久しぶりに海外旅行に出かけました。と言っても伊豆大島です。
恒例椿祭りの真っ最中です。一度この時期上陸してみたいと思っていたのですがこの歳になって初めての伊豆大島です。
芝浦桟橋8時10分発久里浜経由 東海汽船高速ジェット船セブンアイランド虹に乗船しました。
最高時速80km、伊豆大島まで105分で行ってしまいます。
ただ、大海原を航海するためそんなに早く感じません。
8時発館山経由高速ジェット船「 愛」
東京湾に入ってきた巨大LNG船 世界から日本にエネルギーを運んでいるんですね。
船内
速度が早いので時間的には節約になりますが船内から一歩も外に出られないのはちょっと淋しい感じ。船旅というより飛行機みたいです。
季節の良い夏だったら甲板に出て潮風など浴びながら船旅をしたいです。目的地の島影が見えてくると連絡船が汽笛を鳴らしながら桟橋に近づきます。
青空に向かってロープが投げられて桟橋の係員に届き係留ブイにしっかりと繋がれます。ガラガラとものすごい音で錨が海に落とされる。カモメが目の前を飛び回る。
高いデッキからつら出して見ていると桟橋には出迎えの人、荷物を受け取りに来た軽トラック、これから乗船しようとする人達など見ていると楽しい。夏の旅の醍醐味です。
そんなこと考えていたらあっという間に高速ジェット船「虹」は大島岡田港に接岸しました。
大型連絡船比べるとやることが早い。でもおもちゃみたいな感じもします。
初めての大島で交通事情も分からないので定期観光バスを予約しておきました。
知らない土地に旅行に行ってもまず定期観光バスなどには乗らないのですが何十年ぶりかで乗ってみました。
「あんこさんと巡る椿の名所」と言う通り可愛いあんこさんのバスガイドが案内してくれました。
なお「あんこ」は姉っこが変化したものでみんなが若い独身女性ということではないようです。
つい都はるみさんのあんこ椿は恋の花を思い出してしまいます。
最初は東京都立大島公園に着きました。
そう都立です。都道もありました。大島観光のバスも品川ナンバーです。
海のふるさと村の中にあります。
公園内には園芸品種3700本、ヤブツバキ(自生種)約5000本を有する日本最大規模です。
椿の温室
ツバキの名前は「厚葉木(あつばぎ)」がなまってつけられたそうで厚みがあり、表面がテカテカ光っています。
日本に原生するのはヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカ、ヒメサザンカの4種が母体となって2000ほどの園芸品種がつくられています。
ヤブツバキは世界のツバキ属のなかでも最北端に自生し、耐寒性に優れ、葉も花も美しく育てやすいそうです。
江戸時代に入り公家、将軍、大名がこぞって椿を愛好して品種改良して「江戸椿」と呼ばれるようになったそうですよ
江戸時代は平和で生活が豊かになったからか朝顔・椿を始めとしていろんな花が改良されたようです。
椿資料館に行ってみました。
椿の美(百椿図、着物、染物、茶の湯)
椿の切り花
観光バスが次々と到着してアトラクションが始まりました。
「大島民謡」などの郷土芸能 ちょっとしょぼい感じがしました。
ご隠居の横で見ていたシニアの男性が「ちょっと期待外れだなあ」とぼそっと言っていました。
なにが期待外れだったのかな?