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アメリカのGDP成長率の予想 期待を下回る

2011-08-18 | ラジオ
国際格付け機関ムーディーズは、今年後半のアメリカの実質GDPの成長予測を3.5%から2%に下方修正した
また来年度のアメリカ経済の成長予測も引き下げている。
ムーディーズの専門家達は、アメリカ経済の伸びは、鈍化し始めている。鈍くなり始めていると見ている。予測引き下げの根拠とされたのは、食料品やガソリン値上げに関連した消費者や企業の活動の低迷だ。

ロシアの民間(「ぶんせん」って何???)機関インヴェストカフェの専門家サフォーノフ氏の意見を紹介しよう。
「公表されている統計は酷く悪いものだ。データは当初の評価や期待よりも、かなり悪い事が分かった。第二四半期の総括によると、アメリカ経済は事実上、危機前のレベルまで達する事ができなかった。経済の伸びは大変鈍くなっており、全く否定的と言うのに近いくらいだ」
専門家は、このように述べている。

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こうした悲観的な見方を取っているのは何もムーディーズばかりではない。今月の初めスタンダード&プアーズは、初めてアメリカの信用格付けをAAAから、ネガティヴな予想と共にAAプラスに下げた。
その当時ムーディーズとフィッチは、こうした評価の引き下げを支持しなかったが、世界の証券及び原料市場は、雪崩をうってこれに反応した。
しかし今回のムーディーズの決定に対して、市場は特に注意を向けなかったように思う。逆に取引はプラスで終了した。投資家達はグーグルがモトローラを買う計画だといった、肯定的なニュースの方に遥かに大きな印象を持ったようだ。
そうした状況を背景に、モトローラの株はすぐに2倍に跳ね上がった。

その一方でアメリカ国債の方は不幸な展開となった。外国の投資家達は大量にアメリカの国債を手放している。
アメリカ財務省のデータによると、この6月、外国が持っているアメリカ国債の総額は183億ドルも減った。
また今年の5月、外国人投資家が買ったアメリカの国債は164億ドル(???)だった。
分析の専門家たちは投資家の、こうした失望感というのは6月に、アメリカ議会で行われた債務の上限引き上げに関する、討議に関係していると見ている。

それでは再びサフォーノフ氏の意見を紹介したいと思う。
「こうした傾向は7月(「しちがつ」)7月(「なながつ」)を悪い方向で発展するばかりで、それによりアメリカ経済は、ますます弱体化することだろう。
問題はアメリカ経済が二つのファクターに、大変強く依存している点にある。第一に、それは国家による刺激であり、第二に外国からの投資だ。
外国人投資家達が経済からマネーを引き上げている事は、成長テンポの大きな落ち込みをもたらし、詰まるところアメリカ全体の経済状況の悪化を、もたらすことだ」
サフォーノフ氏は、このように意見を述べている。

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アメリカ国債を主に所有している世界の大国というのは、中国、日本、イギリスだが、今のところ全体的な気分に屈することなく、アメリカの国債を大量に手放す事はしていない。まさにこの事が、この三つの国が主張しているように、アメリカ経済の状況が、自分達及びアメリカ、そして全世界の頭痛の種を増やすほどに悪化していない事を裏づけている、そう言えるかも知れない。

(???)は言葉になっていません

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8月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル


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