今週はオバマ大統領が来日しますね。あまり日々の生活には関係ないけど、東京に車で行くと渋滞するかもしれません。
さて柴又帝釈天にはご隠居は何回も行っているので太郎さんと花子さんに案内してもらいましょう。
「男はつらいよ」でもおなじみ柴又といえば京成電車
柴又駅は「関東の駅百選」にも入っています。
「あら太郎さん鞄なんか持ってどうしたの」
「それに黒くなっちゃって」
「もしもし花子さん僕はこっちにいますけど」
「あらいやだ、これは銅像ねばかに無口だと思った」
「私はいつも寡黙な青年です」
「どうでもいいけど春だとはいえ馬鹿に派手な格好できたわね」
「顔が地味にできているからセーターぐらい派手にしました」
「あらそうなの」
「さて参道に入ってきました。その辺で団子でも食らいましょうか」
「寅さんでも有名な高木屋さんです」
「甘さ控えめで太らなくていいわ 会社でもいろいろお土産もらって3時についついね」
「花子さんは職場の花というかお局様を十何年もやってるんですよね」
「失礼ねまだそんなに長くないわよ。私だってリケジョにでもなって社会に役に立ちたいと思ったこともあったのよ」
「花子さんは化粧が上手だからリケジョというよりバケジョだ」
「ばかやろ!どうせ笑点のネタでしょう」
「二天門の前に出てきました。笠智衆の御前様でも出てきそうですね」
「太郎さん見ているとタコ社長か門前を掃除している源公(佐藤蛾次郎)を思い出すわ」
「本殿に来ました。お参りしましょう」
「小銭じゃらじゃらだして何をお願いしているの」
「いやぁ10円だまがたくさんあったので100円入れました。ついでに1円もあったので消費税分8円入れました」
「そんなふざけたことしているとご利益無いと思うよ」
「山本亭に入ってみましょう。伝統的書院造で1階だけでも400㎡もあります」
「庭の手入れが大変そう。自分の家だったら経費かかって自己破産しそうだわ」
「花子さんは夢がないですねぇ。大金持ちになってこんな家に入ろうとか思いませんか」
「太郎さんとデートしているようじゃねぇ」
「さて寅さん記念館いやってきました」
「なんだか解説がなくなってきましたね」
「おしゃべりな私でも疲れましたよ。自分をみているようで」
「寅さんののんきそうなのがダブって見える」
「矢切の渡しにでてきました。早速乗ってみましょう。いつだったか前に来たときは100円だったのにいつの間にか200円になっている。関係当局に運賃改定の申請しているんですかねぇ」
「難しいことは言わないで乗りましょう」
「花子さん、タイタニック号の映画みたいに舳先に立って手なんか広げないで下さいよ。転覆するといやだから」
「いちいちうるさいわねぇ。周りの人が笑っているじゃない」
「江戸川や 花子とびこむ 水の音 芭蕉の俳句にありましたよね」
「冷たいから飛び込まないわよ。 はげ蛙 まけるな太郎 これにあり一茶の句になかったっけ」
「鋭く切り返しますね。花子さんの頭は単なる帽子乗せる台かと思いましたが脳みそが一杯詰まっているんですね」
「少し怒った?」
「怒りませんよ。ただ夕食にスシローの回転ずしでもご馳走しようと思いましたが割り勘にしようかなと考えました」
「小さい男ね」
「矢切側の観光案内所に着きました。花子さんあの看板につら出してみて。写真撮りましょう」
「いやよ。太郎さんのインチキブログにでも出されたら恥かくわ」
「西蓮寺境内の「野菊の墓の碑」にきました。伊藤左千夫の本は読んでいないので政夫と民の結末はどうなったのでしょうか」
「松田聖子さんお映画も観ていないわ」
「結果はともかく僕と花子さんも将来結ばれるといいですね」
「思ってもいないくせに!! おまえのことはおみとおしだ」
「つまらない顔してなに仲間由紀恵さんみたいなこと言ってるの」
「・・・・・・・・・・・・」
end
さらに歩くと
柳原水閘(すいこう)
日露戦争の頃できたれんが造の美しい樋門(河川から農業用水など取水するための堰)です。
現在は役目を終えて松戸市の指定文化財になっています。
新しい水閘
ゆうゆうたる江戸川の流れ
旅の終わりは里見公園の美しい花が迎えてくれました。
自然が豊かの素晴らしい公園です。