ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

いつもと違う2020年の夏

2020-07-31 21:41:54 | 雑記

朝、近所の小学校に向かう地元の子供たちを見て、あ、まだ夏休みに入っていないのね、と、今さらながら気付きました。

新型コロナウイルス感染拡大で休校が続いたので、今年は夏休みが短いんですよね。

その後、ピアニカだとかの荷物を抱えて下校する子供たちを、昼頃にまた見かけました。

どうやら、今日が一学期の終業式だったようです。

 

7月31日でようやく終業式ですか。

明日から8月というのに、首都圏は梅雨がまだ明けていません。

例年とは違い、かなりおかしなことが起きているのに、コロナ騒動の一連のドタバタで、学校の夏休みにも気づかず、日にちも曜日も意識することなく、なんとなく過ごしていた私…

ああ、いけない、これではボケそう(笑)

 

それにしても、東京はまた感染者数過去最高を更新ですか…

この、だらだらとした先の見えない状況が、どこかでスパーン!と切れてくれるといいのですが 。

 

久しぶりに食べた「金華サバ」の押し寿司

 

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GO TOやらレジ袋やらアベノマスク追加配布にモヤッと

2020-07-30 23:26:00 | 雑記

今日は、東京の新型コロナウイルス感染者数が過去最高とか。

私は地元の自治体のHPを毎日チェックしているのですが、毎日、毎日、何人かの感染者が出ています。

5月から6月の数十日間ゼロだった輝かしい日々は、すっかり遠くに去ってしまいました

 

GO TO トラベルキャンペーンは開始直前でさらなるドタバタの事態になり、

はあ~、どうなっているの?と呆れていたところに、いつの間に決まったのか、アベノマスク追加配布ですか?

もうみんなマスク持っていますし、今さら普通の布マスクもらっても…

 

クールタイプとか、何回洗っても不織布レベルのウイルス遮断効果が持続する高機能マスクとか、なにかしらの付加価値がある機能性マスクじゃないと、もらってもありがた迷惑な気が…

第一弾の配布であれだけ問題になったのに、またまた巨額の税金を布マスクに投入するだなんて、誰の判断だか知りませんが、なんかズレてますよね。

 

加えて、この7月から始まった、レジ袋有料化ですが、これまたタイミングが悪いと思いました。

レジでのやりとりが増えるということは、時間がかかり、会話が増えます。

衛生的ではないかもしれないエコバッグに食品を入れるより、新しいレジ袋を使う方が、新型コロナウイルス感染拡大が止まらない今の時期には理にかなっているように思います。

 

レジに商品を持ってきて、レジ袋が有料なら買わない、と、商品を放置して帰る客もいるみたいですね。

その商品がそのまま元の商品棚に戻されたとしたら、なんかイヤな感じです。

 

なぜ、こんなタイミングでレジ袋有料化をスタートしてしまったんでしょうか?

コロナが収束するまで様子を見てもよかったんじゃないでしょうか?

そもそも、レジ袋有料化が、本当に環境に効果あり?

たしかに、5月中後半から6月は感染者数がグッと減ってきました。

7月1日からのレジ袋有料化も、7月22日からのGO TO トラベルキャンペーンも、減ってきた数字のままだったらよかったですが、V字上昇している中でもスタートしてしまうとは、ね。

 

政府が決断してから実施するまでの間に状況がどんどん変わってきているのに、そのまま行こうとするのは無理が生じますよね。

はあ~、なんか色々もやもやします… 

 

今日のランチデザートのシュークリームも中のクリームが偏っていて もやっと

 

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【人工股関節置換】入院中&退院後に便利なグッズ

2020-07-29 18:31:03 | 人工股関節

【人工股関節置換】 退院は突然やってきた!  から続きます

 

2020年6月に人工股関節置換手術のために入院し、11泊12日で退院できました。

入院中は、手術前は普段と変わらず過ごせますが、手術後は身体が思うように動かせなくなります。

 

そこで、あ、あれを持ってきていれば… と思ったものや、これは持ってきて良かった♪ 退院前に用意しておけば良かった、というものなどをまとめてみましたので、入院を予定されている方は参考にしてください。

 

 

人工股関節置換手術を受ける方に必携グッズ

 

・長い柄の靴ベラ

・長い柄の付いたスポンジやボディブラシ

・靴下を履く時の補助具

・杖

 

人工股関節置換手術後しばらくは、手術した側の踵や足先に手が届きません。

 

ベッドから降りられるようになり、靴を履こうとした時に、手が靴に届かないので、もどかしい思いをしながら、なんとか踵を収めていましたが、柄付きの靴ベラを持ってきておけば、良かったんですよねぇ。

このもどかしさは、術後にシャワーOKになった際、踵や足先に手が届かなくて洗えない、と気づいた時も同様です。

100均で売っている、瓶洗い用の長い柄付きのスポンジやボディブラシを持ってきていれば…

 

足先に手が届かないということは、靴下が履けません&脱げません

脱ぐ方は、もう片方の足先でぐいぐいと脱がせられますが(笑)、履く方はお手上げです。

手術後、数日すると手が届くようになってきますが、それでも非常に難儀します。

靴下を履けない人のための補助具は、介護グッズとして売られています。

ネットで調べたところ、数千円する補助具もありました。

 

が、先週、ピンとひらめいた私は、クリアファイルでオリジナル補助具を作ってみました。

A4サイズのクリアファイルを筒状に丸めて靴下の中に入れ、筒状の場所に足先から足首までを入れた後、クリアファイルを引き抜くと、靴下が履けています

 

 

引き抜く時にクリアファイルに手が届かない可能性が高いので、クリアファイルの上部に2か所パンチで穴をあけ、そこに紐を通せば、紐を引っ張ってファイルを引き抜けます。

クリアファイルは、皆さんすでに持っていると思いますし、この方法で作ればお金もかからず、しかも場所を取りません。

お役御免になっても、クリアファイルとしてまた使えます(笑)

 

ちなみに、靴下を脱ぐ方は、柄付きの靴ベラが使えます。

踵と靴下の間に靴ベラをグイっと差し込み、そのまま下げると、靴下が脱げます

 

に関しては盲点でした。

入院の際には、もちろん杖など使いませんが、術後のリハビリの中で使うようになり、病室内でも使い、退院の際にも使うことになるので、すでに杖を持っている方は、入院の時から持ってきておくことをオススメします。

杖は100均でも売っています。

 

杖も、クリアファイルも、靴ベラも、柄付きスポンジも、100均で揃います。

これらは退院後の生活でも使うことになりますので、ぜひ入院の前に用意しておきましょう。

 

 

入院中にオススメの便利グッズ

・使い捨て下着(パンツ)

・100均コンパクトタオル

・リーチャー(マジックハンド)

 

私が入院した病院は、パジャマやタオル、靴下やシューズ、シャンプー類、ティッシュ、お箸類など、入院グッズ一式のレンタルがありました。

今回はこのレンタルを一式を使いましたが、下着だけはレンタル品がありません。

下着類などの着替えは、家族が洗濯物を引き取り、新しいものを持ってくるケースがほとんどだと思いますが、私は最初から使い捨て下着で済ませよう、と思っていました。

幸い、6月という季節柄、中にインナー下着を着る必要もありません。

パンツさえあればOKなので、いつも旅行の際に予備で用意している使い捨てパンツを多めに持ってきました。

 

 

使い捨てパンツは100均のダイソーのトラベルコーナーに置いてあり、5個入り100円(+税)という超お手頃プライス

今回は、ジッパーバッグに詰め替え、20個ほど持ってきました。

不織布で作られていて、伸縮性はあまりありませんが、毎日履き捨てられます。

女性用はサイズMとLがありますが、伸縮性が不安な方は、Lを選ぶとよいかも。

男性用もありました。

 

100均コンパクトタオル は、すでに紹介していますが、思いのほか便利でした。

今回はウエットティッシュを持ってくるのを忘れてしまったのですが、首元を拭いたり、足の指の間を拭いたりするのに、少量の水で戻しただけで使えるこれが役に立ってくれました

[紹介記事] 入院中にも使える100均コンパクトタオル

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/b8dfe7b5d7fef63f295fd1c91b74ec65

 

リーチャー(マジックハンド)は、下に物を落とした時に便利です。

術後は床まで手が届きにくいのですが、マジックハンドがあれば解決します。

ベッドに寝ていて、必要なものを取りたい時、かけ布団に手を伸ばしたい時などにも使え、靴下を脱ぎたい時にも役立ちます。

私は今回は持参しませんでしたが、持ってきていれば、かなり楽だったと思います。

これも100均で買えますね。

 

しかし、見事に100均グッズばかりですね~(笑)

 

 

退院後の生活に必要になるグッズ

・入浴時のシャワーチェア

・脱臼防止の枕やクッション

・傷保護用のテープ(必要な人のみ)

 

入院中からすでにシャワーOKが出ていますので、帰宅してもシャワーできます。

が、お風呂場は足元がすべりやすいので、最初はシャワーチェアを使ってください。

よくある小さなお風呂用の椅子は、高さが低すぎて、脱臼を誘発する危険性がありますので、使わないようにしてください。

本格的なシャワーチェアを買おうとすると、数千円以上と、けっこうします。

我が家には、父の入浴介護の時に使っていた椅子がありましたので、それを使うことにしました。丸型スツールで、椅子の部分はプラスティック、脚の部分は金属で、水に濡らしても問題ない素材です。乾かせば、室内で普通に使える椅子です。

高齢の方には、背もたれがあるタイプの方が安心かもしれません。

 

退院後、もっとも注意することは、引き続き「脱臼」です。

【人工股関節置換】手術後に注意すべき「脱臼」のこと で書きましたが、寝ている間に脱臼を誘発しやすい体勢にならないよう、脚の間に挟む枕やクッションを用意しておくことをオススメします。

私は今のところ細長いクッションを使っていますが、抱き枕が使いやすそうなので、良さそうなものを探しています

 

傷保護用テープについては、別途取り上げたいと思います。

 

(続く)

 

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【人工股関節置換】 退院は突然やってきた!

2020-07-28 17:33:35 | 人工股関節

【人工股関節置換】 入院生活後半の目標は杖で歩けるようになること!  から続きます

 

(※2020年6月に受けた人工股関節置換手術リポートです)

 

手術後9日め (金曜日)

 

前日のリハビリで杖を使って歩行できるようになったことと、次の日(手術後10日め)とその次の日(同11日め)は土日に当たり、回診もリハビリもないことから、退院のチャンスは今でしょ?

そう思ったので、前夜から看護師さんに、退院できそうですか?と打診していました。

それが通ったようで、この日の朝、医師の回診の際に、退院OKが出ました

 

具体的にいつにするか?ですが、

この日の午後一でリハビリが入っていたので、私としては、昼ごはんを食べ、リハビリをしてから夕方までに退院するのがベストでした。

医師は、それだと慌ただしくない?と、翌日(土曜日)の退院を提案してくれましたが、午後のリハビリ以降は特になにもすることがないですし、翌日に延びると、差額ベッド代が1日追加されることになります。

病院でのんびり過ごすよりも、可能な限り早く家に帰りたかったので、午後退院の許可を出してもらうことができました。

 

退院は前日から決まっている人が多く、同室の40代女性は私と同日の退院でしたが、前日より前から決定していたため、昨夜のうちから荷物をまとめ、朝食後は早々に退院していきました。

私の場合は朝の回診でOKが出て、同日の午後という、少しバタバタな退院でした。

 

午後のリハビリは13:30からだったので、荷物をある程度まとめた後、昼前に入退院の窓口に行き、入院費の精算を済ませてきました。

午前中退院の人が多く、窓口が混んでいたので、1時間ほど待たされることになり、病棟に戻ってきたら、廊下にカレーの匂いが。

ちょうど昼ごはんが配られるタイミングでした。

 

[最終日の昼ごはん]

ポークカレーライス  薬味  コールスローサラダ オレンジ ジョア

 

入院食ラストは、カレーライス♪

談話室に週間献立表が貼ってあり、この日の昼はカレーとわかっていたので、どうしても食べたかったんです(笑)

 

 

リハビリはパジャマのままで受けました。

療法士さんに、この後退院することを告げ、リハビリ後は借りていた杖を返却。

家には、父が使っていたがあるので、本来なら持ってきておくべきでした。

仕方ないので、スーツケースが杖代わりです。

 

売店で買っておいたアイスコーヒーとチョコレートでひとやすみした後は、着替えをして、荷物をまとめ直しました。

パジャマやタオル、靴下、院内シューズは返却するので、帰りの荷物は軽いです。

忘れ物がないかどうか看護師さんと一緒にチェック後、次の外来の予約票をもらい、同室の方たちにご挨拶をして、病室を後にしました。

 

1Fに降りてIDカードを返却したら、これで入院生活終了です

 

帰りはまたバスで、と思っていましたが、地元の友人が車で迎えに来てくれるというので、お言葉に甘えました。

この日は雨が強かったので、迎えにきてもらってよかったです。

傷に貼るテープを買うために、家の近所の薬局にも寄ってくれました。

地元の友人はありがたいですね

 

ということで、今回の入院期間は12日手術後9日めでの退院でした。

入院費用は、新型コロナの特別給付金の10万円が丸々消え、足も出ましたが、この10万円があったことで、大きな打撃を受けずに済みました(笑)

 

以上で、入院から退院までは一区切りですが、退院後の経過、入院中&退院後の必要グッズなどについても書いていこうと思っています。

 

(続く)

 

手術の経緯を含め、最初から通してお読みになりたい方は、投稿日の日付の右側に表示されている「人工股関節」カテゴリをクリックしていただくと、このカテゴリの全記事を表示できます。

 

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日本遺産「牛久シャトー」が地元少年院とコラボ!

2020-07-28 12:37:01 | ワイン&酒

先日、文化庁が令和2年度「日本遺産(Japan Heritage)」として発表した中に、

「日本ワイン 140 年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」が入っていることを紹介しました。

※紹介記事は コチラ

 

申請者は茨城県牛久市山梨県甲州市で、認定されたストーリーの中には、牛久市にある「牛久シャトー」が含まれています。

 

先週、この牛久シャトーに関するまた別の新しいニュースが取り上げられていました。

それは、牛久シャトーと地元の少年院がコラボし、ワイン造りへの取り組みを始めた、というもの。

 

牛久市の少年院「茨城農芸学院」の敷地内でブドウ栽培を行ない、そのブドウを牛久シャトー内の醸造所で仕込んでワインを造る、という計画です。

同少年院の16~20歳の約60人の少年たちが栽培するブドウ樹の数は50本。

うち、一部はビニールハウス内でも育てるそうです。

 

その目的は、業績不振の牛久シャトーを救う、ということです。

そこで、改めて牛久シャトーについて調べてみると、色々なことがわかりました。

 

 

牛久シャトーは、1903(明治36)年、神谷傳兵衛が茨城県牛久市に開設した日本初の本格的ワイン醸造場で、2008年には国の重要文化財に指定され、2020年には日本遺産(Japan Heritage)にも認定されました。

 

私も何度か訪問したことがありますが、重要文化財に指定されたシャトーカミヤ旧醸造場施設3棟をはじめ、歴史を感じさせる素晴らしい施設があり、見学できるものもあります。

レストラン、BBQガーデン、ショップ、ビールのブルワリーなどもあり、人気スポットだったはずですが、業績不振だったとは…

 

それが、2018年12月末、製造施設(牛久ワイナリー、牛久ブルワリー)と飲食・物販施設を閉鎖しました。

ただし、神谷傳兵衛記念館などの見学施設を含む園内の散策は可能でした。

 

つまり、牛久シャトー内では、2018年12月末以降のワイン醸造が中止されました。

なんとももったいない…

 

そこで動き出したのが、地元の茨城県牛久市です。

 

翌2019年3月、牛久シャトーを所有するオエノンホールディングスと牛久市は、重要文化財シャトーカミヤ旧醸造場施設の保存活用や牛久シャトーの公開活用などで包括連携協定を締結しました。

 

2019年7月には、国指定重要文化財「シャトーカミヤ旧醸造場施設」を含む牛久シャトー全体を賃貸借する方向で基本合意し、牛久シャトー内の事務所に、牛久市の文化財担当部署がおかれることになりました。

この合意には、かつての賑わいを取り戻す目的も含まれていました。

 

2019年12月1日付で、国指定重要文化財「シャトーカミヤ旧醸造場施設」を含む牛久シャトー全体(約6万5,000平方メートル)の賃貸借契約が、オエノンホールディングスと茨城県牛久市の間で締結されました。

契約期間は、2019年12月1日から2039年11月30日までの20年間。

賃料は、月額462万円。

 

2020年1月6日、牛久市がほぼ全額出資した市支出法人「牛久シャトー株式会社」を設立。

代表取締役社長には、オエノンホールディングスのグループ会社である合同酒精株式会社の元営業推進部長兼物販部長、川口孝太郎氏が就任。

川口氏は、牛久シャトーにも長年勤務されていました。

 

新生「牛久シャトー」再生の道のひとつが、「日本遺産(Japan Heritage)」の登録申請です。

先述したように、こちらは2020年6月19日に日本遺産に認定されました。

 

また別の方法として提案されたのが、「若者との協業」で、牛久市長の思い付きからだそうです。

地元の少年院とコラボしてブドウを栽培し、そのブドウを牛久シャトーでワインにできれば、という構想です。

少年院でのブドウ栽培はほかでもあるようですが、ワイン用のブドウ栽培は、全国48箇所にある少年院の中では、牛久市の「茨城農芸学院」が初めてだそうです。

 

 

なお、現在の「牛久シャトー」ですが、2018年末で閉鎖されたレストランやショップは再開しています。

レストランやショップでは、牛久シャトー内の圃場で収穫されたブドウ100%のワイン「シャトー・デュ・ヴァン メルロー 2019」「シャトー・デュ・ヴァン マスカット・ベーリーA2019」などが販売されています。

※「シャトー・デュ・ヴァン マスカット・ベーリーA2019」は2020年7月23日から限定販売

 

あれ?牛久シャトーの製造設備は2018年末に閉鎖されたのでは?

これらのワインは、ブドウを他のワイナリーに運び、委託醸造されたものだそうです。

 

2020年1月に新体制で再スタートし、このコロナ禍の中、レストランやショップは再開することができましたが、次の目標はシャトー内での醸造再開でしょうか。

2020年ヴィンテージから仕込めるか?

 

少年院で栽培されているブドウはまだ収穫できる樹齢ではないようですが、これがワインになる日を期待したいと思います。

 

 

牛久シャトー株式会社

茨城県牛久市中央3-20-1

https://maita37.wixsite.com/ushiku-chateau

 

※神谷傳兵衛記念館とオエノンミュージアムは無料で公開されています

※レストランおよびショップは定休日がありますのでHPで確認してください

 

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【人工股関節置換】 入院生活後半の目標は杖で歩けるようになること!

2020-07-27 17:48:43 | 人工股関節

【人工股関節置換】手術後の左右の脚の長さの違和感  から続きます

 

(※2020年6月に受けた人工股関節置換手術リポートです)

 

手術後、初めての日曜日を迎えました。

回診もリハビリもお休みで、朝昼夜の検温、血圧測定のみ。

特にすることもないので、手術を頑張ったご褒美に売店でシュークリームとコーヒーを買い、入院後初の贅沢おやつタイム(笑)

 

「大きなツインシュー」(ローソン)のカロリーが361kcalととんでもなく高かったので、病棟内を歩行器でぐるりと3周しました

 

前日のシャワーの際に、手術をした左の太ももがとんでもなく太くなっていた話は書きましたが、この日、左のふくらはぎを見ると、膝の裏からすぐ下の部分が太く腫れ、内出血の紫の斑点が出ていました。

気のせいか、いえ、気のせいではなく、ふくらはぎがどよ~んと重たい…

 

この後、太い内出血状態のふくらはぎは、退院後も長い間、続きます。

 

週明けの月曜の朝、回診の医師にふくらはぎの状態を伝えると、今、内出血がどんどん下に下がっているとのこと。

ふくらはぎの太さも徐々に戻ってくると言われました。

 

が、この内出血はけっこう引かず、ふくらはぎから足首まで下がり、紫色の状態も濃く、さらには踵や土踏まずの内側、足の甲まで色が変わりました。

それに伴い、足首も足の甲も腫れあがり、まるで象の足のように…

 

内出血の箇所は押すと痛く、腫れて太さもあるので、膝を曲げようとすると、うまく曲がりません。

股関節のリハビリをしたいのに、膝から下のむくみと、それに伴う痺れのような違和感がずっと続いていました。

この内出血と違和感は、術後1カ月半を過ぎてもまだ少し残っています。

 

対処方法としては、足を高くして寝ることよく足を動かすこと、だそうです。

むくみの対処方法と同じですね。

 

 

手術後7日め

 

明け方、左の太ももが熱をもち、痛みもあったので、ナースコールをしてアイスノンを当ててもらいました。

冷やすと痛みが取れてきました。

手術後は、飲み薬でも、痛み止めを飲んでいました。

また、血栓防止の薬も飲んでいましたので、左脚が内出血で腫れて痺れていても、血栓ができる心配はないと言われました。

 

この日のリハビリは、ピンチヒッターの男性療法士さん。

リハビリルームまで歩行器で行き、帰りは歩行器なしで歩いて病室に戻れました。

もちろん、後方から療法士さんが見守りをしてくれたからですが。

 

夜、左脚を観察すると、踵まで内出血の濃い紫色が出ていて、甲が腫れあがって、足指が甲にめり込んでいました

 

[手術後1週間でできたこと]

・補助具なしでも5分以上歩けた!

・病室内では歩行器なしで動ける

 

 

手術後8日め

 

朝の医師の回診で、いきなり抜糸

手術痕は糸で縫われていたのではなく、ホチキス状の医療用ステープラーで留められていたので、正確には「抜鉤」(ばっこう)です。

ステープラーは前にも体験しているので驚きませんが、初めての人はギョッとするかもしれません。

約20cmの長さの切開部分を、かなりの数のステープラーで留めていて、それをピンセットで外していきますが、痛みはそれほど感じませんでした。

鼠径部にも2針留めていたので、それも外してもらいました。

抜鉤後の痕は、長い部分は保護テープが貼られましたが、鼠径部はテープなし。

 

長い部分の縫合は何針だったのか?

退院後、しばらくしてから家で数えてみると、26針分ありました!

 

私は、手術後の傷がケロイドになりやすいタイプだと、昔手術した時に言われていたので、医師にそのことを伝えると、保護用テープを3カ月くらい貼っておくとケロイドにもないりくいと言われました。

保護用テープについては、後日あらためて紹介します。

 

抜鉤後、医師から、入院荷物はどれくらいありますか?と訊かれたので、もしや、これは退院してもいいってこと?

リハビリも順調に進んでいますし、そろそろ退院が現実味を帯びてきました。

 

と、期待しつつ、昼前にベッド脇でラジオ体操をしていたら、例のめまい症状(良性発作性頭位めまい症)が…

 

幸い吐き気はなく、グルグルめまいのみ。

お昼ごはんを食べながらも、グルグルは消えず、これは困った。

この後にリハビリがあり、療法士さんと一緒にリハビリルームまで歩き、リハビリをしたら治っていました。

 

リハビリでは、杖を貸し出してもらい、歩行器卒業です。

医師が出していた退院の条件は、杖で歩けること、ですから、いよいよ退院が近い?

 

[手術後8日目に外れたもの] 

・手術箇所のステープラー(抜鉤)

 

[手術後8日めにできたこと]

・歩行器卒業!

・杖で歩く

 

(続く) ※次はいよいよ退院です

 

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コロナ禍の中での入院・手術&付き添い・面会

2020-07-26 18:22:12 | 人工股関節

新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか収まってくれません。

せっかく6月に収束の兆しが見えつつあったのに、緊急事態宣言終了や他県との移動OKを受け、コロナ以前に戻れると勘違いした気のゆるみからの…

 

私が人工股関節置換手術を受けた6月中旬は、今から思えば、コロナの感染拡大が一番落ち着いていた時期だったかもしれません。

※人工股関節置換手術の経緯は コチラ を参照ください

 

今回の手術は、年明け早々から決めていました。

この頃は、まだ新型コロナウイルスの名前すら知りませんでした。

 

当初の手術予定は8月中旬でしたが、コロナ禍で予定が空白になったことから、6月に前倒しをしました。

前倒しを決めたのは4月です。

この時、半年以上先ならコロナも終息しているかもしれないと、秋以降に延期することもちらりと考えましたが、終息してからの手術だと、退院後の身体の快復を待つ間のタイムロスがもったいないと思いました。

早く手術を済ませ、早く社会復帰する方がいいですよね

 

ということで、6月の入院、手術となりました。

 

6月に入り、コロナ感染者数は減りつつありましたが、病院内は厳戒態勢です。

私が手術をする大学病院はコロナ患者受け入れ病院のひとつに指定されていて、実は医師にも感染者が1名出ました。感染した医師は、コロナ病棟とは関係がありませんでしたが、これは心配な情報でした。

 

当然、外来患者はマスク着用が徹底され、入院患者も同様です。

入院前の説明の際に、持ち物として「マスク」も入っていました。

 

 

入院中のマスク着用について

私が入院した病棟には、エレベーターから降りた先に、IDカードがないと入れないドアがありました。

入院患者は入院手続きの際にIDカードをもらえるので、カードをタッチして病棟に入ることができます。

これはコロナ禍だからではなく、この病院のシステムです。

まったく関係ない外部の人が病棟内に入ってこれないようになっていますので、入院患者は安心していられます。

 

私の病室は4人部屋。

自分のベッド内ではマスクは外してよく、病室内でも外してOKでした。

というのも、各ベッドの間にはカーテンの仕切りがあり、それぞれ2m以上は離れているからです。

 

病室の外に出る時はマスクをしてください、と言われました。

よって、リハビリで廊下に出る時、1Fの売店に行く時、検査で他のフロアに行く時などは、必ずマスクを着けていました。

 

唯一の例外が、手術室に移動した時です。

手術着に着替え、ヘアキャップを被りましたが、マスクなし。

私の病棟の下に手術室フロアがあり、短い垂直移動でした。

この病院はとても大きく、他の棟から手術室に移動する場合は、水平&垂直移動距離がかなり長くなるので、遠い病棟からの移動だと、もしかしたらマスク着用必須だったかもしれませんね。

 

マスク着用は、もちろんスタッフ側も必須です。

看護師さんも、医師も、リハビリの療法士さんも、ちゃんとマスクを着用していました。

フェイスシールドはしていません。

ここが整形外科の入院患者フロアだったからでしょうか。

科によっては、フェイスシールドやガウン着用もあるのかもしれません。

 

 

手術の付き添いについて

半日や1泊程度の軽微な手術は別としても、手術といえば、「家族の付き添い」(立ち合い)があるのが一般的かと思います。

手術室に運ばれる患者の後を家族が追っていく、というのがTVドラマのパターンですが、ここの病院では、新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザなど、感染症流行中の場合、付き添いには制限(人数、年齢)がありました。

外部の人からによる感染症予防のためです。

もちろん、手指用の消毒ジェルはエレベータフロアから病棟に入る入口に設置され、各部屋の入口にも設置されていました。

 

私が受けた人工股関節置換手術は、手術誓約書の中で「死に至る可能性のある手術」と明記されていました。

手術時の大出血、麻酔によるさまざまなトラブルなどが起きれば、目を覚ますことなく… という可能性がある手術でしたが、家族の立ち合いはありません、と最初から病院側に伝えていました。

それは、家族が来られる状況になかったからです。

コロナ禍の中、高齢の母を、大きくて複雑な構造の病院にバスで来させるのは現実的ではありませんよね。

 

それでも、急変した場合の緊急連絡先は書かされました。

福島の叔母もそのひとり。

叔母には、何もなければ連絡ないから、と伝えましたが、それでも心配させてしまったので、手術後、部屋に戻ってきた時に、携帯で無事に終わったとメールを入れました。

 

この時期、家族が手術の時に来ないケースは、けっこうあるようです。

同室の40代女性と中学生女子も同じ日の手術でしたが、いずれも家族は来なかったようです。

 

この病院の手術室の構造上、手術室の外で家族が待機する場所はありません。

各フロアの談話室で待つことになっているようでした。

 

 

面会について

とにかく、感染症予防のため、面会、見舞い客は基本NGです。

 

とはいえ、入院中に必要なものを届けに家族が来ることはもちろんあり、それはOKです。

ただし、低年齢の子ども(たしか小学生以下だったと思います)は家族でもダメで、また、家族が何人も来るのもダメで、キーパーソンひとりのみがOKということになっていました。

もちろん、マスク必須です。

コロナの状況ですから、外部の人の病棟への来訪は、できる限り少なくしてほしいですよね。

 

見舞客は、家族であっても、病室内に入るのは基本NGでした。

着替えの受け渡しなどは、談話室で行なっていました。

場合によっては、スタッフステーションの看護師さんが預かってました。

 

これは、入院している患者側としては、とても良かったです。

病室内に他の患者の見舞客が入ってきて、長い時間いられると、いくらカーテンで遮られているとはいえ、トイレに行ったりとか、洗面所を使いたい時に、自分のベッドエリアから出にくいんです。

ベッド周りでお喋りしている声も、静かな病室内ですから、気になります。

 

昨年末に膝の手術で入院していた別の病院は、病室内に家族が入ってくるのは普通にOKでした。

そのため、夕飯後に他の患者さんの家族が来て、消灯時刻まで喋っていられるのが苦痛でした。

女性患者の部屋ですが、高齢の患者さんの息子さんなど、私と近い年齢の男性が部屋にずっといて、部屋付きの洗面所やトイレを使ったりするのもイヤでした。

きっと、その病院も、このコロナ禍では、見舞客の制限はしているはずでしょうし、病室内への立ち入りも許可していないんじゃないでしょうか。

 

そうした経験から、コロナとかインフルエンザなどによる面会制限がない場合でも、お見舞いなどで病室内に立ち入ることは極力避け、談話室などを利用してほしい、と思いました。

 

家族や大事な人の具合が気になるのは当然ですが、同じ部屋のほかの患者さんへの気遣いも大事なマナーですね

 

最近は 暑さ対策のクールマスクを色々買って試してます

 

 

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【人工股関節置換】手術後の左右の脚の長さの違和感

2020-07-25 14:52:54 | 人工股関節

【人工股関節置換】手術後2日めから車椅子~術後初めてのシャワー から続きます

 

歩行器を使って歩けるようになると、左右の脚の長さの違いが気になってきます。

これは単に立っている時も感じるんです。

 

私がこの手術を受ける前は、左脚(腰骨から膝までの部分)が右より約2cm短い状態でした。

それは、幼少時に受けた股関節脱臼の骨切り手術に原因があります。

左の方が少し短い状態で人生のほとんどを過ごしてきましたので、左右のバランスを自然にとる所作、動作が身に付いています。

ですから、これまでの生活の中では、左が少し短いということを、スラックス類などを履く時以外は、特に感じてきませんでした。

 

そこにきて、今回の手術です。

股関節を人工関節に置き換える際、左右の長さが同じになるように調整されました。

つまり、左脚の側面は、表面が少し引っ張られて伸ばされる感じ?

それに伴い、左脚が外側に開きやすくなるよう、左脚の内側の付け根にも短くメスが入れられ、浅くですが切開されました(2針分)。

内側の2針分はほぼ実感がなく、違和感はまったく感じません。

 

が、長さを調整して左右同じになったはずなのに、なぜだか左の方が長く感じるんです。

手術前に「多くの人が、片方が長くなったように感じると言います」と医師から聞かされていましたので、ああ、これがそうなんだなぁ、という感じでした。

 

立っているだけでも左が長く感じ、足を肩幅以上に開いていないとグラグラします。

足を無理に閉じようとすると、左脚が長くて突っ張り、閉じていられません。

歩く練習をする時も、左脚の方が長く感じてしまうので、身体が斜めに傾いてしまいました。

 

この違和感はだんだんと取れていくと言われましたが、手術から約1カ月半が過ぎた今でも、まだまだ左の方が長く感じます。

でも、たしかに、手術直後よりも真っすぐ立てるようになり、足を肩幅以上に開かなくても大丈夫になってきていますので、あと一歩、というところでしょうか。

 

 

ということから、ただ歩けるようになるだけでなく、

左右の違和感を感じずに歩けること、立ち姿勢、歩く姿勢を左右バランスよくすることが、私のリハビリ目標のひとつとなりました。

 

術後1カ月半の今は、通所リハビリと自宅での復習のおかげで、「姿勢よくなりましたね!」と担当の療法士さんに褒められるまでになってます。

が、左右の長さの違和感はまだ残っていますから、リハビリはまだしばらく続きます。

 

リハビリで大事なのは、通所の時だけでなく、家でもコツコツやること

療法士さんは「自主練」と言いますが、自主練をまったくしない患者さんもけっこう多いらしく、そういう方は、リハビリの効果がなかなか出ないそうです。

怠け者さんは、ご注意を(笑)

 

(続く)

 

今年初の桃は福島産の「あかつき」

 

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【人工股関節置換】手術後2日めから車椅子~術後初めてのシャワー

2020-07-24 21:21:58 | 人工股関節

【人工股関節置換】手術翌日にもう歩く!?  から続きます

 

手術後2日め

朝の診察、ガーゼ交換の際、医師から「シャワー浴していいですよ」と言われました。

ただし、手術した場所は、貼っているテープの上から軽く流す程度で。

 

手術日の前日にシャワーしましたが、髪がギシギシしてきたので、洗面所ででも髪を洗いたいと思っていましたので、シャワーOKは嬉しい!

しかし、シャワーは男女で使える曜日が決まっていて、この日は男性の日。

それは仕方ない。でも、明日にはシャワーできます

 

手術の翌日は、トイレに行く際には、看護師さんの手を借りて車椅子に乗っていましたが、もうそろそろひとりでも車椅子に乗れそうだと思い、そろそろと試してみたところ、ひとりで車椅子に乗れました。

トイレに行くたびにナースコールをするのは気が引けていたので、これでひと安心。

 

車椅子はひとりで乗れるようになりましたが、まだ靴下をひとりで履くことができません。

手術を終えて病室に戻ってきた時は手術着でしたが、翌日、尿道カテーテルや点滴が抜けたタイミングで手術着からパジャマに着替えました。

その着替えの際には、看護師さんが手伝ってくれて、靴下も履かせてくれたんです。

今日になり、新しい靴下に履き替えたいと思いましたが、脱げないし、履くこともできません。

問題のない右足はいいんですが、手術した方の左足に手が届かないんです。

ちょうど、検温に来たタイミングの看護師さんに手伝ってもらえましたけれど、自分で靴下が履けないのは厳しい…

 

この靴下問題は、この後しばらく続くことになります。

 

院内シューズを履く時も、踵がちょっと入りにくく、柄の長い靴ベラがあればよかった、と思いました。

 

この日のリハビリでは、ベッドの上でできるリハビリを教えてもらい、前日と同様に歩行器で病棟をぐるりと歩きました。いい感じです。

 

手術直後には熱が出なかった私ですが、この日の体温は1日中38℃台。

手術した箇所が熱をもっていたので、アイスノンで冷やしていました。

 

[手術後2日めにできたこと]

・ひとりで車椅子に乗り降りできる

・ひとりで車椅子でトイレに行ける

・ひとりで靴をはく

・ベッドサイドに立てる

・歩行器でより長い距離を歩ける(リハビリ)

 

手術後3日め

前日は高かった体温が、ようやく36℃台に戻ってきました。

 

朝の医師の回診の際に、背中の絆創膏を剥がしてもらいました。

この絆創膏は、手術前の背中からの麻酔の時のものです。

この時まで背中に麻酔時の管?が入っていたようですが、気が付かないものですね(笑)

 

[朝ごはん]

みそ汁、納豆、海苔、梅干し、という、典型的日本の朝ごはん。

梅干しがおいしい。ほっとしました

 

歩行器で歩けるようになったことを医師に伝えると、「じゃあ、歩行器で歩いていいですよ」ということになり、マイ歩行器がやってきました(もちろん病棟のものですが)。

これがあれば、トイレも楽になります。

リハビリの時以外でも、自分で歩行器で病棟フロアをぐるりと回ってみました。

 

とはいえ、歩行器で長い距離を歩くのはまだまだ厳しい状態です。

1Fの売店に買いものに行く際には、車椅子を使って行きました。

車椅子で長い距離を走行しましたが(私の病棟から売店までは3つほど病棟を通過する必要あり)、車椅子って腕の力がかなり必要なんですね。腕が筋肉痛になりそう。

長い距離を往復したおかげで、車椅子の運転はかなり上達しました(笑)

 

午後は待望のシャワー

シャワールームには椅子があるので、安心してシャワーできます。

シャンプーしてサッパリしました。

私は自分ですべてできましたが、看護師さんに手伝ってもらって入る人もいるそうです。

 

手伝いなんている?と思いましたが、左足の指先や踵を洗おうとすると、手が届かない!

ボディタオルをうまく使って洗いましたが、長い柄付きのスポンジがあると便利かもしれません。

 

シャワーに入るためにパジャマを脱いでビックリしたのは、左足の太ももが生ハムのようになっていたこと!

なんですか、この太さ?!

太い上に、熱も持っていて、これじゃあ、熱が上がりますよね…

左足の内ももの根元には、ギュッと縛ったような内出血の跡がありました。これはおそらく止血のためのものだと思われます。

 

この時に初めて気づいたもうひとつが、左足の付け根(鼠径部)に絆創膏が貼られていて、2針縫われていたこと。

そういえば、医師が「皮膚を少しだけ切開して広げました」と言ってました。

切開の目的については、また後ほど説明したいと思います。

 

シャワーにより、貼られていた絆創膏もろもろが濡れてしまったので、シャワー後には新しい絆創膏に貼りなおしてもらいました。

 

[手術後3日めにできたこと]

・歩行器でトイレに行ける

・歩行器で同じ病棟フロア内を移動できる

・車椅子で売店に買い物に行ける

・ひとりでシャワーに入れる

・靴下がなんとかギリギリ履ける

 

※できるようになったことには個人差があることをご承知おきください

 

[入院生活であると便利なもの]

・長い柄の靴べら

・長い柄のスポンジ(足先用)

 

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【人工股関節置換】手術翌日にもう歩く!?

2020-07-23 15:29:30 | 人工股関節

【人工股関節置換】手術後に注意すべき「脱臼」のこと  から続きます

(※2020年6月に受けた人工股関節置換手術リポートです)

 

手術翌日

手術から一夜明け、朝早くに医師によるガーゼ交換が済み、朝食の時間がやってきました。

この病院の朝ごはんは8時です。

 

手術当日の昨日は朝から食事なしで、昼食も夕食もなし。

手術前後の食事に関しては、どこでもほぼこんな感じですが、肝心なのは、いつ食事が再開されるか?です。

水分に関しては、前夜のうちに許可が出ていたので、ペットボトル茶を飲んでいました。

 

朝食前に、看護師さんから「朝ごはん食べられますか?」と訊かれたので、もちろん「食べます!」

ベッドの上にテーブルを動かしてもらい、電動ベッドの背もたれを上げてもらいました。この時までベッドの背もたれが動くことに気付きませんでした。

 

[手術翌日の朝ごはん]

ごはん 味噌汁 油揚げの包み煮 鮭フレーク ラッキョウ アミの佃煮

 

色彩に乏しい、非常に質素なメニューですが、固形物がある通常食です。

これまでの経験では、手術後の第一食は、液体に近いものが出てくることが多かったですが、股関節という、消化器系からは遠い部位の手術だったので、通常食が出てきたと思います。

 

参考までに、昨年12月に膝半月板の切除手術をした翌日の朝食が下記です。

この時も、やわらかめですが固形物がある通常メニューでした。

 

今見ると絶句するのが、10年以上前に受けた手術後の第一食です。

朝食は出されず、昼食からでした。

すべて液体。ドロドロのものもありますが、これは…

おそらく、重湯、麦茶、コーンスープ、牛乳?

この時の手術は、消化器系に近い場所だったからでしょうか。

それとも、10年以上前、という時代もある?

 

 

時代といえば、手術後の過ごし方も、昔とは違ってきています。

昔は、術後は安静にするのが常識でしたが(もちろん手術の内容によりますが)、整形外科手術の場合、今は術後の早い段階でリハビリが始まります。

寝たきりになるのを防ぎ、日常生活に早く復帰できるようにするためです。

 

そうした説明を受けていましたが、担当の療法士さんがこの日はお休みということで、代わりの療法士さんがいらっしゃるということを聞いていました。

しかし、看護師さんからは、リハビリのスケジュールも言われなかったのと、午後になってもなにも動きがなかったので、この日はやっぱりお休みなのかしら…

 

手術痕の方は、朝、医師がガーゼ交換し、血抜きの管を抜いてくれましたが、その後に手術痕に痛みが出てきたので、痛み止めの点滴を追加してもらいました。

そのおかげで、痛みはお昼頃には取れてきました。

 

 

昨日からの点滴はまだ続いていて、それと並行して、「自己血」の輸血400mlも点滴で戻されました。

自己血は、術後の夜に400ml、翌朝400mlと、採血した全800mlが戻されたことになります。

 

自己血の戻しがすべて終わると、左手に付けていた輸血用の点滴は外されました。

あとは右手の点滴のみ。

 

トイレに関しても、「行けそうですか?」と訊かれ、「はい」と言うと、尿道カテーテルをはずしてもらえました。

この後から、車椅子に移ってトイレに行くことができました。

ただし、看護師さんの付き添いが必要です。

実際、1回目に行った時、足元がおぼつかない状態でした。

でも、回を重ねていくと、だんだん慣れてきます。

 

トイレに移動できるようになって気付いたことがありました。

血抜きの管からの出血もれです。

管はストローくらいの細さの4cmほどの長さのもので、今回の切除箇所の5cmほど上にはめ込まれていました。

朝、医師が抜きましたが、抜く前には予想していた以上の血が管から流れたようで(前夜のうちだと思います)、シーツの上には、スマホ程度の大きさの血液の跡がありました。すでに血は乾いていましたが、看護師さんから「月経でしたか?」と訊かれたほど

管の上はガーゼで押さえられていたはずですが、もれることもあるんですね。

幸い、この日は週一回のシーツの交換日だったため、午後にはキレイなシーツに交換してもらえました

 

 

午後、特にすることもないのでTVを観ていたら、ピンチヒッターの療法士さんがやってきました。

私の担当の療法士さんは、元気でかわいい若い女性なのですが、やってきた療法士さんは、淑やかなしっとり美人さん

コロナ時期の入院生活なので、私もマスクをして、リハビリを受けます。

ベッドの上で身体をほぐしてもらった後、「じゃあ、歩いてみましょうか?」

 

歩行器を使い、病棟フロアをグルリ一周 自分の足で歩きました。

手術翌日なのに、もう歩くリハビリが始まるんですね。

歩行器に寄りかかりながらですが、意外にも歩けて、びっくり!

 

リハビリ後、水分が取れているのと、ごはんが食べられていることから、右手の点滴が抜かれました。

これで両手が自由になりました

 

[手術翌日に外れたもの] 

・尿道カテーテル

・輸血の管

・点滴の管

 

[手術翌日にできたこと]

・車椅子でのトイレ(看護師さんの補助必須)

・つかまり立ち

・歩行器を使っての歩行

 

かなり色々なことができてる!

もちろん、個人差がありますので、これはあくまでも私の場合です。

 

(続く)

 

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ワイン愛飲家が選ぶ口コミNo.1スパークリングワインに「ロジャーグラート」!

2020-07-22 17:13:40 | ワイン&酒

マーケット調査会社の日本マーケティングリサーチ機構(東京都港区)が2020年5月に実施したインターネット調査で、スペインのカバの生産者「ロジャーグラート」が、

『ワイン愛飲家が選ぶ口コミNo.1スパークリングワイン』に選ばれた、というリリースが輸入元から届きました。

 

調査条件は、競合する主要12商品について検索エンジンGoogleによるブランドのイメージ調査だそうです(検索日時:2020年5月7日)。

12商品については明らかにされていませんが(この調査会社の他のリポートを見てもNo.1の結果しか公表していません)、

「スパークリングワイン」のブランドとして、「ワインが好き」というセグメントの人に最も名前が知られているのが「ロジャーグラート」ということでした。

 

「ロジャーグラート」は、スペインの長期熟成プレミアムカバの生産者として、日本市場でも長い間扱われてきました。

カバ(CAVA)は、瓶内二次発酵でつくられるスペインの発泡ワインです。

 

 

 

ロジャーグラートの名前を有名にしたのは、あるTV番組に違いないのですが、それを置いといても、魅力的なラインナップの数々が、ロジャーグラートのブランド価値を確固たるものにしてきたといえるでしょうか。

品質の良さはもちろんのこと、価格も魅力的なので、おうちで楽しむワインとしてもオススメです。

ネットでも探せると思います。

 

多彩なラインナップは過去のリポートでも紹介していますので、参考にしてください。

※下にURL貼りました

 

 

安定した高品質のカバを生み出す秘密は、同社の地下セラーにあります。

敷地内の地下30メートルに、全長1kmにもおよぶ100年以上前からのセラーがあり、一定の温度、湿度を保っています。

ロジャーグラートのカバは、ここで長い時間をかけて瓶内二次発酵、熟成が行なわれます。

この地下セラーこそ、ロジャーグラートの心臓部。

いつか見学してみたいものです。

 

[参考]

お手頃で優秀なCAVA「ロジャーグラート」新ラベルデザインで登場

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/d6aa78d6f497d2e4f783ff85b1752f97

 

ロジャーグラートから「コーラル ロゼ・ブリュット」が新登場! ←夏にもオススメ

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/8ef001d1d9d867dce20f711f57209008

 

※輸入元:三国ワイン株式会社

 

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土用の丑はうなぎ 今回は鹿児島産

2020-07-21 22:16:17 | おいしい食べもん

本日、7月21日は土用の丑の日

日本人なら誰もが知っている、「うなぎを食べる日」(笑)

 

今年は、新型コロナウイルスの影響もあり、お店で食べるよりも、店のテイクアウトやスーパーなどで買う人が大半のようです。

我が家も、「おうちでうなぎ」でした。

 

 

鹿児島産のうなぎを蒲焼きでいただきました。

 

 

うなぎ選びで妥協したくないのは、可能な限り日本産であること。

とってもお安い某国産のは、いくら安全と言われても、食指が動きません。

 

プレミアムヱビス

うなぎに負けない骨格とコクでした

 

土用の丑の日は1年に数回あり、この夏は、7月21日8月2日の2回です。

今日が一の丑の日、8月2日が二の丑の日ですね。

あ、食べはぐった!という方は、8月2日にどうぞ~

 

 

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【人工股関節置換】手術後に注意すべき「脱臼」のこと

2020-07-20 21:32:46 | 人工股関節

【人工股関節置換】とうとう手術です!  から続きます

 

手術を終えた夜は、ひんぱんに看護師さんが体温&血圧の測定にやってきました。

うとうとしていると起こされ、検温と血圧測定。

手術後に急変する人がいるからだと思います。

 

手術明けの翌朝早く、朝食前に医師の回診があり、手術した個所のガーゼ交換を行ない、切った場所から5cmほど上に挿入されていた血抜きの細い管を抜かれました。

ガーゼ交換後は、薄いオブラートのような透明テープが貼られました。

この段階では、傷口に関しては特になにもなしです。

 

 

 

前回のリポートに登場した私の両足の写真の奥に、「青いマット」があったと思います。

 

このマットは、昨夜一晩中、私の両足の間に置かれていました。

マットの役割は、手術した方の足が内側に曲がらないようにするため、です。

 

手術室から病室に戻ってきた後、看護師さんに注意されたのが、左足の膝が内側に入らないことでした。

手術した方の足が外側に開く、つまりガニ股、になるのはいいのですが、両足の膝をくっつけてペタンを座るような、いわゆる「女の子座り」、は絶対にしてはダメと言われました。

股関節がグルンと内側に回転することにより、「脱臼」する危険性があるからです。

 

今回の人工股関節置換手術では、すり減った股関節を切除し、人工股関節に置き換えました。

人工股関節のステムは大腿骨に刺さっている状態で、それがだんだんと周囲と馴染んで安定してきますが、手術直後は、股関節にとって無理な体勢を取ると、骨盤側と接触している人工関節が外れてしまうことがあります。それが脱臼です。

 

脱臼した場合、うめくほど痛みがあり、歩けなくなり、救急車を呼ぶしかないそうです。

処置としては、麻酔をして、脱臼をはめ込むことになります。

聞くだけでも大変そうなので、脱臼だけは避けねばなりません。

 

そこで登場するのが、青いマットです。

これを両膝の間に挟み込んでおけば、左膝が内側に入ることが避けられます。

しかし、このマットは重たいし、角があるし、けっこう扱いにくいんです。

そこで、朝、医師の回診時にマットのことを話すと、「使わなくていいですよ」と言われました。よかった~

 

 

その代わりに看護師さんが持ってきたのが、この長ーい抱き枕、クッション?

ビーズが入っているようで、クタクタです。

自分で使いやすい長さに調整し、足が楽な位置に置いて、両足を絡めて寝ていました。

昼間は折りたたんで背もたれクッションにしたり、色々と活躍してくれ、退院するまでずっと使っていました。

 

これ、家にもあれば、寝る時に役に立つと思いました。

が、これはさすがに長すぎるので、適当な長さの抱き枕をネットで探してみました。

でも、ネットでは、触った感じがよくわからないんですよね。

座布団でも代用できると看護師さんから聞いたので、ひとまず家にあるもので代用し、買い物に行けるようになったら気に入ったものを買おう、と思いました。

 

すでに抱き枕を持っている方は、それで充分だと思います。

私は抱き枕は持っていなかったのですが、家に予備のやわらかめ枕(約63×43cm)があったので、退院後はしばらくそれを使っていました。

今は、スリムな細長いクッションを使っています。

でも、長さがやや短め(約60cm)なので、今後いいものが見つかれば買いたいと思っています。

 

寝る時の姿勢ですが、以前は、右を向いて寝ることが楽で、よく右向きで寝ていました。

が、右を向くということは、左足が右足の上に乗るか、右足を越えてしまうこともあるわけです。

右足の上に揃えて乗せる場合は大丈夫ですが、左足が右足を越える姿勢は脱臼のリスクがありますので、右向きはNGです。(右側を手術した場合は左向きがNG)

膝でクッションを挟んでいれば、よほどのことがない限り右向きにはなりません。

左向きに寝るのはOKですが、左の腰の側面に手術の傷があり、傷を下にして寝るのは痛いので、今のところは仰向け一択です(笑)

 

 

椅子で足を組んで座ること、足を左に流して座ることはNG

床や畳で「あぐら」はOK

立っている時も、座っている時も、とにかく、左膝が外側に行くように意識

もちろん、意識は外側ですが、実際には「まっすぐ」になるように、です。

 

ということで、救急車を呼ぶことがないよう、脱臼には充分注意して過ごしてます。

 

(続く)

 

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【人工股関節置換】とうとう手術です!

2020-07-19 16:49:34 | 人工股関節

【人工股関節置換】いよいよ入院!手術へ  から続きます

 

入院から3日目、ようやく手術日を迎えました。(2020年6月実施)

前回の膝の半月板手術は入院の翌日に手術しましたが、今回は入院の翌々日です。

1週間の中で、担当医師による手術の曜日が決められていたからです。

 

前日に伝えられていた時間は昼の12時。

予定時間が近くなると、看護師さんが来て、不織布のシャワーキャップのようなものを被らされ、手術する反対側の足(右)に、加圧ソックスを履きました。

加圧ソックスは血栓を防ぐためのもので、過去の手術でも履かされていたので、お馴染みです。

ソックスにはサイズがあり、入院直後にふくらはぎの太さを計測されていたので、私に合うサイズのはずですが、かなりピッチリしています。このピッチリ感が重要なのだと思います。

 

移動前に、念のためにトイレへ。

すでにティージーパンツ(前回のリポート参照)を履いていたのと、すでに点滴につながれていたので、このパンツの上げ下ろしに苦労しました。

 

間もなく12時というところで、いよいよ手術室に移動です。

TVドラマだと、ベッドに乗せられて手術室へと移動しますが、現実は、徒歩での移動です(笑)

点滴のスタンドを持ち、看護師さんと一緒に手術室のあるフロアまで歩いて移動します。

歩けない人の場合は車椅子。

ベッドで移動するのは、車椅子にも乗れない場合だと思われます。

 

なお、通常は家族が手術室の前くらいまで一緒に行くことが多いですが、コロナの時期ということもあり、付き添いはNGでした。

私はもともと付き添いなしで、と申告していて、医師も、全然問題ないですよ、ということでしたので、ひとりで臨みました。

 

手術室のフロアに到着し、看護師さんと一緒に受付を済ませると、手術室担当の看護師さんに連れられ、麻酔のための手術室に入りました。

小ぶりなベッドがあり、ここで麻酔処置が行なわれます。

自分でベッドに乗り、麻酔医や看護師さんの指示に従い、身体を動かします。

手術する部位、内容の最終確認もしっかり行なわれ、「左股関節の人工関節置換です」と自分で伝えました。

間違いがあっては困りますからね。

 

まずは、大きなシートがかけられ、手術着を脱がされました。

ティージーパンツは履いたままです。

手術室は冷房が効いていてひんやりしていたので、足元にバスタオルをかけてもらえました。

 

その後、血圧計や心電図など、麻酔監視モニターが着けられました。

改めて体重も聞かれました。

 

いよいよ麻酔です。全身麻酔になります。

最初に、背中に麻酔の管を通しました。

横を向いた状態で背中に針が刺され、これはけっこう痛い!

ピッと刺してすぐ終わり、ではなく、刺した後の処置に意外に時間がかかっていたように思います。

ここから色々な薬が注入されましたが、冷たい液が入ってくるのがわかります。

「けっこう痛いですね」と麻酔医と会話しながら、背中側からの分は完了。

 

次にあおむけになり、今度こそ口からの麻酔です。

「医:30秒くらいでかかりますよ」「私:そうなんですか」と麻酔医と会話していたのは覚えていますが、次に声をかけられたときには手術は終わっていました。

 

目覚めたのは、手術室から病室へ移動するベッドの中でした。

病室の自分のベッドが手術室に運ばれ、術後はそのベッドに寝かされての移動です。

移動でグルグル回されたせいか、例のめまいが起き、強い吐き気が…

 

吐き気があまりにも酷いので、吐き気止めを点滴から入れてもらいました。

その際、声を出そうとすると、喉の奥がイガイガして違和感があり、声がかすれました。

麻酔のチューブを気管まで挿入したためだそうです。

手術の際に身体を動かすような場合、口元に当てるだけの麻酔では、外れてしまうからでしょうかね。

 

また、手術後の痛みを抑えるための薬は、早い段階でもらうようにしているのですが、今回は勝手が違いました。

「ボタンを押したら痛み止めが注入されます」と、ブザータイプのボタンを渡されました。

ほお~、今はこんなものがあるんですか。

うう、痛い、という時に、何度もカチカチ押しましたが、立て続けに何度押しても、決まった量しか注入されないようになっているみたいです。

 

そういうものがない場合、酷く痛む時は早め早めに言うことをオススメします

痛み止めの投与には、ある一定の時間の間隔が必要な場合もありますが、早めに投与してもらうと、その効果が切れた時の痛みはすでにピークが過ぎていることがあるからです。

痛みはガマンしない、これ大事です

 

手術が終わって病室に戻ってきたのが、16時過ぎくらいでしょうか。

担当医から、約1時間半の手術だったこと、出血量は非常に少なく、100mlほどと説明されました。

 

出血に関しては、この手術を受けるにあたって心配していたことのひとつでした。

が、少なかったと聞き、ほっとしました。

まあ、手術が終わって会話できている時点で、無事に終わったわけですが(笑)

 

事前に採取した800ml(400ml×2パック)の自己血は使われることがなかったので、手術室から自分の病室に戻って少し落ち着いた時点で、まず400mlが点滴で戻されました

最初から刺されている点滴とは反対側の手(左)の甲に新たな点滴針を刺され、自己血が戻されます。この時点で、左右の手に点滴針が刺さってます。

自己血が使われなかった場合は、他の人に使うことなく適切に処分される、ということでしたが、自分に戻ってくるんですね。

もう1パックの自己血(残り400ml)も、翌日、点滴で戻ってきました。

私が手術した病院では自分に戻されましたが、病院によっては別の処理がされる場合もあるかもしれません。

 

 

 

手術後、上半身は点滴でつながれていましたが、下半身は上の写真の状態でした。

写真は手術の翌朝に撮ったものです。

手術したのは左で、右足に履いているのは加圧ソックス。

両足とも、なんだかよくわからない装置に前日からつながれていて、夜通し、一定の間隔でポンプで両足に圧が加えられていました。

身動きできず、足も動かせない状態なので、血栓予防のための加圧だと思います。

 

なお、動けませんから、尿道カテーテルが入れられてます。

10年ほど前に全身麻酔で手術した時も、尿道カテーテルを経験していますが、けっこう痛かったので、ああ今回も…とヒヤヒヤしていましたが、なぜか今回はまったく違和感なし!つけ方が上手だったんでしょうか(笑)

尿道カテーテルは、車椅子でトイレに行けるようになると外してもらえます。

 

手術にあたってのもうひとつの心配、麻酔から目覚めない、というのも、今回もただの心配に終わり、ほっとしました。

麻酔から目覚めない例は、友人の知人がそうだった、という話を聞いたことがあるので、全身麻酔での手術を受ける時は心配になります。

ただ、そうしたことが起きる確率は非常に低く、多くの手術を手掛けているこの大病院のスキルを考えると、ほぼほぼ大丈夫だろうとは信じていました。

それでも、目覚めなかったら…という不安はゼロではありませんでした。

 

全身麻酔に関する合併症の危険度は、全身的な合併症(高血圧、肥満、糖尿病など)を持っている人ほどリスクが高くなるとのこと。

私の場合、それらはまったく問題なし。

「肥満」については、術後に開始されるリハビリにも大きく関わってくるので、ちょっと体重が重めという方は、入院するまでに体重を落としておく方がいいかもしれません。でも、無理なダイエットは禁物です。

 

麻酔に関することでもうひとつ注意すべき点は、麻酔が合わない体質の人がいることです。

麻酔により体温が異常に上昇し、全身の臓器障害(悪性高熱症)を起こす人が、2万人~6万人に一人の頻度で発生することがあります。

これは遺伝的なものらしく、入院時の説明の際に、家族や親戚にそういう状態になった人がいないかを聞かれました。

これまでに全身麻酔で手術を受けた経験があり、問題なかった人は、この心配はしなくて大丈夫だと思います。

私もこれまでに何度か全身麻酔の手術を受けて問題なかったので、悪性高熱症の心配はしませんでした。

 

それでも、術後は熱が多少なりとも上がります

病室に戻ってきた時点では平熱でしたが、夜になってどんどん上がっていきました。

でも、せいぜい38度台。熱はだんだん落ち着いていきます。

 

熱に伴い、喉が渇いてきました。

まだお水飲めないですよね?と看護師さんに相談すると、聴診器でお腹の音を聞き、まだダメですと言われました。

お腹が動いでこないと、口に入れられないそうです。

しばらくして次に訴えた時は、お腹が動くのが確認でき、夜、OKが出ました。

ただし、少しずつチビチビ飲むこと。

はあ~、生き返りました~

 

(続く)

 

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【人工股関節置換】いよいよ入院!手術へ

2020-07-18 18:19:07 | 人工股関節

【人工股関節置換】手術はいつするべき? 年齢/季節 から続きます

 

「自己血」の準備も順調に進み、「事前の歯科チェック」が済むと、いよいよ入院です。

 

 

今回の手術を受けた病院は、地元の大きな大学病院でした。

これまでにも何度か手術入院していますが、この大学病院での手術は初で、「自己血」も初めての体験でしたが、「入院前の歯科チェック」も初めてでした。

全身麻酔をかける時に喉にもチューブを通すそうで、その際に口腔内にぐらついている歯や詰め物があると危ないのだそうです。

また、虫歯や歯周病などがある場合、細菌が唾液に混ざって肺の方に入って肺炎を引き起こす危険性もあることから、大学病院内の歯科部門で、入院前のチェック(入院の1、2週間ほど前)が行なわれました。

この歯科チェックは、退院後(翌週)にもありました。

 

入院当日

午後からの入院でしたので、家で早めに昼食を済ませ、家の最寄のバス停からバスで病院に向かいます。

パジャマやタオルはすべてレンタルで、「下着とマスクだけ持参ください」と言われていたので、入院時の荷物はかなり少なく、機内持ち込み用サイズの小さいスーツケースとショルダーバッグのみ。

 

レンタル品は、歯磨きセットやお箸セット、マグカップ、ティッシュ、シャンプーやボディソープ、ボディタオル、靴下、院内シューズと、下着以外はフルカバー。

下着は、いつも旅行の際に予備で1、2個手持ちバッグに入れている使い捨てショーツ(ダイソーで5個100円)を20個ほど用意しました。

不織布パンツで、この値段ですから、こういう時こそ活用しないとね

 

病室は4人部屋で、当然、女性のみ。

前から入院している高齢の方と、同じタイミングで入院した40代女性、女子中学生がルームメイト。

窓側のベッドだったので、明るくて気持ちよかったです。

 

説明してくれた看護師さんは若い男性!

男性の看護師さんは、けっこういました。そういう時代なんですね。

また、大学病院の病棟ということもあり、春から入ったという新卒の新人さんも何人かいました。

 

説明が終わると、肺活量や骨密度などの検査のハシゴです。

入院前には、心電図やHIV検査なども終えていましたが、まだ受けていなかった残りの検査をこなしていくと、もう夕飯が配られる時間になっていました。

 

病院の消灯時間は早く(ここでは21時)、当然、なかなか眠れず… 

 

 

入院2日目

まだ手術は行なわれません。

明日の手術の準備ということで、昼間はリハビリ担当の療法士さんによる体力測定くらいしかありませんでした。

午後はシャワー浴で、スッキリ、さっぱり。

手術の足の左右に間違いがないよう、左のすねに「股」と油性マジックで書かれましたが、が、シャワー後に薄くなってしまったので、看護師さんに書き直してもらいました。

 

[手術前夜の夕飯]

ごはん 白身魚の甘酢あんかけ 里芋と大根と人参の煮物 たくわん 飲むヨーグルト

 

夕飯後に下剤を飲み、点滴用のラインを通しました。(針を通しただけ)

この時に、翌日の手術時刻を伝えられました。

昼12時です。

そのため、21時以降は飲み物以外は禁止で、飲み物も0時以降禁止です。

ですが、昼からの手術ということもあり、翌朝、貧血予防で飲んでいる鉄剤を少量の水で飲んでくださいと言われ、少しだけ潤いました。

 

点滴のラインは、いつもなら左腕ですが、左手は腱鞘炎のしびれがあるので、今回は右腕にしてもらいました。

右利きなのに右に点滴は邪魔なように思えますが、せいぜい2、3日ですし、家事をするわけでもないので、右でも全然問題ナシでした。

 

 

手術当日

朝7時、パジャマから手術着に着替え、いよいよ点滴開始。

少量の水で鉄剤を飲みました。

なお、前日飲んだ下剤のおかげで、浣腸しなくて済みました。

 

することもないので、自分のベッド内でTVを観ながら待機。

 

11時頃、看護師さんから、「ティージーパンツ」に履き替えるよう指示がありました。

ティージーパンツとは、手術や出産などの際に履く下着の一種で、両サイドがマジックテープになっています。

手術というと、布製の「T字帯」(ふんどしタイプ)を予想していましたが、今はこんなものがあるんですね。

 

ティージーパンツ (白十字)

 

病院の売店で販売しているといわれましたが、近所のドラッグストアでも探してみました。

が、何軒か探しても、どこも置いてなかったです。

特殊なものなので、ドラッグストアでは置いていないんでしょうかしらね。

ネットでも探してみましたが、価格は病院の売店とほぼ同じで、そこに送料が加わるので、最終的には病院の売店で購入しました。500円ほどでした。

 

ティージーパンツに履き替え、準備万端!(笑)

 

(続く)

 

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