東京老人Tokyorojin

こごとじじい増山静男のブログです。

小学校英語教育に反対する

2006年04月07日 11時46分37秒 | 教育
小学校高学年に英語教育を導入するという。

これは失敗する。やめていただきたい。
だいたいこんな決定をいつ決めたのだ。
マスコミは、こういう検討をしていますよというニュースを流すべきである。

ついでに、中学から大学までの英語必修を廃止し、選択性にすべきである。もちろん入試科目からは原則廃止しなければならない。大学は英語のできる受験生を何のために選択するのか。英語での授業などありはしないのに。

現在までの日本の英語教育はむなしかった。中学から全員学習しているにもかかわらず、普通に英語を使える人はごく限られているのである。

これはよく言われているように、日常英語の必要のない日本人にはあたりまえであり、授業内容をどんなに改善してもある程度以上向上するわけはないのだ。

一方、数学、科学部門、そして日本語など重要な科目がおろそかになって外国にどんどん抜かれているのである。英語学習に使っているエネルギーを本当の学習、研究に向けなければならないと思いませんか。

学校教育から無駄な英語学習を除けば、それこそ「ゆとり教育」が実現し、学力向上がストレスなく実現し、国力のレヴェルアップが見込まれるのだ。

学校英語の必要のないさらなる理由

1.本当に必要な人は民間の英語学校が各駅前にあるからそこで習えばよい。

2.駅が、いや学校が近くにない人はパソコン学習をすればよい。

3.機械翻訳が能力向上すれば自分で英語を話したり、読んだりする必要がなくなる。

注 現在のめちゃくちゃ機械翻訳でも、10年も苦労して学校の試験を通った普通の日本人よりはできるしスピードは速い。機械翻訳の精度向上は、やろうと思えばすぐにでもできる。

蛇足
学校の英語教育を全廃すれば、日本語の学力が向上し、毎日文章を書く子ども、大人が増加し、優秀な作家ができる。ノーベル賞作家も日本人が独占するのも夢ではない。

そうなれば外国での日本語学習もある程度増えるだろう。そのときでも、すべての小学校で、高学年から日本語必修になるようなことは無いと思うけどね。