1010 Radio

ラジオから色んな情報が発信されるように、車いすの視点から情報や思いを発信。

国内のNGO登録プロセスを簡略化させるロシア

2009-07-09 | ラジオ
ロシアではNGOを登録する際の法的規則が軽減された。
これで社会活動が一層、行いやすくなる。
ロシア議会はNGOに関して、大統領が提出した修正条項を検討
する(?)を開き、これを承認した。
下院国家会議では春の会議の終わりまでには、法案を検討し承
認し終え来月のはじめ8月1日からは修正された新しい規則が施
行されることになるとしている。
あまりにも厳しかった監視を解かれてNGOは、実際に助けを必要
としている人々に、さらに多くの注意を傾けることが出来る様にな
る。

メドヴェージェフ大統領は3年前の2006年に採択されたNGO法は、
あまりにも厳しすぎるとしてその修正を提案した。
この提案によって報告や登録の義務が軽減される。実際にNGO
の役割と意義はロシア社会のなかで日増しに拡大している。
社会的に意義のある仕事を行う、ボランティアが活動するNGOの
数も増えている。

こうしたボランティアの数はロシア全土で800万近くを数える。
下院の副議長はロシアの声からのインタビューに答え、メドヴェー
ジェフ大統領の意図としては、政治システムをより多元的にし政権
と社会の対話を図り、この傾向の枠内においてもNGOの規定を緩
めようとしているのだとして次の様に語っている。
「メドヴェージェフ大統領の提案したNGO法の修正は、市民社会制
度の発展、ロシアの政治システムの民主化に向けた着実な歩みの
一環である。修正は次の様な箇所になされる。
第一にNGOの登録過程が簡略化される。第二に登録の受理が拒否
されるという理由が少なくなる。第三にNGOの報告義務が簡略化さ
れ申請形式になる。
特に外国の法人や外国人の組織するNGOに関してこのプロセスが
進む。
第四にNGO活動の管理がより透明性の高いものとなる。もちろんこ
の措置は全て、市民社会制度発展に向けさらに一歩前進が行われ
たことを示すものですし、公共的政治的なプロセスに対しNGOに、そ
の管理の機能の一旦を手渡したことになる」
下院副議長はこのように述べている。

外国の組織やその支部が、ロシア国内に登録されるとき活動が民族
の統一を犯すものであるとか、ロシア人の独自性や文化遺産に脅威
を齎すものであると言う理由で、それを拒まれるということがなくなる。
ただしその活動目的がロシアの主権、政治的独立、領土不可侵、国
益を犯すものであった場合は、そのNGOは違法な存在とみなされる。

今日ロシア国内には社会生活のあらゆる分野で、25万以上の社会的、
非営利的組織が存在している。
社会組織、慈善組織、教育組織、権利保護団体、国民文化組織など
種類も様々だ。
ロシアはここ数年、国内で活動を行うNGOに対し財政支援も拡大して
いる。
それは政府も民間の発案者が多ければ多いほど、慈善活動に従事す
る人が増え、これによって市民の抱える問題が、より多く解決されるよ
うになることを、目に見える形でデモンストレーションしている訳だ。

(???)は聴き取れず

7月1日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北朝鮮が新たなミサイル発射... | トップ | 8日からイタリアでG8サミット... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ラジオ」カテゴリの最新記事