昨日、私自身が救急車で病院搬送された話を書きました。
今日は、その経緯を書きたいと思います。
昨日の昼前、仕事用のデスクに座り、右に首を向けながら椅子から立ち上がろうとしたところ、グルグルとしためまいが起きました。
いったん椅子に座り、もう一度立ち上がろうとしても、グルグルします。
椅子から降りて下に座り込み、立ち上がろうとしてもダメです。
這うように階段を降りると、吐き気を感じたので、トイレで嘔吐。
いったん戻るも、また吐き気を催し、また嘔吐。
めまいや嘔吐の症状は、もしや脳梗塞の可能性あり?
鏡を見ると、顔の表情はいつも通りです。
脳梗塞だと、顔の片側が垂れてくるといいます。
両腕を前に上げることもできます。
片方が下がってくるのは、脳梗塞の可能性大です。
脳梗塞の可能性は低そうだけれど、素人判断はできないので、まずは健康相談の電話番号「#7119」に電話。
相談員の方に症状を伝えると、「これだけしっかり喋れているので、脳梗塞の可能性は低いでしょう。おそらく耳鼻科」と言われました。
住所を言い、最寄の希望病院を言うと、「まずそこに電話し、断られたら救急車を呼んでください」と言われたので、家から最寄の総合病院(徒歩5分)に電話しました。
土曜日の昼ということで、すでに時間外。
耳鼻科の担当医はおらず、内科の医師もほかの患者の処置中と断られたため、ここで119で救急車を呼びました。
救急車は、あっという間に来ました!
第一希望の病院は電話で断られたことを伝え、次の希望は、今、整形外科でかかっている隣駅の大学病院と伝え、診察カードを渡したところ、大学病院が受け入れしてくれることになりました。
これはよかったです。
父が救急車で運ばれた時は、隣市の病院だったり、遠くに運ばれることがあったからです。
熱がなかった(36.3℃)のも、受け入れてくれたポイントかも。
高熱の患者は、新型コロナの疑いがあるかもしれないですからね。
救急車には、通常は家族が付き添いますが、付き添いできる母が高齢であり、コロナ感染の危険性もあるため、母は同乗せず、私ひとりで運ばれました。
運ばれる際に、このご時世なので、マスクを着けられました。
今だからかもしれませんが、救急車の中には患者用のマスクが積まれているんですね。
救急車には何度も乗ったことがあり、かなり揺れることはわかっていましたが、自分が急患として横になっていると、ものすごーい揺れを感じます。ただでさえ吐き気があるので、救急車の中でも嘔吐してしまいましたが、さすがに、それ用の容器は完備されていました。
病院に到着し、まずは脳外科で頭のCT。
これは問題なし。脳梗塞の可能性は消えました。
次に耳鼻科に移され、頭を動かしたり、目を動かしたりの検査。
そこでまた吐き気を催し、嘔吐。
めまいを押さえる薬と吐き気を止める薬を点滴され、数時間。
いつのまにか寝ていました。
症状が治まらなければ入院、といわれていましたが、起きると、もう大丈夫。
できれば、入院したくないですからね。
原因は、耳の中にある耳石(じせき)のズレとのこと。
難しくいうと、「良性発作性頭位めまい症」。
耳の奥にある耳石がはがれ、三半規管の中に落ちることで起きる病気です。
医師からは、リハビリしてください、といわれました。
ひとつの方法は、ラジオ体操。
もうひとつの方法は、寝起きの際に、寝たまま片側を向いて1分、上を向いて1分、別の側を向いて1分、また左右で1分ずつ、計5分の動作を行なうというものです。
これにより、耳石が正しい位置に戻ってくれるようです。
この病気は、あまり運動をしない人、片側だけ向いて寝る人、中高年の女性に多い、という傾向があるそうで、わたし、まさに全部当てはまってます
ここ数週間、夜、布団に入った時に、グルグル回る感じがありましたが、この病気の前兆だったんでしょうね。
今日は、まだ少しふわふわする感じは残ります。
これを機に、日ごろの生活態度を改めないと、ですね。
いずれにしても、脳梗塞ではなくてよかったです。
良性発作性頭位めまい症について、NHKのこちらのサイトがわかりやすかったので、気になる方はアクセスしてみてください。
NHK健康チャンネル
耳石が起こすめまい「良性発作性頭位めまい症」とは?
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_619.html
今日のランチデザートは ダブルクリームのシュークリーム