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中国、北東アジアにおける外交上のブレークスルー(1)

2013-05-29 | ラジオ
中国は北朝鮮への影響力を利用し、交渉が行われようとする部屋の前まで、この国を引っ張っていくことに成功した。北朝鮮は中国の提案で対外交渉を まとめる構えだ。
これは北朝鮮の金正恩第1書記の特別代表を務める、ツォイ・リョンヘ氏が北京で行った声明の中で明らかにした。ツォイ・リョンヘ氏は北朝鮮では事 実上、ナンバー2の人物とされている。これは中国におけるツォイ・リョン氏ヘのミッションの、だいじゅうな帰結であり、中国には外交上の大きなブ レークスルーとなった。

ツォイ氏は誰と如何なる条件で交渉再開に望む覚悟であるかについては、詳細は明らかにしていない。ただし、この声明をツォイ氏は中国政治局常務委 員のリュウ・ウンザン氏との会談の直後に行っており、会談でリュウ氏はツォイ氏に対し朝鮮半島の核問題を話し合う、6カ国協議の即刻再開を呼びか けたことは分かっている。
この交渉は決裂してから、すでに3年目を迎えており、参加国のロシア、アメリカ、日本、韓国はどうしても北朝鮮を交渉再開へと導くことができない でいる。
ところが、これで再開の可能性が生まれたようだ。アメリカ、韓国、日本もそれぞれが北朝鮮と2国間対話を行う姿勢を表した。ただしこの勧告は条件 を提示しており、それを北朝鮮が絶対条件として吞むよう要求した。発案は成立せず、北朝鮮もこれと張り合う条件を提示することもできなかった。

経済高等学校の専門家、マスロフ氏は(?)、中国はものを言ったとして次のように語っている。
「中国はこの状況を利用し、北朝鮮にある程度助け舟を出した。これで中国は交渉プロセスでのモデレーターとしての立場を取り戻した。これは朝鮮半 島の非核化、そして北朝鮮の兵器の(?)経済活動圏に正式に戻すことをさす。これは実際、非常に長い道程で、今回その最初の一歩が踏み出されよう としている」
専門家は、このように語っている。

(?)は音声が流れないため聴こえず
ベテラン女性が発した言葉が分かりません「だいじゅうな帰結」
中国、北東アジアにおける外交上のブレークスルー(2)へ続く

北朝鮮は何を考えているのか―金体制の論理を読み解く
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5月24日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル