最新の住宅ニュースから

●松下電工、小型化したエコキュートの新製品を発売

　松下電工は５日、大気熱を有効活用した給湯器「エコキュート」の新製品を６月15日に発売すると発表した。薄い断熱材を使うことで湯をためる装置を小型にした。装置の設置面積は従来品から1割強小さくなるという。
　従来の発泡スチロール製の断熱材に代わり、真空断熱材を採用。断熱材の厚さは従来の40ミリから8ミリになった。湯をためるタンクの容量が370リットルでも従来の300リットル並みの大きさに抑えられたという。


●ミキハウス子育て総研、賃貸住宅の育児しやすさを評価するサービス

　育児相談を手がけるミキハウス子育て総研（大阪府八尾市、藤田洋社長）は子育てしやすい賃貸住宅を認定するサービスを始めた。居住部だけでなく立地や周辺環境も重点評価する。このほど東京電力グループの賃貸マンション「ｅ―ＳＴＥＰ」（千葉県市川市）を認定1号物件に選んだ。認可保育園や遊び場がある飲食店を施設内に誘致した点などを評価した。
　育児相談サービスの会員の声を参考に70項目も評価基準を策定。建築士や子育て経験者で構成する審査員が実地調査し、45項目を満たせば認定する。認定物件には広告などへの専用ロゴの使用を認める。新築が対象で認定料金は１物件100万円。民間だけでなく、自治体などの公営住宅の需要も見込む。