東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

ライトアップした浜離宮に行く

2006年04月04日 19時47分38秒 | お散歩
月曜日 PM 6:00

ライトアップして9時まで開園しているそうで、久しぶりに浜離宮にゆく。駐車場がバス専用になっていて入れない。離宮の入り口には横断歩道が無くて、無粋な歩道橋をわたる必要がある。これがいやだから車で行ったのだが、やれやれである。

長年の間、浜離宮は周囲の環境にいじめられ続けてきた。海が無くなり、山側は首都高や海岸道路の騒音と排気にさらされている。最悪なのが新橋駅からのアクセスで、とても汚い首都高ガード沿いを歩かされ、最後に歩道橋まであるのだ。

これではかわいい彼女をさそってデイトに行こうという気にはとてもなれないではないか。庭園を造ったご先祖様にとても申し訳ないよね。

汐留が再開発され、さらに悪影響を与えたのだから、せめて浜離宮へのアクセスを考えるべきだった。汐留の地下道路から直接いけるようにするのは最低の礼儀ではないのかね。

さて、汐留駐車場のなかで見当をつけて、4番出口を出ると歩道橋のすぐ手前だった。最短距離でいけてよかった。4番を憶えて置かれるとよいですよ。

こごとばっかりいいながらやっと入園である。

園内ではひたすら前をみて進まないといけない。振り向くと、ビル群が隙間無く屏風のようにたちはだかっている。屏風というにはあまりに高すぎるけど。
庭園はとても広いのだが、先日の体験では、○通ビルの上から見るとまるで箱庭だ。●通ビルもある。

しばらく歩くと夜の帳がやってきて、水銀灯に照らされた満開のさくらがうつくしい。足元を照らす灯篭もどきの灯具もとてもいい。なによりいいのは海のほうの構造物が闇に消えていること。

後ろのビル、なかんずく○通ビルのなんという明るさだろう。一窓といえども消灯しているところはないのである。東京都は、浜離宮夜間開園の時間だけでもブラインドを下ろさせたり、窓際の消灯を要請したら如何なんだろうね。

夜の公園逍遥は一部方向に視線を向けなければ、すばらしかった。中ノ島の茶室で抹茶を頂くのもよろしかった。花見客も騒ぎを起す人はいないし。お勧めします。
確か6日夜までです。

蛇足 汐留開発の効果で浜松町よりに入り口が出来ているようである。しかし、メインゲートに比べ利用客はうんと少ないようである。















(浜松町よりに新しい入り口が作ってあった)