11月25日に東京で開催された
イタリアワイン試飲会「Vinitaly Japan」では、イタリアから多数のワイナリーが来日し、色々なワインを紹介してくれました。
が、あまりの数の多さに、とても全部は回りきれませんでした。
まずは、前日のイタリア大使公邸で久しぶりに再会したジャーナリストの
ジョエル・ペイン氏がブランド・アンバサダーを務めるブースへ。
ペイン氏はゴー・ミヨのドイツワインガイドの著者で、以前に何度かお目にかかった時は、当然ドイツワインのセミナーやイベントでした。
それがなぜイタリアワインのイベントに?と尋ねたところ、イタリアのいくつかのワイナリーのブランドアンバサダーも務めているとのこと。色々と活躍されてますね!
ペイン氏が紹介してくれたのは、
アルト・アディジェのアロイス・ラゲーデルと
バローロのチェレット。
偶然にも、アロイス・ラゲーデルのオーナー夫妻が2年前に来日してセミナーを行った際に取材に伺い、ソムリエ協会機関誌「Sommelier」101号にレポートを書かせていただきました。
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こちらの写真は2007年10月のセミナー時に撮影したもの
Alois Lageder はアルト・アディジェのオーガニックワインのリーダー的存在のワイナリーで、北の産地ならではのピュアでクリーンなスタイルが特徴。
この日に開けた中で、ペイン氏が特にオススメ(今日のNo.1)が
「Moscato Giallo 2007」 。
「ドライスタイルのモスカートで、パワフルで素晴らしい!」と絶賛。飲んで納得。
トスカーナは安定して美味しいワインが多いわ~と今回も実感
アンブロジオ・エ・ジョヴァンニ・フォロナーリ社がトスカーナ各地でつくるワインは、それぞれに個性があります。
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Campo al Mare Bolgheri 2007 は満足度がある上、3,000円台とお買い得
La Forraは相変わらず旨い
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参考商品のBrunello di Montalcino 2004 これは当然美味
Cantina RUSSO Taurasi
Grele Greco di Tufo DOCG (グレコ種)
Spalatrone Taurasi DOCG (アリアニコ種)
家族経営というカンパーニャ州のルッソ。
タウラジ、グレコ・ディ・トゥーフォという、昔ながらのワインですが、スタイリッシュでオシャレに決まっています
Tenuta Duca di Casalanza(テヌータ・ドゥーカ・ディ・カサランツァ)
ヴェネト州ピアーヴェ特有のブドウ 「Raboso ラボーゾ」100%のワインを飲んでみました。
タンニンの収れん味が非常にキツイというブドウですが、このワイン(真ん中の赤ラベル)は非常になめらかでした。個性的な風味がありますが、果実味が豊かで、しっかりとした飲みごたえのあるワインだと思います。
イタリアは各地方に固有のブドウ品種があり、それぞれ個性的なワインをつくるのが魅力的ですね。
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各州のオリーブオイルも紹介されていました
オリーブオイルも生産地によって味わいが違います。
今回の中では、こちらのオイルが気に入りました。
世界最大級のワイン展示会
Vinilaly のイタリアでの開催は
2010年4月8~12日(ヴェネト州ヴェローナ)です。
業界関係者のみが参加できます。