リビアでの流血の惨事を終わらせる現実的手助けと成り得る、さらにもう一つのメカニズムを始動させようと訴えているのだ。
ラブロフ外相はアフリカ5ヶ国の大統領からなる、特別使節団をリビアに派遣するというアフリカ連合の提案に注意を促し、次のように続けた。
「そうした使節団が実現するよう期待している。少なくともリビアでの流血の惨事が長く続くことは恐らくないだろう。
リビア国民及び地域全体の、さらにはグローバルな安定化の利益となるように、出来るだけ早急に流血の事態に終止(※一般的に「終止符」という言葉を用いるけどね)を打つ必要がある。その後リビアで又一連のその他の国々で差し迫った、或いは熟し過ぎたとも言える、必要不可欠な改革に関する合意の形成を始めるべきだ」
ラブロフ外相は、このように指摘した。
これに先立ちアメリカ、フランス、イギリス、ドイツ各国のリーダー達は、電話会談のなかで、リビア国民が自分達の未来を自分達で決める権利を持つことを確認している。
またアメリカのオバマ大統領は自国民向けのメッセージのなかで、リビアでの作戦におけるアメリカの役割は限られたもので、リビアに地上部隊を送ることはない、という自分の前の約束を再び繰り返した。
NATOのラスムセン事務総長も、我々は国連安全保障理事会決議のあらゆる側面に対応するだろうが、それ以上でもそれ以下でもない、と発言している。
しかしその一方でリビアの蜂起軍が地中海沿いに成功裏に、西の首都トリポリ方面に前進しているが、これは他ならぬNATOの空爆のお陰であることも明らだ。 28日夜、NATOは強力な攻撃を仕掛けたが、少なくとも首都トリポリでは10発の強力な爆弾の爆発が記録されている。
飛行禁止ゾーンを設置しカダフィ軍の攻撃から、一般の市民を守るという、発表されている目的と、こうした攻撃が一体、お互いにどういう関係があるのか、それは今のところ明らかではない。
3月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ラブロフ外相はアフリカ5ヶ国の大統領からなる、特別使節団をリビアに派遣するというアフリカ連合の提案に注意を促し、次のように続けた。
「そうした使節団が実現するよう期待している。少なくともリビアでの流血の惨事が長く続くことは恐らくないだろう。
リビア国民及び地域全体の、さらにはグローバルな安定化の利益となるように、出来るだけ早急に流血の事態に終止(※一般的に「終止符」という言葉を用いるけどね)を打つ必要がある。その後リビアで又一連のその他の国々で差し迫った、或いは熟し過ぎたとも言える、必要不可欠な改革に関する合意の形成を始めるべきだ」
ラブロフ外相は、このように指摘した。
これに先立ちアメリカ、フランス、イギリス、ドイツ各国のリーダー達は、電話会談のなかで、リビア国民が自分達の未来を自分達で決める権利を持つことを確認している。
またアメリカのオバマ大統領は自国民向けのメッセージのなかで、リビアでの作戦におけるアメリカの役割は限られたもので、リビアに地上部隊を送ることはない、という自分の前の約束を再び繰り返した。
NATOのラスムセン事務総長も、我々は国連安全保障理事会決議のあらゆる側面に対応するだろうが、それ以上でもそれ以下でもない、と発言している。
しかしその一方でリビアの蜂起軍が地中海沿いに成功裏に、西の首都トリポリ方面に前進しているが、これは他ならぬNATOの空爆のお陰であることも明らだ。 28日夜、NATOは強力な攻撃を仕掛けたが、少なくとも首都トリポリでは10発の強力な爆弾の爆発が記録されている。
飛行禁止ゾーンを設置しカダフィ軍の攻撃から、一般の市民を守るという、発表されている目的と、こうした攻撃が一体、お互いにどういう関係があるのか、それは今のところ明らかではない。
3月29日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル