本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

売れるもの=“不”をすっきりさせるもの。:松山情報発見庫#186

2005-06-02 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
『MBAコースでは教えない「創刊男」の仕事術』,くらたまなぶ
この本でどんなことが書かれているか?
これは、実は、残念なことに本についている帯にうまいこと集約されてしまっている珍しいパターンだ。

それは、【売れるモノを生み出す8つの掟】
1.ちゃんとふつうに生活すること
→これは、ビジネスとは、何らかのことを発信することで、発信するには、きちんと受信しなければならない。そこで、日常生活で、ただ漫然ともの、商品に接するのではなく、いろいろな商品に疑問を持ったり、興味を持ったりしっかり資本主義の中で生きること。
2.「人の気持ち」を聞いて、聞いて、聞きまくる
3.「不」のつく日本語を求める。
→この2と3は、興味を持った一つのトピックに関して、徹底的に人に聞きまくることで、周りの人の持つ、不満、不快を抉り出し、それを解決するアイデアを考え出すというステップに持っていくための段階。
4.ひたすらブレストをくり返す
→これはひとことで言えば、アイデアを膨らますということ。
 「誰に何を提供して、どんな夢を実現するのか?」このことをネックにアイデアをどんどん膨らましていくのだ。
5.不平不満をやさしい言葉でまとめる
6.まとめた言葉をカタチにする
7.プレゼンテーション-市場への第1歩
8.「起業」-夢を見据えて変化に即応する
5-8は、いあわば実行段階だ。

この本で述べられていることを、
観点を変えて述べれば、リクルートという会社がいかに、社会をイノベートしてきたかということになる。
リクルートの仕事は、本書の中でも何度か述べられているように、「需給のミスマッチをマッチングするメディアづくり」(173ページより)「『人のカラダを動かす』メディアビジネス」というように表されると思う。
メディアに関する仕事をされている方だけでなく、すべてのクリエイティブな仕事を心がける方に参考になりそうな本だ。
コメント (2)
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