ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

クロアチアのおすすめオレンジワイン

2021-11-30 22:35:58 | ワイン&酒

緊急事態宣言解除のおかげで、11月はさまざまな試飲会があり、色々参加してきました。

大きな試飲会だと気になるワインがたくさんあり、リポートがなかなか追いつきませんので、本日は、輸入元主催の試飲会で見つけた注目ワインを紹介したいと思います。

 

Ines u Bijelom 2010 Roxanich Winery (Croatia, Istria&Kvarner)

 

国はクロアチア。アドリア海に突き出しているイストリア半島のやや北部にあるRoxanichーロクサニッチ」がつくる、タイプとしてはオレンジワインです。

使用ブドウ品種は、ヴェルデュッツォ・フリウラーノ、ピノ・グリ、ピノ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング・イタリコ、グレッラ。

よくもまあ、これだけの品種を使っていますよね?

こうなると、混醸なのでは?とも思いますが。

 

果皮とのスキンコンタクト70日間、熟成は6年間。

ヴィンテージが2010年なのは、長期熟成をしているため。

この生産者は、6年熟成にこだわっているそうです。

 

さすがにオレンジ色がやや濃く、エキゾチックな香りも入り、ムンムンします。

味わいは滋味なうまみたっぷりで、飲んでいてほっと落ち着きます。

ボディは非常にリッチですが、ダラダラ飲んでいられそう。

 

 

ワイン名「Ines u Bijelom」は、「イネス ウ ビエロム」と読みます。

アルコール度数13.5%。

 

こだわりつくした感のあるオレンジワインですが、私のようなオレンジワインに熱烈じゃない人でも、ひとつの「ワイン」として、よくできている、おいしい、個人的に好きなタイプ、と思えました。

 

小売価格は3,990円(税別)

安いワインではありませんが、飲んでみると、高いとはまったく感じません。

この価格帯での名ばかりワインはけっこうありますから、むしろ、このワインはお買い得と思えます。

 

時間とともに、温度変化とともに味わいの変化が楽しめると思いますので、大人数でグラス1杯ずつ飲むのではなく、2,3人でゆっくり、じっくり飲みたいなと思いました。

年末年始にゆっくり飲むのもいいですね。

 

 

写真を撮り忘れましたが、ロクサニッチの赤ワイン「Superistrian 2012」も旨味系ワインで、特に酸のうまみを感じ、おいしいと思いました。

使用ブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、ボルゴ―ニャ。

ボルゴーニャ Borgonjaはブラウフレンキッシュのシノニム(同義語)。

カベルネとメルロだけならボルドー風になりそうですが、ボルゴーニャが加わることで、ジューシー感が出ているように思います。

この「スーパーイストリアン」もヴィンテージは2012年。これも6年熟成させています。

こちらは品種ごとに醸造しています。

小売価格4,995円(税別)

 

 

次も写真撮り忘れですが、同じクロアチア・イストリア地方の「ピクエントゥムーPiquentum」というワイナリーがマルヴァジア・イストリアーナ種からつくるオレンジワイン「Malvazija 2019」もおいしかったことを記しておきます。

小売価格3,075円(税別)

 

 

クロアチアのワインは、あまり小売店では見ないので、え?クロアチア?と、意外に思う方も多いかもしれませんね。

今回取り上げた2つのワイナリーはイストリア半島にあり、2ワイナリーの距離は車で20分ほどのようです。

地図で見ると、周囲にはワイナリーがいくつもありました。

クロアチアのイストリア地方は、コロナが明けたら、ぜひ周囲を含めて訪問してみたい、気になる産地です。

 

※輸入元:ヴァンドリーヴ

(輸入元のHPからワイン購入できます)

 

 

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ギリシャヨーグルトに柿をのせてみました

2021-11-29 23:00:14 | おいしい食べもん

取材で出かけたギリシャで出合ってファンになったのが、ギリシャヨーグルト

水分が少なく、ねっとり濃厚でクリーミーで、よくある普通のヨーグルトと同じ分類とは思えないほど。

日本でも買えますが、普通のヨーグルトよりもお値段が少し高いですよね。

それが、いつも行くスーパーでときどき安くなっていることに気付き、タイミングが合えば買うようになりました。

 

無糖ヨーグルトで、そのまま食べてもクリーミーでおいしいですが、せっかくなら何かをトッピングしたいところ。

ちょうど、カナダ産の大粒の冷凍ブルーベリーを冷凍庫にストックしていたので、このところはブルーベリーを解凍したものを載せていました。

が、とうとうブルーベリーもなくなり、さて、どうしましょ?と思いついたのが「柿」

 

我が家の庭の柿の話は書きましたが、今年はそのままでも食べられる柿が収穫できましたが、後半に収穫した柿には渋があり、そのままでは食べられませんでした。

そこで、焼酎で渋抜きをしたのですが、タイミングを少しずつずらして渋抜きした柿が、順次たべごろになってきました。

 

クリーミーなギリシャヨーグルトに柿をオン!

 

もっと柿をキレイにカットすればよかったのですが、あえて豪快に(笑)

渋抜きした柿の果肉はやわらかくて甘く、ギリシャヨーグルトと濃厚に絡み合い、最高においしい

 

ヨーグルトのトッピングは、ジャムやベリー類が多いかと思いますが、果肉がやわらかくなった「柿」もオススメですよ~

 

ブルーベリーは色の変化が楽しいですね

 

 

 

 

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今日のおやつは豆大福

2021-11-28 18:16:00 | 甘いもん

みなさん、「大福」って食べますか?

私は、しょっちゅうではないですが、月に1回くらいは食べます。

 

豆大福

 

11月は、これで3パックめの大福

暑い季節よりは、涼しい、寒い季節の方がよく買うかもしれません。

 

大福には、粒あん、こしあん、草大福、豆大福(赤えんどう/黒豆/ほか)のバリエーションがありますが、今回は「豆大福」の赤えんどうバージョン。

私は豆大福が好きですが、母は草大福が好きなので、取り混ぜて買うこともあります。

 

豆大福が好きなのは、豆の歯ごたえとほのかな塩気が、もち皮と中のあんこと絶妙なマリアージュを見せてくれるから(笑)

 

これを食べるために、ランチは軽めです、はい

 

 

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今年は柚子が豊作すぎる・・・

2021-11-27 22:54:48 | 雑記

以前にも書いたかもしれませんが、今年は我が家の庭の柚子の木が豊作すぎてどうしましょう…という状況です。

特に道路側にはみ出している部分がすごく、鈴なり状態。

 

 

今日は友人たちに会う用事があったので、事前に聞いたところ「2個くらい」と言われ、それじゃ焼け石に水なので、7個ずつ×3人に渡しましたが、それでもまだまだ上の写真の状態です。

 

料理の得意な友人からは「柚子胡椒を作っては?」と言われましたが、そんな手間のかかるものを私が作れそうにありません

 

ホワイトリカーに漬け込んで「柚子酒」にするにしても、消費しきれないので、これから会う人たちに配って行こうと思っています。

柚子なら、多めにあったとしても、お風呂に入れて柚子湯にしてもらえるので、来週からはせっせと配ります。

 

私に会いそうな予定の方、欲しい!と言っていただければ、何個でも持参しますので、お申しつけください(笑)

 

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忘年会に参加しますか?

2021-11-26 23:38:30 | ワイン&酒

新型コロナウイルスの新規感染者が激減している昨今、ようやく飲みに行ける!という状況になってきたでしょうか。

私も先日、ワイン仲間とのプチワイン会に参加しました。

 

 

例年、年末の忘年会的に開催していますが、今回は早めの忘年会という感じで。

飲み会といえど、基本はマスク着用。

 

 

料理も、いつもなら大皿から取り分けるスタイルですが、ランチボックス的に詰めた料理を個別に用意していただきました。

 

 

チーズもプレートから取り分けて、ではなく、カップスタイル。

これはこれでカワイく、いいアイディア

 

 

TVのニュース番組で、忘年会のアンケート調査結果をリポートしていましたが、「忘年会はやらなくていいと思う」という人の方が多数派だったとか。

飲み会にしても、「会社の後輩を飲みに誘いにくい」とか、「歓迎会がなかったけど、コロナだからしょうがないよね」という声も。

 

私も、今年に入っての飲み会は、先日のプチワイン会だけ。

近々、学生時代の友人と4人でランチ女子会の予定はありますが、飲み会ではなく、食事会で、それも1年ぶりの開催です。

 

コロナによる自粛期間が長かったので、自粛が明けても、わざわざ飲み会をしなくてもいいかな、という気持ちが潜在意識としてあるのかもしれません。

もちろん、個人差はあるので、年末年始は飲み会スケジュールギッシリ!という方もいるでしょうけれど。

 

コロナの新たな変異株情報も出てきたようですので、あらゆる場所で気を引き締めるのがよさそうです

 

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いまさらですが、蓋付きタンブラーの話

2021-11-25 23:11:41 | 雑記

蓋付きタンブラー、また流行ってますよね?

気付くの遅すぎでしょうか(笑)

 

スターバックスコーヒーが人気となった昔、マイタンブラーが流行りましたが、あれは何年前になるのでしょう。

マイタンブラーだとコーヒー代が少し安くなるので、タンブラー持参で節約!と、持っていた人も多かったのでは?

タンブラーは色々なデザインがあり、クリスマススペシャルバージョンなど、華やかでした。

それでも、私は持っていなかったのは、持ち歩くのが面倒だったからです(笑)

 

 

近年はマイタンブラー持参でスタバに行く人は少なくなったと思いますが、昨年くらいから、雑誌の付録、ムックの付録にタンブラーが付いているのをよく見ます。

タンブラー人気が復活?は、コロナによる自宅リモート勤務が契機?

マグカップだと冷めやすいですが、蓋付きタンブラーは冷めにくそうで、特に今のタンブラーは保温効果が高いように作られているみたいで。

 

 

私はこれまで1個も持っていませんでしたが、先週、たまたま家で1個発見しました。

ずいぶん前にノベルティかなにかでもらったもので、使わないのでしまい込んでいました。

これ、おそらく、スタバのマイタンブラーブームの時のものだと思います。

 

せっかくなので使い始めました。

紅茶を淹れると、熱々過ぎてすぐには飲めませんが、これはいい!

マグカップでは1時間後にはすっかり冷めますが、蓋付きタンブラーだと1時間後はまだまだ熱い状態が保たれています。

自宅リモートワークだと持ち歩かなくていいから、たしかに便利。

マグカップだと、手が滑って倒す場合もありますが、蓋付きタンブラーは、倒してもこぼれる危険性がゼロに近い点もいいですね。

 

発掘した上のタンブラーは特別な保温機能はなく、デザインも特に気に入っているわけではありませんが、せっかく発掘したので、ひとまずこれを使っていこうと思っています。

 

 

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買いました!新商品「ヱビス ホップテロワール」追加情報

2021-11-24 18:02:12 | ワイン&酒

ヱビスビールの新商品「ヱビス ホップテロワール」を飲んでみた で紹介しましたが、本日(11/24)発売ということで、お店で買ってきました。

その際に、価格もプレミアムなのね~、と思ったので、お知らせします。

 

ヱビスビールの価格は、たとえば、同じサッポロビールの「サッポロ黒ラベル」と比べるとやや高いですが、「ヱビス ホップテロワール」はさらにその上をいく価格でした!

オープン価格となっているので、通常のヱビス並みと思っていました。

が、私が行った店の棚で見たのは、350ml缶が248円(税抜)。

6缶パックを買う気でいましたが、6缶パックだと1400円台後半(税抜)で、税込みだと1,500円を超えます。

 

想像していたよりも高かったものの、年末年始に飲むご褒美用として、6缶パックを買いました

 

ヱビス ホップテロワール  350ml 6缶パック  オープン価格

 

缶パッケージも爽やかでしたが、包装パックのデザインも爽やか~

 

 

特設サイトから、ドイツ・バイエルンのホップ畑へジャンプできるみたいですね

 

 

数量限定品なので、購入するのを悩んでいるうちに完売してしまうのもイヤだったので、ひとまず確保できてよかった!

1,500円ほどのカジュアルワイン1本を買うことを思えば、「ヱビス ホップテロワール」6缶の方が満足度が高そうでしょ?(笑)

 

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今年最後の柿を収穫しました

2021-11-23 22:01:12 | おいしい食べもん

数日前、福島の叔母から宅配便が届きました。

その中に「柿」が入っていました。

叔母が友人からもらった柿で、「会津みしらず柿」

 

私が小学生から中学生くらいの頃は、祖父がよく木箱で会津みしらず柿を送ってくれました。

渋柿を焼酎で処理したものだったので、開封はXX月XX日以降、と書いてありました。

 

叔母が送ってくれた柿はそのまま食べられました。

 

手前が叔母が送ってくれた柿で、後方は我が家の柿。

 

我が家の柿は、今年はゴマが入ったので、そのまま食べられましたが、後半になるとゴマが消え、そのままでは渋くて食べられなくなりました。

1本の柿の木で、前半と後半でゴマの入り方が違うとは驚きです。

驚いても、そのままでは食べられないので、ヘタの部分を焼酎に浸してビニール袋に入れ、1週間ほど放置すると渋が抜け、甘くなりました。

 

渋柿を干し柿にする方法もありますが、干し柿にする作業が大変なので、今回は焼酎での渋抜きをすることにしました。

収穫した柿を一度に処理すると、食べごろが同時にやってくるので、数個ずつタイミングをずらして渋抜きしています。

 

柿の木にはあと10個ほど実が残っているので、これで最後と見上げたら、2個しか残っていないのはなぜ???

鳥にやられました!

 

昨日は雨でしたから、本日、最後の2個を収穫しました。

これも渋柿のはずなので、タイミングをずらして焼酎で渋抜きしようと思います。

 

いつもは渋柿ばかりの我が家の柿が、今年はなぜか甘くなってくれたので、柿の食べ放題がずっと続いていて、本当にラッキーでした。

渋抜きは今年初めてチャレンジし、意外にも簡単にできたので、今後の対策は万全です

 

 

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ヱビスビールの新商品「エビス ホップテロワール」を飲んでみた

2021-11-22 21:57:19 | ワイン&酒

ビール好きにとって、ちょっといい気分にさせてくれるヱビスビールから

新商品「ヱビス ホップテロワール」2021年11月24日(水)に数量限定発売されます。

 

ニュースリリースが届き、発売まで待ちきれないので、サンプル缶を送っていただいて試飲しました。

 

ヱビス ホップテロワール

 

いつものヱビスビールとデザインが違いますし、晩秋の季節の発売なのに、夏向け?という色彩の外見で、あれ?と思いました。

こんなクールなパッケージ、ヱビスにしては斬新!

 

 

グラスに注ぐと、爽やかでふわりとした香りが匂い立ちます。

バイエルン産アロマホップ100%使用ということなので、これがそのホップの香りでしょうか。

 

バイエルン地方はドイツ南部に位置し、ミュンヘンもバイエルン地方です。

ミュンヘンは、ビールの祭典オクトーバーフェストで有名ですね。

そのバイエルン地方のハラタウ地区(Hallertau)で栽培された正統派ホップ「ハラタウトラディション」を100%使用したのが、今回新発売となる「エビス ホップテロワール」。

穏やかな気候のハラタウ地区は、世界有数のホップ産地だそうです。

特定地方の特定ホップを100%使うことで、他にはない特徴のビールができた!というわけ。

 

 

飲んでみると、ふっくらジューシーで、繊細で軽やか。なのに、うまみがちゃんとあって、満足感があります。これはおいしい!香りも華やかで、とてもエレガント。

ホップテロワール、気に入りました。

店の棚にあったら、6缶パックで買いたい

 

 

ちょうど数日前にいつものヱビスビールを飲みましたが、いつものヱビスは骨格がカチッとした辛口で、心地よいビターな余韻が感じられ、安定のおいしさ。

「ヱビス ホップテロワール」はもう少しテクスチャーがソフトに感じます。

個性が違うので、飲み比べすると楽しいですね

 

 

アルコール度数5%

100mlあたりのカロリーは43kcalと、スペックはベーシック。

でも、香りと味わいはスペシャル 

 

これから年末年始の準備を考える方も多いと思います。

普段は新ジャンルを飲んでいる方も、特別な時には、こうしたちょっと贅沢なビールを楽しむのも気分が上がるのでは?

ちょっと贅沢といっても、350mlの6缶パックが、カジュアルなワイン1本と同程度の価格ですから、むしろ「ヱビス ホップテロワール」の方が満足度は高いかも?

 

気になるビールやお気に入りの新ジャンルを普段からストックしている身としては、数量限定のこれは買い逃し厳禁アイテムと認定(笑)

発売されたら、年末までに見つけて買おうと思います

 

 

ヱビス ホップテロワールの発売に先立ち、ヱビスブランドによるビール時間の楽しみ方を提案する活動の一環として、ヱビス初の完全書き下ろし小説「HOP TRAVEL ハラタウ-1000年の土地-」が公開されています。

 

 

渋谷のバーを訪れた女性にサーブされたお酒と、そこから生まれる対話を通してイギリス、ベルギー、ドイツと、世界中のビールとホップを巡る旅の果てにたどり着いた1000年の土地とは?ーというミステリアスな内容になっているようです。

筆者は、現役バーテンダー作家の林伸次さん。

林さんの小説は読んだことがありませんので、楽しみに読みたいと思います。

 

小説は、「ヱビス ホップテロワール特設サイト」、「Google Play ブックス」、「Apple Books」で、無料で読めます。

 

<11月10日~「HOP TRAVEL ハラタウ-1000年の土地-」電子書籍公開先>

・「ヱビス ホップテロワール」特設サイト

 https://www.sapporobeer.jp/yebisu/product/hopterroir/

 

・Apple Books:

http://books.apple.com/us/book/id1594157378

 

・Google Playブックス

https://play.google.com/store/books/details?id=QXhMEAAAQBAJ

 

※「ヱビス ホップテロワール」特設サイトでは、編集後記も読めます

※電子書籍は無料です

 

また、11月24日より、「ヱビスビール記念館」、全国の「YEBISU BAR」で、装丁版を数量限定で用意しているので、紙ベースでじっくり読みたい人は、早めに入手してください。

装丁版は、ヱビス ホップテロワールを注文した人に限られますので、ご注意を。

 

ヱビスビール記念館:https://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/

YEBISU BAR:https://www.ginzalion.jp/shop/brand/yebisubar/

 

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今日のおやつー檸檬ー福島スイーツ

2021-11-21 22:18:23 | 甘いもん

洗濯、風呂掃除、買い物、食事作り、繕いものetc...と、家事に追われてなかなか座れず、朝刊を読むのがだいたい夜、という日々が多い毎日…

今日は福島の叔母から宅配便が届き、リンゴ、柿、野菜…の中に、今年に入ってからの定番となった柏屋(福島県郡山市、薄皮饅頭の店です)の「檸檬」が入っていました。

 

 

「檸檬」を普通に読むと「れもん」ですが、この菓子の読み方は「れも」

レモン風味のベイクドチーズケーキです。

 

叔母がいつも送ってくれるお菓子は、以前は「武者煎餅」という小麦生地のピーナッツ入り菓子が定番でしたが、たまたま送ってくれた中に「檸檬」がありました。

 

檸檬(れも) 柏屋(福島県郡山市)

 

数年前に福島勤務の先輩からいただいたことがキッカケで好きになったお菓子なんです。

お礼の電話で叔母に「檸檬、とても気に入っているので嬉しい 」と伝えると、それ以来、よく送ってくれるようになりました

 

 

毎日、自分でハンドドリップしてコーヒーを淹れるのが私の日課。

家にいる時は、日に3回ドリップします。

この「檸檬」を食べる時は、必ずコーヒー。

やや濃いめに淹れるのが好きです。

 

元気が出るビタミンカラーのキレイなイエローのパッケージ 

 

週末とはいえ、平日以上に家事でせわしいのですが、おやつに「檸檬」をいただくと、ほんのひととき、せわしさから解放されます

 

 

 

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国際ソムリエコンクール欧州&アフリカ大会の優勝はイタリアのサルヴァトーレ選手

2021-11-20 18:38:38 | ワイン&酒

先日ご案内した、キプロス島で今週開催されていた「ASI Contest Best Sommelier Europe & Africa」ー国際ソムリエコンクール欧州&アフリカ大会の決勝が11月19日に行なわれました。

日本時間の21時から0時過ぎまでライブ配信されたので、長丁場でしたが、ずっとPC前で見守っていました。

 

セミファイナリストは10名。

パスしなかった選手が順不同でコールされ、残った3名がファイナルー決勝に進みました。

 

ファイナリスト 選手の左から

Nina Jensen, Denmark/ Suvad Zlatic, Austria/ Salvatore Castano, Italy

 

前回の世界最優秀コンクールで2位になったニナ・ジェンセンが進んだのは順当でしょうか。

 

くじ引きの結果、Salvatore → Nina → Suvad の順で審査が行なわれました。

 

審査結果を先にお知らせすると…

 

1位 Salvatore Castano, Italy

2位 Nina Jensen, Denmark

3位 Suvad Zlatic, Austria

 

3位から発表され、その後に1位が発表され、呼ばれなかったニナが2位。

私の予想通りの結果順位で、やはり、と思いました。

 

 

 

トップバッターで登場したイタリアのサルヴァトーレは、どの課題も控えめに卒なくこなしていました。

正直、ちょっと地味だなぁと感じたのですが、これくらい穏やかな方がいいのかもね、と思いながら、次のニナを迎えました。

 

 

ニナのサービスは2019年3月の世界大会で現場で見ましたが、その時よりも今回の方が息が上がっていました。ハッハッという息遣いが画面越しに聞こえ、キビキビと動いていますが、せわしない感じがあり、話す口調もとても早口。余裕がないように見え、見ている方が落ち着かなくなりました。

それゆえ、ニナを一通り見た限りでは、サルヴァトーレの方が良かったように思えました。

 

 

オーストリアのスワッドの印象はエネルギッシュで押し出しが強く、イタリアのサルヴァトーレと逆の雰囲気。

ちょっとしたミスからあせり始め、汗をかきっぱなしで、課題の間はずっと水をゴクゴクと飲んでいました。彼も余裕がなく、落ち着きがないように見え、ん?と思う答えもあり、ニナには一歩及ばないと思いました。

 

という見方をしたので、スワッド<ニナ<サルヴァトーレ かな?というのが私の予想。

予想通りでした。

 

 

課題の方を紹介すると、非常にスタンダートな内容でした。

 

最初は、3名テーブルへのアペリティフサービス

 

 

シャンパンカクテルで、というリクエストをよく聞くことが大事で、その後は、しっかりレシピ通り&時間内に作れるか、です。

 

 

次は、グラスに入った赤ワイン1つ(ブラインド)のコメントをフルで。

 

 

次は、6人テーブルでのワインサービス

注文した料理が決まっていて、それに合う赤ワインを提案し、デカンタ後にサービスする、という課題。

3選手とも同じワインTorres Mas la Plana(カベルネ・ソーヴィニヨン)を選びましたが、サービスの差がけっこう出ました。

レディーファーストのスキップなど、気になる点いろいろ。

 

次はまたブラインドテイスティングに戻り、5つのグラスワインが出てきました。

甘口タイプらしく、最も甘いものから最も辛口のものまで順番をつけ、もちろん、そのワインの素性もコメントする、という課題です。

 

その5つのワインそれぞれに合う料理をコース仕立てで考える、というのが次の課題。

この甘口ワインの2つの課題は難題だったように思います。

 

続いて、3つのグラスに入ったベバレッジのブラインドを90秒で

90秒というのが非常に短く、他のテイスティングは4分の時間を与えられていました。

どうやらリキュール類らしく、ニナはグラスに水を加えて白濁するかどうかを見ていました。

 

このブラインドの後に、MCから「タラゴナのシャルトリューズ」についての短い質問がありました。

ということは、シャルトリューズが入っている?

 

最後は、ワインリストの間違い探し

これはよく出る課題ですね。

 

 

わかりますか?

 

 

審査終了後、集計中に課題の解説がありました。

 

 

ブラインドの赤ワイン1つはイタリアのバローロ、ブドウ品種はネッビオロ(左端)。

6人テーブルのサービスに用意されたのが右4本の赤ワイン。

 

 

甘口5つのワインと、3つのベバレッジもオープンされました。

3つのベバレッジは、シャルトリューズのバリエーション!

シャルトリューズはフランスで修道士により誕生した薬草系のリキュールですが、政教分離で修道会を解散させられた修道士らが移った先がスペインのタラゴナ。

というわけで、シャルトリューズのジョーヌ(黄色)、ヴェール(緑)、タラゴナのバリエーションでした。難しい!

 

 

 

結果、イタリアのサルヴァトーレ・カスターノ選手が優勝しました。

彼は、ヨーロッパ&アフリカ大会のチャンピオンとして、2023年にパリで行なわれる世界最優秀ソムリエコンクールに参加します。

 

残るアメリカ大陸大会は、2022年2月にチリのコンセプションで、アジア&オセアニア大会は2022年秋に台湾で開催されます。

チリでの現地取材は無理ですが、来秋の台湾なら取材に行けそうでしょうか。

 

 

しかし、順位決定後の3選手の3ショットを見ても、サルヴァトーレ選手は一番影が薄いような?

 

 

セミファイナリストの集合写真を見ても、彼は最後列にひっそりといました。

このさりげなさが、サルヴァトーレ選手の、いい意味での持ち味かもしれません(笑)

 

2023年のパリ大会、期待しています

 

 

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ボジョレー・ヌーヴォーどれを選ぶか?

2021-11-19 17:36:27 | ワイン&酒

昨日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日でしたので、2021年の作柄情報などをお伝えしました。

4月の深刻な霜、低温続きの2カ月、7月の低温と雨と、気象条件には恵まれず、8月後半からの好天で盛り返したものの、実際に口にするまでは不安でした。

そこで、解禁日の昨日、届いたボジョレー・ヌーヴォーを開けて飲んでみました。

 

アルベール・ビショー ボジョレー・ヌーヴォー 2021

 

ブルゴーニュの名門「アルベール・ビショー社」のヌーヴォーです。

「明るい色調、美しいアロマの凝縮感が感じられ、ボージョレ・ヌーヴォーらしいスタイルでありながら、よりフレッシュさとエレガンスが増すワインに仕上がりました」ということですが…

 

口にすると、予想していたよりも色濃く、果実味がしっかりしていて、ヌーヴォーらしいイキイキとしたフレッシュ感とみずみずしさが心地よいワインでした。

難しい年でも、きっちり仕上げてくるのはさすがです。

 

 

生ハムをつまみに晩酌で楽しみました。

ボジョレー・ヌーヴォーを飲む時、生ハムやチーズを並べるだけでも、ウキウキします

※輸入元:メルシャン

 

 

さて、本日は、どのボジョレー・ヌーヴォーを選ぶか? という悩ましい話題もお届けしましょう。

 

どれがオススメですか?と訊かれますが、その人の好み、思い入れもありますからね。

 

1)予算優先?

2)生産者で選ぶ?

3)付加価値で選ぶ?

 

1)予算優先の場合、出来るだけ安く!1000円以内で、いくら高くてもOK!と、それぞれが求める価格ゾーンをまず決めるといいと思います。

以前は、最安値を競う時代もありましたが、今は違いますよね。

スーパーでは1000円以内のボジョレー・ヌーヴォーもありますので(ペットボトル入りが多いかも)、とりあえず飲んでみたい、何種類か飲みたいから安めで、という人は、低め価格のものから選んでいくといいでしょうか。

 

2)生産者で選ぶ場合、誰もが知るメジャー生産者が安心という人もいるでしょうし、この人と決めた生産者を毎年ずっと買い続ける人もいるでしょう。

私のオススメは後者。色々飲んで、気に入った生産者に出会えたら、毎年それを選ぶのは楽しいものです。

私の友人、知人関係ではそういう人が多いですし、輸入元に聞いても、生産者にファンが付いている、と言います。

 

有名どころは、ボジョレーの帝王といわれる「ジョルジュ・デュブッフ」

 

日本で輸入されているボジョレー・ヌーヴォーNO.1の量を誇っている生産者です。

ボジョレー・ヌーヴォー以外でも色々なワインが日本に輸入されていますので、ヌーヴォーを扱う店のほとんどで目にすると思います。

 

昨日出かけたスーパーで見たジョルジュ・デュブッフのヌーヴォーで驚いたのが「オレンジ・ヌーヴォー」なるワインがあったこと!

 

右が「ジョルジュ・デュブッフ オレンジ・ヌーヴォー2021」

 

南仏産ワインで、格付けは単にヴァン・ド・フランス。

使用ブドウは白ブドウのグルナッシュ・ブランとミュスカ。果皮や種子を果汁と共に発酵させているので、オレンジ色のワインになっています。

ボジョレー産ではないので、ボジョレー・ヌーヴォーではありませんが、変化球として楽しむのもアリかしら?

※輸入元:サントリー

 

 

オレンジワインは近年の流行からでしょうが、オレンジがあるなら「ピンク」もあります。

 

 

アルベール・ビショー社のヌーヴォーで、左がベーシックなヌーヴォー、

右のロゼ色のワインが「ボジョレー・ヌーヴォー Pink 2021」

ボジョレー産のガメイ100%で造られた、正真正銘のボジョレー・ヌーヴォーです。

このピンクヌーヴォーは色も味もキュートで、色々なフードに合わせやすいので、私のお気に入りのひとつです。

 

栓がスクリューキャップで、デザインもかわいいのがまたいいですよね

 

アルベール・ビショーのボジョレー・ヌーヴォー特設サイトでは、フランスからのリポート動画などが公開されていて、現地に行った気分にさせてくれるのでオススメです。

https://www.kirin.co.jp/alcohol/wine/nouveau/movie.html

 

3)付加価値、これは人によって違ってくるでしょうか。

上で紹介したオレンジ・ヌーヴォーやピンク・ヌーヴォーも特別なヌーヴォーですよね。

 

とにかく美しいラベル必須!という人もいるでしょう。

オーガニックやサステーナブルの認証を取得しているものがいいという人、

評価ポイントが高い生産者のワインがいい人、ストーリー性のあるワインがいい人、

ノンフィルターワインが好きな人、古木から造られたワインが気になる人、

気になるポイントが合うワインが見つかれば、それが相思相愛ワインかと(笑)

 

 

え?こんなこともしているの?! と驚いたのが、「ラブレ・ロワ社」のヌーヴォー。

驚いた理由は、フランスのラブレ・ロワ社と、日本の輸入元であるサッポロビールが共同ブレンドのボジョレー・ヌーヴォーをオンラインで造り上げたからです。

 

2社の共同ブレンドは2019年から行なっており、サッポロワインの醸造家が渡仏し、現地で共同で造り上げたコラボレーションヌーヴォーが2019年に発売されています。

しかし、2020年はコロナ禍ということで、コラボレーションヌーヴォーが製造できませんでした。

 

2021年は…と考えたのが、初のオンラインブレンドヌーヴォーでした。

畑やぶどうや発酵の状態により、香味が異なるロットのワイン(原酒)を混ぜ合わせ、より品質の高いワインやお客様に合わせたワインをつくることが目的です。

まず、発酵が終わったばかりのワインの原酒をフランスから日本に空輸します。

ブレンド当日、双方が事前にテイスティングし、原酒(複数)の特徴を掴むんだ後、双方からブレンド比率の提案を行ない、お互いに試し、最善のブレンド比率を探り合いました。

 

ラブレ・ロワ社の担当は、チーフワインメーカーのブリジット・プッツ氏(フランス)

 

サッポロワインからはグランポレールのワインメーカーを務める久野靖子氏(日本)

 

2021年10月18日に実施し、 所要時間約2時間をかけて、オンラインでブレンド比率を検討しました。

その結果できあがったのが、こちら。

 

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー2021 by ラブレ・ロワ&久野靖子

 

「渋味は柔らかく、フルーティさがあります。とてもエレガントなワインで、素晴らしい複雑性と将来性を感じさせる良い酸をあわせもっています」とブリジット氏。

 

「口中では様々な要素があり、密度の高いしっかりとした味わいを感じられます。焼鳥、チャーシューや北京ダック、スパイシーな料理におすすめ」と久野氏。

 

同じように二人がオンラインブレンドした白ワイン「マコン・ヴィラージュ・ヌーボー by ラブレ・ロワ&久野靖子」もあります。

どちらも興味惹かれます。

※輸入元:サッポロビール

 

 

フランスと日本をつないでのオンラインブレンドには驚きましたが、コロナのご時世ですから、色々なアイディアから生まれたボジョレー・ヌーヴォーが他にもあるかもしれませんね。

 

昨年に続き今年も、以前はあった試飲販売はほぼないようで、ワイン売り場で試飲して気に入ったものを買うということができないのが残念です。

でも、せっかくの新酒解禁ですから、気になる情報をチェックして、ぜひお気に入りのヌーヴォーを見つけてください

 

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ボジョレー・ヌーヴォー2021本日解禁!

2021-11-18 21:26:07 | ワイン&酒

本日、11月第3木曜日ー11月18日(木)は、ボジョレー・ヌーヴォー解禁日です。

 

解禁日の本日、近場のスーパーのワイン売り場に行ってみると、ボジョレー・ヌーヴォーコーナーがちゃんとありました。

 

 

ここのスーパーのラインナップは10アイテム少々でしょうか。

 

別の激安スーパーでは、ワインコーナーはあるものの、ボジョレー・ヌーヴォーの姿はゼロ。

航空便のボジョレー・ヌーヴォーは、航空運賃が加わって価格が割高になるので、激安スーパーでは今年は置かないと決めたのかもしれません。

昨年は置いていました。

 

 

 

さて、2021年のボジョレー・ヌーヴォーの出来はどうでしょうか?

 

まもなくボジョレー・ヌーヴォー2021解禁です で紹介しましたが、

2021年は悪天候の影響で難しい年となりました。

 

ボジョレーワイン委員会から2021年の収穫状況についてのリリースが届きましたので、詳しく&サクッと簡潔にお知らせします。

 

 

2021年は発芽までのコンディションは問題なく、1993年以降の平均より2日早いペースでした。

 

問題は、4月5日から8日にかけての霜でした。

後に、「歴史的な霜」と言われました。

 

2001年以降観測した中で最も「低温」となり、標準と比べて平均 2.1℃も低くなりました。

「雨が多く」(+6 ㎜)、なのに、「晴れも多い」(+60時間)という状況でした。

続く5月も寒冷で、降雨量もとても多い状態となりました。

4月、5月と寒冷な2カ月だったため、開花のスタートは例年よりも遅くなりました( 1993 年以降の平均よりも 7 日遅い)。

 

7 月は涼しく、日光が乏しくとても雨が多い状況となりました。

1964 年以降で2番目に降雨量が多い年だったそうです(最多は1977年7月)。

雨の多い夏は、ベト病などの病気の出現を助長します。

 

ここまで聞くと、ああ…、もう絶望的…と思われますが…

 

8 月後半は世界的に冷涼で乾燥し、8月12日以降は雨はほとんど降りませんでした。

ブドウの色づき始めは、1993 年以降の平均よりも7日遅い 8月5日(平均)でしたので、収穫が遅くなることが予測されました。

 

ボジョレーおよびボジョレー・ヴィラージュの赤、ロゼ用ブドウの収穫の公示は9月13日で、1993年以降の平均より10日遅くなりました。

 

ということで、2021 年は、気象条件、それに伴うブドウ畑の手当ての手間などから、手間のかかる難しい年だったといえます。

霜の害で収量も減少しました。

霜の害は、北から南までのテロワールの多様性によって区画ごとの不均一性をもたらし、霜害だけでなく、さまざまな災害に対する対応によっても差が生じ、収量が適正なものから非常に低いものまで見られたようです。

こうした収量の不均一性があったため、ブドウ生産者たちは適正な成熟状況を見極めなければならなかったようです。

 

 

悪天候に泣いた2021年ですが、ブドウの生育期後半の8 月後半から 9 月の好天のおかげで、収穫量が充分ではないものの、ブドウの品質を保つことができ、ボジョレー・ヌーヴォーとして詰められたワインは、アルコールやタンニンが控えめながら、口当たりがなめらかで、果実味のある、やさしい味わいが感じられるものになったそうです。

 

2021年は歴史的な悪天候によってブドウ畑での作業が増え、生産者たちは休むことなく対応に追われました。

収穫を無事に終え、仕込むことができ、新酒ワインーボジョレー・ヌーヴォーを瓶詰めできたことを一番喜んでいるのは、生産者たちに違いありません。

 

しかも、2021年は、昨年に引き続いてのコロナ禍での栽培、収穫、醸造でした。

ワインを造り、届けてくれた生産者に感謝です。

 

 

ペットボトルタイプで1,000円を切るボジョレー・ヌーヴォーもありました。

解禁日からの週末が、いちばんボジョレー・ヌーヴォーが揃い、買いやすいタイミングだと思いますので、飲みたい方は今週中に売り場へGO!

 

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国際ソムリエコンクール欧州&アフリカ大会開催中@キプロス

2021-11-17 15:37:07 | ワイン&酒

国際ソムリエ協会ーthe Association de la Sommellerie Internationale (ASI) が主催する国際コンクールのひとつ「ASI Contest Best Sommelier Europe & Africa」が、今週、キプロス第二の都市Limassol(リマソール/レメソス)で開催されています。

 

ASIが取材するソムリエコンクールの最大のものは、世界最優秀ソムリエコンクールで、次回は2023年のパリ大会が予定されています。

それに参加できるのが、ASI加盟国の代表選手、というわけで、日本からも1名が参加します(代表は現在のところ未定)。

個々の国から以外に、3つの大きなブロックの大会があり、その優勝者も世界大会に参加できます。

日本の場合はアジア・パシフィックエリアで、他に、ヨーロッパ&アフリカ、アメリカ大陸があります。

 

現在、キプロス島で行なわれているのは、ヨーロッパ&アフリカ大会です。

ASIからのニュースリリースで、コンクールの進捗が逐一送られてきます。

 

現在は、セミファイナリストが決定し、ファイナルに向けてのラウンドがはじまったところです。

 

Announcing the semi-finalists:

 

Suvad Zlatic, Austria

Jacub Pribyl, Czech Republic

Roman Sosnovskiy, Russia

Ketri Leis, Estonia

Maximillian Wilm, Germany

Salvatore Castano, Italy

Nina Jensen, Denmark

Eric Zwiebel, United Kingdom

Jo Wessel, South Africa

Réza Nahaboo, Switzerland

 

前回の世界大会で2位に入賞したデンマークのニナ・ジェンセン(前列メガネの女性)が有力かも?

 

 

大会日程は下記の通りで、決勝は現地時間11月19日(金)14時から。

日本とは7時間の時差がありますので、夜21時からですね。

ファイナルはライブ配信されますので、気になる方はぜひご覧ください。

 

Tuesday, November 16 – Quarterfinal Round

07:30 – 16:30 CET – Quarterfinal Round

19:00 CET – Announcement of Semi-Finalists / Live Via ASI Facebook Page

 

Wednesday, November 17 – Semi-final Round

08:00 – 13:00 CET – Semi-final Round

 

Friday, November 19 – Final Round

14:00-18:00 – Finals / Live Viewing of Final

https://www.asi.info/live-stream-finals-of-asi-contest-best-sommelier-of-europe-africa-2021/

 

 

ヨーロッパはまだコロナ感染が落ち着かない国が多々ありますが、各国代表を集めてのコンクールが行なわれています。

開催場所はキプロス島。

島という閉鎖された空間を舞台に選んだのは、ウイルス感染を配慮してでしょうか。

 

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まもなくボジョレー・ヌーヴォー2021解禁です

2021-11-16 23:23:52 | ワイン&酒

フランス・ブルゴーニュ地方ボジョレー地区の新酒ワイン「ボジョレー・ヌーヴォー」の解禁まで間もなくです。

 

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、11月第3木曜日ですから、今年は11月18日(木)となります。

 

100年に一度の出来!とか、史上最高の果実味!だとか、キャッチコピーが付きますが、今年はどうでしょうか?

 

今年のフランスのワイン産地は気象条件に恵まれなかったところが多く、霜害などにより収穫量が激減しています。

ボジョレー地区も春先の気候不順で、収穫量が少なくなっています。

また、昨年に続くコロナ禍での生育、収穫ということで、生産者は今年も色々な面で苦労を強いられたようです。

 

それでも、収穫期は好天に恵まれ、質的には良いブドウが収穫できたようですから、ボジョレー・ヌーヴォーの味は期待したいところですね。

明日にはボジョレー委員会からの報告も改めて聞けそうなので、また紹介したいと思います。

 

 

5月の段階でボジョレー委員会から発表された2021年のボジョレー・ヌーヴォー解禁ポスターデザインが上記ですが、シックでオシャレで、ここ最近の中では個人的に一番気に入っています。

百貨店のワイン売り場や小売店などで目にするかもしれませんね。

 

 

 

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