ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

珍品?@ドイツワイン

2006-05-31 11:57:03 | ワイン&酒


(左)Blanc de Noir Spatburgunder Q.b.A. troken 2004
(右)Spatburugunder Q.b.A. trocken 2003   
  <Weingut Christmann>



昨日からドイツワインの生産者が来日しての試飲会が開かれているのですが、
「おお~、これは!」とびっくりしたのが、左の白ワイン。

というのも、
白ワインなのに黒ブドウのシュペートブルグンダーを使っているのですから!

えっ?そんなことができるの?と驚く人もいるかもしれませんが、
黒ブドウといっても、果皮が黒いだけで、
中の果肉はマスカットみたいに透明なんです。

そこで、果皮の色素が出ないよう、透明な果肉だけをジュースにして発酵させることがフランスのシャンパーニュではよく行われていて、そうしてつくった透明なシャンパンは「ブラン・ド・ノワール」と呼ばれます。

ブラン(Blanc)は「白」、ノワール(Noir)は「黒」という意味ですから、
「黒ブドウからつくった白ワイン」ということです。
けっこう手間かかるつくり方ですよねぇ。

たしかに、シャンパーニュではこういうつくり方はあります。
が、ドイツのワインで見たのは初めてかもしれません。

どんな味かというと、果実味がしっかりしている上、非常に酸味が豊か。
素直においしく、期待を裏切りません!
これでお値段2800円。

赤ワインのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワールのドイツでの呼び名)の方も
とてもクリーンな果実味の、でもふっくら感のあるやさしい味わいです。
これは私の好きなピノ・ノワール。
ヘタなブルゴーニュより全然いいです。(3100円)

白は「珍品」ですが、でも、本当に普通においしく飲め、
どちらも基準以上のクオリティを持ったワインですから、
見かけたらぜひ一度試してみることをオススメします。

つくり手は、ファルツ地方のノイシュタット近くのギンメルディンゲンの
ワイングート・クリストマン

生産量の2/3はリースリングだそうですが、ここ数年で赤とリースリング以外の白をつくるようになったそうです。
ラベルもシンプルでステキですし、ここのつくり手は要チェックですよ!


(輸入元は株式会社八田)

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スタイリッシュ@ポルトガルワイン

2006-05-30 11:49:31 | ワイン&酒
昨日はさっぱり&すっきり系のポルトガルワインのことを書きましたが、
今日は赤ワインのお話をしましょう。

ポルトガルワインをよく知るようになったのは、たぶんもう10年も前のことで、当時OLをしていた私は、ポルトガル貿易振興庁主催のポルトガルワインセミナーに何回か通っていました。

そのときの印象は、可もなく不可もなく、という感じ。
ただ、古い感じのスペインワインと似通っているかなぁと思いました。

ですが、ここ3年くらいの間、昨日のようなポルトガルの生産者主催の試飲会に行くと、「あれ?今までと違う?」と感じることが多くなりました。

そう、古臭ーい感じのワインはほとんどなく、どれもクリーンでスタイリッシュになっています。
目隠しして飲んだらどこのワインか全くわからないくらいで、クオリティもグンをアップしています。

これは、国際市場を意識してつくる生産者が増えてきたためと思いますが、
たしかに、スタイリッシュでクオリティの高いワインというのは嬉しいことなのですが、昔の香りがぷ~んと漂うポルトガルワインも捨てがたいなぁ・・・・、と思う私。

でも、他の国と比べるとなかなか選びにくかったポルトガルのワインのクオリティがここまで素晴らしく成長していて、しかもお値段は未だかなりのお手頃プライスなのですから、見逃す手はありません。
私が昨日おいしいなぁと思った赤ワインは、1800~3000円超くらいでした。

ホント、ポルトガルワインは穴場ワインですよ。



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スッキリ@ポルトガルワイン

2006-05-29 20:51:56 | ワイン&酒


今日はポルトガルのワイン試飲会があったのですが、
ポルトガルワインといって一番日本人になじみが深いのが、あの マテウス・ロゼ でしょう。

えっ?マテウスってポルトガルだったの?
って初めて気づく人もいるかもしれませんが、そう、ポルトガルだったんです。

昔々は、ほの甘くって軽やかで、ごくごく微発泡の飲みやすいワイン
ってイメージだったかと思いますが、
改めて飲んでみると、意外にもきりっとキレがある飲み口のドライなワインでした。

もしかして市場に合わせてスタイルが変わっているのかも?


もうひとつ一緒に写っている右側のワインは、ヴィーニョ・ヴェルデ です。
ヴィーニョ=ワイン、ヴェルデ=緑なので、「緑ワイン」ってわけ。
もちろん緑色をしているわけではなく、でも、薄いライムグリーン系の爽やかな色のものが多く、また、若いフレッシュさを楽しむということで、こんな名前が付けられています。

このボトルは見るからに爽やかで、
これからの季節にキーンと冷やして飲みたい!って感じですね~
味わいもスッキリ&さっぱりで、みずみずしい酸味が心地よいワインでした。




ココ↑のワイナリーなんかは4種類もヴィーニョ・ヴェルデがあり、
それぞれ味わいが少しずつ違います。
少しコクを感じるタイプとか、フルーツの感じがよく出ているタイプとか。

いずれにしても、ヴィーニョ・ヴェルデはお値段も手頃
1,000円前後~1,500円前後で買えますので、初夏から夏にかけて気軽に楽しむにはもってこいですよ~



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コピ・ルアック

2006-05-29 00:57:52 | 映画
映画「かもめ食堂」の、コーヒーがおいしくなるおまじない
コピ・ルアック って、不思議な響きの言葉ですよね?


コピはジャワ式のコーヒー、ルアックは動物のジャコウネコのこと。

よって、ジャコウネココーヒー  


実は、ジャコウネコがコーヒーの実を食べた後の排泄物の中にあるコーヒー豆を拾い、よーく洗ったものがコピ・ルアックと呼ばれるのだとか・・・ 

コーヒーの実って、オリーブみたいに外側に果肉があり、中は種(いわゆるコーヒー豆になる部分)という構造をしているので、丸飲みしたら、種はそのままの形で出てくるわけで・・・・

ジャコウネコは、尾の付け根に「麝香」の香りがする腺を持っているので、そこを通過するコーヒーの種には素晴らしい香りが付くようです。


そんなわけで、排泄物の中にあるにもかかわらず、非常に貴重で高価な、幻のコーヒー豆として売られているそうですが、私はちょっと抵抗があるかも・・・

みなさんなら、このコピ・ルアックのコーヒー豆で淹れたコーヒーを飲む勇気がありますか?
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「かもめ食堂」のおまじない

2006-05-28 14:58:23 | 映画
映画「かもめ食堂」をようやく観てきました。

とんかつ、肉じゃが、鶏のから揚げ、鮭の塩焼き、おにぎり・・・といった、
シンプルで家庭的な料理がとてもおいしそうでしたが、
私が気になったのは、おいしいコーヒーを淹れるおまじないの言葉

コピ・ルアック  


ドリップ式で、ドリッパーにコーヒーの粉を入れたら、

人差し指で粉の中心に軽く穴を開け
「コピ・ルアック」と唱えて少しだけお湯を注いで粉を蒸らします。

後は、いつもと同じようにお湯を注げばOK。

本当に、こんなことでコーヒーがおいしくなるんでしょうか?
と考えた私は実際に試してみることに。


まずいつも通りにドリップしてみる  ・・・・ おいしい 

次に、おまじないをしてからドリップしてみる ・・・・ うーん、どこか違うかなぁ・・・ 
 

-----------------------------------------

考えるに、このおまじないをすることは、

コーヒーを淹れる前に一呼吸置く、ということになるので、
ゆったりとした気持ちで淹れられ、その結果、おいしくなる、

ということなのではないでしょうか?

おいしくコーヒーを淹れられないと悩んでいる方は、一度試してみてはいかが?



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サッポロワイン自主回収

2006-05-27 10:37:10 | ワイン&酒
サッポロ、ワイン14万本を自主回収 ガラス片混入 (朝日新聞) - goo ニュース


サッポロワインの「ポレール」180mlサイズで、
1片が数ミリのガラス片が混入されているのが見つかったとのこと。

知らずに飲んでしまったら、エライことになりますよね 


白ワインの中には、ガラスのようにキラキラ光る酒石酸の沈殿物がときどき見られることがありますが、今回のは本当にガラス片。

酒石酸は問題ないけれど(あえて酒石酸の沈殿物を飲む人はいませんが)、
ガラス片は唇に触れただけでもかなりキケンです 

透明度が高いガラスの小さな破片であれば、よーく見てもわかりにくいかも。

通常、ワイン生産のライン工程で、瓶に異物が混入されていないかどうか
人の目でチェックするようになっているはずなんですが、
それでも見逃すほどわかりにくいものだったということなんでしょうか・・・


180mlサイズということで、ペットボトルみたいに口を付けて飲めるワインですから、グラスに注いで飲む場合よりもケガする危険度が高そうです。
ケガ人、出ないでほしいですね。


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SAVOY(中目黒)

2006-05-26 16:33:50 | レストラン&店
行きたいと思っていながら、なかなか行けなかった
念願のナポリ・ピッツアのお店「SAVOY」(サヴォイ)で、ピッツアをたらふく食べてきました。

ここはナポリ・ピッツア、つまり、カリカリのクリスピーな生地ではなく、
モチモチむっちりタイプのピッツアを出すピッツエリアです。

オリーブとかカプレーゼを軽くつまんだ後、メインのピッツァへ!
ピッツアは2種類しかありません。(どちらも1枚1500円)




まず基本中の基本、ご存知 マルゲリータ
トマトソース、モッツアレラチーズ、バジルというシンプルなトッピングだけど、
これが一番好き、という人って多いですよね。
私ももちろん、大好きで、とろ~りトロけるチーズがたまりません~




もうひとつは、マリナーラ
トマトソースとニンニク、オレガノと、こちらもとってもシンプル。
これだけの具材じゃ、物足りないのでは?と思ったのだけど、
食べてみると、トマトソースにとってもコクがあって、すごくおいしい~

うーん、ニンニクとオレガノが加わるだけで、こんなにおいしくなっちゃうものなの?
コレは、家庭でのトマトソースにも応用できそうです


で、肝心の生地ですが、真っ白に挽いていない小麦粉の、素朴でシンプルな味が楽しめます。
窯で焼いているので、生地の縁がちょっと焦げて香ばしく、
食感は「むっちり」ですが、分厚さはなく、インドの「ナン」にも近いような感じかも?
むちっ、と噛み切るときの歯ごたえもgoodです。

これなら軽く1枚食べられちゃいますね~ 

だけど、一人で食べていると、どんどん冷めてくるので(チーズも固まってきちゃうし)、
何人かでワイワイ一気にやっつけるのがベストでしょう。

ワインも2000円台~3000円台が中心に10種ほどあり、当然イタリア。
シチリアとかマルケといった南の地方のワインが多く、ほとんどが気軽に飲めるスタイル。
ピッツエリアなので、スーパータスカンとかを求めちゃいけません。

ちなみに、ナポリのあるのはカンパーニャ州です。

軽~いイタリアのピール(アブルッツオ州のビールなんて初めて!)もあり、
フルーティでソフトなので、ビール苦手な人でも、これならOK。




ここでピッツアをたっぷり食べて&軽く飲んで、しっかりワインの飲める2軒目に移動、というのがいいかも。
かくいう私もそのパターンで楽しんできました 

ここの店、あまり広くない上、超人気店なので、予約は必須ですよ。

--------------------------
SAVOY
  目黒区上目黒2-7-10   (中目黒駅から徒歩5分ほど)
  03(3714)5160

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Etude CS 2002

2006-05-25 11:07:17 | ワイン&酒


Etude Cabernet Sauvignon 2002 (Napa Valley/California/U.S.A.)

久しぶりに、エチュードのカベルネ・ソーヴィニヨン を飲みました。

エチュードはピノ・ノワールの方を多く飲んでいて、
カベルネはあまり飲んだ記憶がないのですが、
今回のこのカベルネは、カベルネらしいミントっぽい感じが出ているけれど、
タンニンがとても繊細で、非常にエレガントなワインでした。

果実のやわらかな甘さと、ハーブを感じさせる長い余韻が心地よく、
カリフォルニアのカベルネというと、もっとガツンとしたイメージがあるのに、
これはぐっと洗練された感じ。

つくっているのは、あの「マヤ」、「アロウホ」、「ルビコン」、「スポッツウッド」などを手がけてきたトニー・ソーターですから、うまくないわけがない! 

でも、それらとは全く違うスタイルというのは、飲んでみてこそわかること。
もちろん非常に高価だけど(15,000円超)、久しぶりに味わってみるのも楽しいかもしれませんね 


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こごみ

2006-05-24 12:33:03 | おいしい食べもん


数年前まで、春によく食べていたのが こごみ 

シダの一種の山菜で、成長すると、このクルンと巻いているのが開いて、本当にシダ状になってしまいます。

ここ数年なかなか出回らなくなり、あってもほんの少しでメチャ高かったりしたために、すっかりご無沙汰でしたが、先日、群馬の農産物直売所で入手してきました。
やはり、地方の直売所はエライ!

食べ方としては色々あるようですが、よくあるのがゴマ和え
こごみは山菜としてはアクがほとんどなく、茹でるだけで食べられます。

どっさり買ってきたので、ひとまずゴマ和えで食べましたが、

残り半分は天ぷらもいいなぁ~  
きのことこごみのパスタもいいなぁ~ 

こういう悩みは楽しいですね 
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石井幹子さん(照明デザイナー)

2006-05-23 14:54:25 | 有名人
照明デザイナー石井幹子(もとこ)さんを知っていますか?

東京駅、東京タワー、レインボーブリッジ、横浜ベイブリッジ、明石海峡大橋などの照明を手がけている方で、オペラや舞台照明まで、幅広く活躍されています。

その石井さん、実はとてもワインが好きで、昨年の11月、
日本ソムリエ協会から ソムリエ・ドヌール (名誉ソムリエ)の称号を授与されました。

私ももちろんその授与式には参加し、
たまたま石井さんからデジカメを預かり、何枚かシャッターを押させていただきました。

その石井さんのワインとの関わりの話が、「ワイン村」にアップされました。
興味のある方は、ぜひご覧下さい。

 ワイン村
  http://www.jsa-winemura.jp/ 
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新幹線内販売員の受動喫煙

2006-05-22 14:15:53 | 美容&健康
新幹線内販売員の受動喫煙、勤務時間の8割 (朝日新聞) - goo ニュース


電車内は禁煙と認識していましたが、
まだ新幹線には喫煙車両があるんですね・・・ 

この喫煙車両の中の浮遊煙が、厚生労働省が定めている室内基準の3~11倍というから、驚きです

たしかに、喫煙車両の中にいたら、超健康に悪そうだわ・・・
車内販売員さんにとって、これはかなりキツイ!

喫煙者でも、喫煙車両は煙いので禁煙車を選び、
タバコが吸いたくなったときだけ喫煙スペース(デッキとか)に移る人も多くいるようですが、
そのせいもあってなんでしょうが、
禁煙車両にも基準の3倍もの煙が流れ込む場合もあるのだとか。

うーん、禁煙車両にいる意味がない・・・


いっそのこと、全面禁煙にしてしまってはどうでしょうね?
すでに長野新幹線は全面禁煙にしているようですし。

距離の長い東海道山陽新幹線は、全面禁煙になると喫煙者には厳しいかもしれませんが、喫煙ルームを設けるなどして対処してほしいものです。
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冷vs温@ドゥバイヨル

2006-05-21 10:24:03 | 甘いもん
丸の内オアゾにあるベルギーチョコの ドゥバイヨル のカフェへ 


ドリンクメニューにはワインなんてのもありましたが、
(ドリンク類にはチョコかビスキュイが付くらしいです)

やはり、チョコレート を飲まなくては!
元々、チョコレートは「飲み物」として歴史がスタートしたものですしね。


友人と一緒だったので、冷たい「ショコラ・フロワ」(800円)と温かい「ショコラ・ショー」(700円)をそれぞれ注文。

ショコラ・フロワは、外見はアイスココアで、味わいもアイスココア風。

ショコラ・ショーは、小さいデミタスカップに入っていて(つまり、量は少ないです)、ユニークな形のスプーンが付いています。


どちらももちろんおいしいけれど、カカオの風味を堪能したいのなら、
温かいショコラ・ショーの方がおすすめ。
味わいも濃厚で、チョコレートの醍醐味をたっぷり味わえます 


ただし、このショコラ・ショー、すぐに上面が冷えて固まって膜を張るので、
飲むときに気をつけないと、そのチョコの膜が唇からつるりとすべり落ちて服を汚してしまう恐れがあります 
ですので、付いているスプーンでよくかきまぜてから口に運ばないと、です。

私のおすすめはショコラ・ショーですが、
これからの季節は冷たいショコラ・フロワの方が、やさしくノドを潤してくれるかもしれませんね~


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「大奥」映画化

2006-05-20 23:17:13 | 雑記
仲間由紀恵主演で「大奥」映画化 (スポーツニッポン) - goo ニュース


時代劇なのに、なぜか現代のトレンディドラマチックな匂いのプンプンする
「大奥」が映画化されるそうで、
しかも、主演は今絶好調の仲間由紀恵。

山内一豊の妻、千代のイメージとは全くかけ離れた大奥という世界を
どう表現してくれるんでしょうね~


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東京フロインドリーブ(広尾)

2006-05-19 00:07:38 | パン
広尾に行ったので、久しぶりにここのパンをと、東京フロインドリーブ へ。

ここは、昔からあるドイツ系パンの老舗。




プンパニッケル(左) ハーフサイズで262円
バイエルンブロート(右) ハーフサイズで210円

プンパニッケルといったら、ほぼライ麦100%のずっしり系パン。
ゴツゴツしていて、味もかなり酸味が強いものが多い中、
このプンパニッケルは無骨すぎず、自然体で、やさしい味わいです。
私はトースターで表面がちょっとかりっとするくらいまで焼いてバターを付けて食べるのが好き。

バイエルンブロートは、ライ麦45%。
プンパニッケルよりぐっとソフトで、キャラウェイシードが入っているので、とてもスパイシー。
でも、これもナチュラル感いっぱいの、やさしい食感です。
軽くトーストしてバターを付けると、ちょっともっちりした感じもありますね。

どちらもとてもやさしく、そしてもちろんおいしい 

今回は買わなかったけれど、バラエテイ豊かなプチパンも1個52円、63円と、とても安い!

普段の食卓にはちょっと肩肘張りすぎているようなパンが多い昨今、
ここのパンは、ふだんの食卓でおいしくいただけるものが中心みたいです。
でも、それが本来のパンの姿だと思うし、
こういうパン屋さんこそ、近所にあってほしいなぁ~って思いますね。

また買いに行こうっと 


 東京フロインドリーブ (水曜休み)
  http://homepage2.nifty.com/t-freundlieb/
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ヴィーニャ・コボス@超マルベック&超アルゼンチン

2006-05-18 14:49:37 | ワイン&酒
アルゼンチン大使館で新しいワインのテイスティング会があったので行ってきました。

カリフォルニアのロバート・モンダヴィやオーパス・ワンでワインメーカーをしていた
ポール・ホブス(Paul Hobbs)が1999年にアルゼンチンでワイナリーを立ち上げました。

そのワイナリーが ヴィーニャ・コボス (Vina Cobos) 

レギュラーレンジであるナティーボ・コレクションでさえも凝縮感があります。
(左から、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、マルベック)(2004年)(各3,728円)



メルロは果実の甘さがかなり強く飲み口も良いので、渋いのが苦手な人もOK。

カベルネはタンニン量が非常に多く、骨格がっしり&みっちりの凝縮感。
まだちょっと若い感じなので、デキャンタするといいかも。

マルベックは、この3本の中では一番バランスが取れ、果実味&タンニン&凝縮感においてとてもよくできていておいしい!
かなりクオリティの高いアルゼンチンワインです


でも、次のワインを飲むと、おお~!という素晴らしさ!



Bramare Malbec Marchiori Vinyard Mendoza 2003
(ブラマーレ・マルベック・マルキオリ・ヴィンヤード・メンドーサ)(13,125円)

1万円超のアルゼンチンのマルベックなんてありましたっけ・・・・?
樹齢50年以上の木からつくられているそうで、リッチなのにエレガント。
ボルドーのグラン・ヴァンを飲んでいるかと思わせる品格があります。


ブラマーレで既に満足していたところに、止めを刺したのはこれ。



Cobos Malbec Marchiori Vinyard Mendoza 2003
(コボス・マルベック・マルキオリ・ヴィンヤード・メンドーサ)(22,575円)

マルベック100%で2万円超!
こんなワインは見たことも味わったこともありません!
樹齢50~80年の古木で、舌触りがビロードのよう~
芳醇な味わいを持った、ブラマーレに輪をかけたような素晴らしいワインで、こんなのをつくっちゃうなんて一体どういうことなんでしょ?と呆然としてしまいました。

ホント、超マルベック、超アルゼンチンです、ここのワインたち。
あなどれませんよ~、これからのアルゼンチンは 


こんなワイン、どんな人たちが飲むのかと思いきや、アルゼンチンや隣国ブラジルの富豪たちに愛されているようです。

生産本数は非常に限られているようなので、日本に入ってくる本数もとても少ないのですが、こんなワインを隠し玉として出したら、みんなに驚かれること間違いなし!
今一番のオススメです(非常に高価だけど・・・)  

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